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[TGS 2010]「PROJECT DARK」「ACE COMBAT ASSAULT HORIZON」など,新作情報目白押しのSCEプレスイベント。2時間にわたるイベント詳報をお届け
PlayStationプラットフォームに参加している各メーカーが,入れ替わり立ち替わり新情報を発表した同イベントだが,まずはSCEの発表から。
冒頭で,この年末に向け「Move」と「3D」(立体視)を軸に,プロモーションを行っていくと述べたSCEJ社長 河野弘氏は,まず「PlayStation MOVEモーションコントローラ」本体と,Move対応ソフト「Beat sketch!」がセットになった「Moveスターターパック」の発売を発表した。発売日は「PlayStation MOVEモーションコントローラ」と同日の10月21日で,価格は5980円(税込)だ。
また「あそ棒。MOVE」というキャッチコピーも併せて発表し,Moveへの力の入れ具合を強くアピールした。
次に,もう一つの軸である3D(立体視)については,あくまで3Dを牽引していくのは「ゲーム」であるとしながらも,2011年より続々と登場するであろう,3D映画のパッケージソフトへの対応を促すため,これまで10月末を予定していた,PlayStation 3のBlu-ray 3D再生対応を1か月前倒しする方針を明らかにした。同機能はシステムアップデート3.50より提供され,これにより国内に500万台のBlu-ray 3Dプレイヤーが誕生することになるという。
発表を行ったのは,フロムソフトウェア ディレクターの宮崎英高氏。同作は「Demon's Souls」のスタッフが,1年以上コツコツ作ってきたというタイトルで,直系の続編ではないものの,その魂を引き継いだ作品になっているという。
魂がどのあたりに引き継がれているかといえば,例えば“ダークファンタジー”への思い入れや,ネットワークについての考えかた,そして難度などだ。「ゲームらしいゲームが好きな皆様を,容赦なく殺しにいく」という,ファンにはゾクゾクくるであろう発言で,短い発表は締めくくられた。ちなみにその後は,短いながら同作のムービーが公開された。「デモンズソウル2」でないことに不安を抱いている人は安心してほしい。ムービーを観る限り,きっと期待どおり,いや期待以上のものになるはずだ。
上映されたムービーは,多彩なカメラワークによるド派手な空戦シーンを描いたもので,一見ゲームではなく映画のように思えるものの,すべてプレイシーンで構成されているとのこと。どちらかというとストイックだったエースコンバットシリーズが,派手に生まれ変わるということで,こちらも期待の高まるタイトルといえるだろう。
なお,発売日や価格については現時点で未定だが,氏は来年中に発売したいと語っていた。
また新情報として,初回限定版の内容についても公開。収録楽曲20曲のサウンドトラックCDと,80ページの設定資料画集,ゲームアーカイブズより「月下の夜想曲」をダウンロードできるチケットが同梱となり,価格は9980円(通常版:7980円,いずれも税込)の予定だ。
PS2からPS3への移植となる両作では,HD化によるグラフィックスの向上はもちろん,立体視にも対応しており,より奥行きのあるゲームとして楽しめるという。氏の発言によれば,どちらももともと立体視に適したゲームデザインであるといい,PS3版への自信をあらわにしていた。
また現在制作中の新作「人喰いの大鷲トリコ」については,最新ムービーが公開され,スクリーンには「Coming Holiday 2011」と表示され,発売に一歩前進を見せた。……Holidayとは果たして春なのか,それとも夏なのか。続報を楽しみにしておこう。
といっても,こちらは本当にロゴだけの発表で,現時点では一切の情報が不明となっている。詳しくは,来月10月26日に発表の場が設けられるとのこと。というわけで,無双ファンの読者は発表までの1か月を悶々と過ごすことになりそうだが,久々のナンバリング最新作ということで,否応なしに期待が高まる。10月26日の発表が実に楽しみだ。
スクウェア・エニックス 橋本真司氏。「The 3rd birthday」「KINGDOM HEARTS Birth by Sleep FINAL MIX」「 DISIDIA 012 FINALFANTASY」は,それぞれプロダクトコードによる連動要素があるそうだ |
レベルファイブ社長 日野晃博氏は,PS3版「二ノ国」と「ダンボール戦記」を紹介。ダンボール戦記は,イナズマイレブンで蓄積されたメディアミックスのノウハウへ,さらにプラモデルをプラス。アニメの1〜2話に,日野氏自身がシナリオを書くほど力を入れているそうだ |
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新作「龍が如く OF THE END」について語った名越稔洋氏。どんなに世界がぶっ飛んでいても,「龍が如く」シリーズである以上,根っこは人間ドラマなのだという |
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