プレイレポート
「ArcheAge」の新装備「古代装備」のドロップ率はどれくらい? モンスター3000体を狩りまくって調べてみた
実装時点での強さは,覚醒までいっても「黒曜石装備」シリーズの3段階ほどで,4段階やイフニール装備には届かない程度。新装備とは言え,やや物足りない気もする。ただ,黒曜石装備はさらに上を目指そうと思うと,とにかく素材集めが大変でハードルが高い。
しかも黒曜石装備は,強化に失敗すれば,破壊(アイテム消失)の可能性という恐ろしいペナルティも存在するため,それこそ武器や各防具パーツの“最高”を目指すとなると,並大抵の努力ではたどり着けない世界だ。そんなこともあり,装備の強化を途中で止めたり,ほかの装備シリーズで妥協しているプレイヤーも少なくないのではないだろうか。
一方,古代装備も覚醒時に失敗する可能性はあるが,そのときに発生する“損傷状態”をアイテムで回復すれば,その装備品で再び覚醒に挑戦でき,加えて覚醒の失敗ごとに成功確率が上昇していくという特徴を持っている。要は,“頑張ればいずれは最大まで育成できる”シリーズと言えるわけだ。
そしてもう1つ注目したいのは,公式サイトの説明で「10月10日のアップデートでは、『2段階目まで』の覚醒が実装されております」となっている点だ。今は最高レベルに届かなくとも……と将来に期待したくなる。
そうでなくても,入手方法がモンスターから直接ドロップということで――目当てのパーツがすぐに手に入るかどうかは運次第だが――入手のハードル自体は割と低いと言える。より高性能な装備へのつなぎ,もしくは“今後の覚醒”のために,もしかすると入手しておいても損はないシリーズなのではないだろうかと思うのだ。
「ArcheAge」公式サイト「古の覚醒」アップデートFAQ
では,実際のところ,どれくらいのペースで古代装備は入手できるのだろう。目安として3000体のモンスターを狩り,ドロップ率を検証してみることにした。
ただ,古代装備をドロップするモンスターが出現するのは“旧大陸”である。プレイヤーキャラがレベル50くらいでないと厳しい場所であり,いきなり「検証してみましょうか」(担当編集)と言われて,すぐにできるものではない。そこで,かつて“武士になること”を目指し,この世界を旅したヌイアンの“リヒャルト”が再び活躍する日が来たのだ!
「古の覚醒(めざめ)」特設サイト
ターゲットは旧大陸にいる「キルバチャ教団」
目的のモンスターは,旧大陸の「スパーキングビーチ」と「黄金の廃墟」で出現するようになった「キルバチャ教団」の「惑わされた必滅者」。ワープゲートを通って旧大陸のスパーキングビーチに到着すると,すぐに惑わされた必滅者が発見できた。しかも大量だ。
モンスターの名前を見てみると,「惑わされた必滅者」の後ろに「兵士」や「援護兵」などいくつかの種類がある。レベルは52〜53と,自身(レベル50)より高いのは不安だが,とりあえず戦ってみることにした。
レベル50だと歩兵,兵士,槍兵,弓兵はなんとかなるが,援護兵と指揮官は厳しい。少なくとも筆者は現時点で勝てる気がしないので,手を出さないことにした。
モンスターの強さは把握できたが,スパーキングビーチでは惑わされた必滅者とこれまでのモンスターが出現するエリアが被っていて,狩り場のモンスター密度が高い。惑わされた必滅者と戦っているときに乱入されたくないので,もう1つの出現エリアである黄金の廃墟に行ってみた。こちらは広いエリアに惑わされた必滅者が点在していて,安全に狩れそうだ。
倒しに倒した3000体。ドロップ率は1〜2%?
活動拠点を黄金の廃墟に移して,いよいよ惑わされた必滅者狩りを始めることにした。ただ,その前に拠点にいるヒラマ族と話してクエストを受けておこう。
レベルと装備性能が低いため安全第一で狩っていたところ,1時間ほどで古代装備が初ドロップした。数にして45体めだったのだが,手に入れたのは「未鑑定の微かな古代の革防具」で等級は高級。鑑定すれば7部位のうちいずれかの革防具が手に入るわけだ。ただ,鑑定には労働力が60も必要なのが痛いところ。初めてなので少し緊張気味に鑑定したところ,「微かな古代のレザーハット」が手に入った。
プレート装備ではないのが残念だが,装備が手に入ると俄然やる気が出てくる。その後も94体めに「未鑑定の微かな古代の片手武器(微かな古代の盾)」,122体めで再び「未鑑定の微かな古代の革防具(微かな古代のレザーブーツ)」がドロップした。アップデートの紹介では「低確率でドロップ」とあったが,意外とペースは悪くない。レベルがカンスト(55)に近ければ,もっと楽に入手できただろう。
その後,拾った古代装備で装備を充実させたり,10月31日まで開催中の「ダルの特別任務」イベントで集めた「相続者の証」と武器を交換したり,何度かPKされたりしながら,惑わされた必滅者を狩り続けた。
そうして,惑わされた必滅者3000体斬りを達成したところで,今回の検証を終了した。
というわけで,3000体を倒して得た古代装備は49個となった。つまり約1.6%の確率で入手できたわけだ。体感的には「100体を倒して1つドロップするかな」という感じだったので,それほどかけ離れた数字ではないだろう。せっかくなので,記録も見てもらおう。
必滅者のタイプ | 撃破数 | 古代装備ドロップ数 |
歩兵 | 895体 | 7個 |
兵士 | 701体 | 10個 |
弓兵 | 736体 | 15個 |
槍兵 | 611体 | 17個 |
援護兵 | 56体 | 0個 |
指揮官 | 1体 | 0個 |
古代装備総数:49個
●キルバチャ教団 惑わされた必滅者 歩兵
ドロップした古代装備 | ドロップ数 |
片手武器 | 1 |
両手武器 | 1 |
楽器 | 0 |
プレート防具 | 1 |
革防具 | 2 |
布防具 | 2 |
●キルバチャ教団 惑わされた必滅者 兵士
ドロップした古代装備 | ドロップ数 |
片手武器 | 2 |
両手武器 | 2 |
楽器 | 0 |
プレート防具 | 0 |
革防具 | 3 |
布防具 | 3 |
●キルバチャ教団 惑わされた必滅者 弓兵
ドロップした古代装備 | ドロップ数 |
片手武器 | 3 |
両手武器 | 4 |
楽器 | 1 |
プレート防具 | 2 |
革防具 | 0 |
布防具 | 5 |
●キルバチャ教団 惑わされた必滅者 槍兵
ドロップした古代装備 | ドロップ数 |
片手武器 | 8 |
両手武器 | 0 |
楽器 | 1 |
プレート防具 | 3 |
革防具 | 3 |
布防具 | 2 |
※援護兵と指揮官は古代装備をドロップしなかったので割愛
さて,49個もドロップすれば,装備一式が揃った……と思う人もいるだろうが,現実は甘くなかった。防具はプレートや革,布,それぞれに7種類。片手武器は弓と盾を含めて9種類,楽器は2種類,両手武器は6種類のなかからランダムで1つが得られる。種類が多いだけに,武器や楽器はともかく,防具を同じ素材で一式揃えるには,かなりの強運を要するのだ。しかも装備がダブることもあるので……一式揃うのはいつになるやら,である。
また,同じ装備品でも鑑定の際に基本ステータスアップが1種,追加オプションが2種,ランダムで付与される。「これだ!」というオプションを揃えようと思うと大変なことになりそうだ。
とは言え,冒頭でも紹介したように,ダブった装備品は古代装備の成長に使えるので,無駄にはならない。
というわけで今回の企画の目的を達したのだが,古代装備の強化について紹介しておこう。古代装備の強化には,余った古代装備を合成するほかに「古代の強化剤」が利用できる。これは,旧大陸のリードランド,サンステップ,アビスゲートにいるキルバチャ教団を倒すとドロップするというものだ。
試しにリードランドに行ってみると「キルバチャ教団 魅了された必滅者兵士」といった,黄金の廃墟などにいた「惑わされし必滅者」とは異なる名前のモンスターがいた。レベルも54〜55と高い。それぐらいなら……と戦ってみると,同じ兵士でも使うスキルは違うし,攻撃力は高いしと散々な目に。これまでと同じ感覚でいると死にかねない。
魅了された必滅者を100体ほど倒して入手できた強化剤は2個。母数が少ないので断言はできないが,おそらく古代装備のドロップと同程度の確率ではないだろうか。なお,魅了された必滅者は古代装備をドロップしないらしい。また,ここでは「覚醒」に必要な「覚醒の書」もドロップするらしいが,残念ながら手に入らなかった。もしかすると,強化剤よりもドロップ率が低いのかもしれない。
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