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120種類の職業から何を選べばいいの? オープンサービスが始まった「ArcheAge」の新規プレイヤー向け戦闘&育成ガイドをお届けしよう
さて,これまで4Gamerでは,そんなArcheAgeにおけるプレイスタイルの幅広さをさまざまな形で紹介してきたが,今回は初心に返り,新規プレイヤーに向けた育成ガイドをお届けしたい。バトルシステムの解説を始め,職業が決まる仕組みや適性の選び方などをまとめてみたので,ぜひ参考にしてArcheAgeの世界へ第一歩を踏み出してみてほしい。
「ArcheAge」公式サイト
三つの適性の組み合わせパターンで職業が決まる
種族の選択で所属勢力が決定――選択は慎重に
まずはキャラクター作成だが,プレイアブルな種族として,現在は「ヌイアン」「エルフ」「ハリハラン」「フェレ」の4種類が用意されている。見た目の好みなどで決めてしまって構わないが,この世界では西の“ヌイア大陸”と,東の“ハリハラ大陸”が対立している点に注意が必要だ。
ヌイア大陸はヌイアンとエルフ,ハリハラ大陸はハリハランとフェレの本拠地となっており,違う大陸の種族同士はパーティが組めないどころか,ゲーム上で会話すら基本的には不可能という徹底ぶりなのだ。もし知人と一緒にプレイする際は,サーバーだけでなく,大陸も合わせるのを忘れずに。
ArcheAgeにおけるマイキャラクターの成長システムの要と言えるのは,全部で10種類が用意された能力ジャンルの「適性」と,それらを三つ選んだ組み合わせパターンで決まる「職業」だ。適性はキャラクター作成時に,6種類から一つを選択し,以降はレベルが5と10になったタイミングで,一つずつ新たに選択できるようになる(選択は任意。迷ったら放置しても問題ない)。本作では,その組み合わせによって全部で120種類の職業に就けるという仕組みだ。一般的なMMORPGにおける職業(クラス)と比べると,あまりの数に圧倒されてしまうかもしれない。
が,実際のところは,職業によってキャラクターの特徴が決まるわけではない。職業は,あくまで選択した適性によって決まる名称であり,キャラクターの特徴は,選択した適性によって決まるのだ。
一つの適性には,さまざまなスキルが用意されており,レベルアップで得られるスキルポイントを割り振ることで,それらを取得していく。得られるスキルポイントは有限であり,選んだ三つの適性すべてのスキルに振ることはできない。もちろん,ポイントの範囲で,三つの適性からいろいろ取っていくことはできるのだが,序盤だと器用貧乏なキャラクターになってしまう可能性も高い。スキルの特徴が理解できるまでは1種類,または2種類の適性からスキルを取得していくと,「ブレない」キャラクター育成が行いやすいだろう。
それでは,どの適性に注力するべきなのか? だが,ArcheAgeの初心者に対しては,キャラクター作成時に選べる「6種類」から選ぶことをオススメしたい。
これら6種類の適性は,MMORPGにおける定番の戦闘スタイルが一通り揃っており,逆に残りの4種類は少々ヒネったものが多いのだ。適性の選び直しは行えるが(詳しくは後述),最初の適性選びは自分好みの戦い方にあったものを選ぼう。各適性のジャンルをざっくり紹介すると,以下のような感じになる。系統のあとに記載しているのは,それに近い一般的なクラス名称だ。
・「格闘」= 近接攻撃系(アタッカー)
・「野性」= 遠距離攻撃系(レンジャー/アーチャー)
・「魔法」= 魔法攻撃系(キャスター)
・「愛」 = 回復魔法系(ヒーラー)
・「死」 = 弱体・状態異常系(デバファー)
・「使命」= 暗殺系(アサシン/スカウト)
なお,4Gamerで公開しているサテライトサイトに,どの適性を選択すると,どんな職業名になるのかがチェックできる,簡単な職業シミュレーターを設置しているので試してほしい。ほしいスキルから適性を選ぶのもいいが,なりたい職業があるなら,そこから適性を決めるというのも,遊び方の一つかもしれない。
王道的なバトルシステム
自分一人で繰り出せる“連携”を意識しよう
近年のMMORPGは,戦闘中のアクション要素を重視したタイトルが増えているが,ArcheAgeはどちらかというと,昔ながらのMMORPGで馴染み深いバトルとなっている。
戦闘方式は「ターゲット式」だ。ノンターゲティングでの派手なバトルを好むプレイヤーもいると思うが,長時間プレイを続けると疲れてしまうものだ。また,ハウジングや貿易などに興味を引かれて始めたライトなプレイヤーでも,ターゲット式であれば,戸惑わずに遊べるだろう。
さて,その戦闘だがMMORPGの基本どおり,取得したアクティブスキルを一つ一つ発動させながら戦うというものになる。その中で,本作の戦闘システムにおける特徴となっているのが,「連携」システムだ。
連携とは,特定条件下でアクティブスキルを繰り出すことで生じる,特別な効果のことだ。ArcheAgeのほとんどのアクティブスキルには,発動させることで発生する追加効果が用意されている。例えば,「恐怖」や「気絶」「転倒」などだ。こうした追加効果が発生した対象に対して,連携効果を持つアクティブスキルを発動することで,攻撃力や効果にボーナスが付くという仕組みとなっている。もちろん,そのアクティブスキルによっても追加効果が発生する可能性があるので,そこからさらに連携を入れていけるというわけだ。
この連携は,あくまで追加効果に対して発生するため,とくに同じ適性のスキルである必要はなく,パーティプレイにおいてほかのプレイヤーが与えた効果に対して,連携することも可能だ。
また,どの追加効果に対して連携が発生するかは,各スキルのツールチップに表示されている。そのため,スキルを取得するときは,発生する追加効果と,どの追加効果に対して連携が発生するのか,複数の適性を見比べてみるといいだろう。
このほか,戦闘に関しては,「防具」にまつわるシステムが少々独特だ。防具のジャンルは「プレート」「レザー」「ローブ」に大別できるが,キャラクターは,取得した適性や職業に関係なく,どれでも好きな防具が装備できる。
では,ジャンルの違いはどこにあるのかというと,部位一式を装備すると得られるセット効果にある。
一例を挙げると,プレート系は「最大HP量」,レザー系は「クリティカルヒット発生率,回避率」,ローブ系は「魔法ダメージ,詠唱時間短縮」などの向上が得られるのだ。さらに生産で作る防具の中には,特別なセット効果が用意されていることもある。
このように防具の組み合わせは,プレイヤーの自由なのだが,どんな適性を持っているかで,意外なプレイスタイルが生み出せるのも面白い。例えば「プレートを着込んで,被ダメージを恐れずに前線で戦うヒーラー」や,「ローブを着て武器と魔法のどちらの攻撃も得意なアタッカー」も考えられるわけだ。どのセット効果も一長一短はあるが,とりあえず最初は,クエスト報酬を通じて,同じジャンルの防具一式を揃えることを目標にしてみよう。
適性の再選択(=転職)のすすめ
続いて,適性とスキルポイントの関係について,もう一歩踏み込んだ説明をしてみたい。
ArcheAgeのマイキャラクターは,選んだ適性や注ぎ込んだスキルポイントをリセットして選びなおす,いわゆる「リスペック(転職)」が自由に行える。成長した適性のレベルは記憶されているので,リスペックによるペナルティもなく元の適性に戻すのも容易だ。ただし,リスペックにはゲーム内マネーが必要になり,リスペックする適性内の習得スキル数で,その価格が変わってくるので注意しよう。
ここで悩ましいのは,「新たな適性を選んだ直後は,当然その適性レベルは1の状態」だということ。適性レベルは主に,アクティブスキルの効果と,アクティブスキルの習得条件に影響しており,リスペック直後は適性のポテンシャルがフルに発揮できない。当然,キャラクター自身のレベルは下がらないため,それに見当たったモンスターと戦わなければならない。つまり極端な例だと,マイキャラクターの三つの適性を同時に変えた場合,モンスターに太刀打ちできず,戦闘で経験値を獲得するのは難しくなってしまうのだ。
そのため,リスペックするのであれば「適性を一つずつ変えて,適性レベルを順番に上げていく」「メインで使っている適性をいきなり変えない」という点を押さえておきたい。
こうした適性レベルのシステム上,ゲームの序盤はなるべくリスペックしないほうが良いのだが,中盤以降になると話が変わってくる。効果の低いアクティブスキルをリスペックで未取得に戻し,戻ってきたポイントを使って,より有用なアクティブスキルやパッシブスキルに割り振れるからだ。このあたりはプレイヤーの好みによっても変わるので,実際に育成しながら,感覚を探っていくといいだろう。
ちなみに,筆者オススメの少ないポイントで効果的に使えるアクティブスキルとしては,「愛」の「スプリングライフ(HPを継続的に回復)」や,「ロマン」の「軽快な行進曲(移動速度をアップ)」などが挙げられる。どちらも,わずか1ポイントで習得できるうえに役立つスキルだ。
なおパッシブスキルに関しては,習得条件が「同じ適性に注ぎ込んだポイントの数」になっており,適性レベルが取得条件になっているアクティブスキルとは異なっている。
ただ,スキルツリーをじっくり見ると分かるが,実は「アクティブスキルに3ポイント」注ぎ込めば,あとは同じ適性のパッシブスキルを次々と習得していけるのだ。つまり,スキルポイントを「8」確保すれば,一つの適性に含まれるパッシブスキルがすべて取得できるのである。適性レベルを上げなくても,適性変更の直後に取得できるので,これは覚えておいて損はない。
ある程度キャラクターが育ってきたら,以上の点を踏まえたうえで,自分のプレイスタイルに合った「職業」を,あらためて考えてみるとよいだろう。
以上,ArcheAgeにおける戦闘とキャラクター育成について,ざっくりと説明してみた。ArcheAgeの戦闘システムそのものは比較的シンプルだが,一方で,どの適性を組み合わせて,どのスキルにポイントを注ぎ込むのかという育成要素は,考えるのが楽しくなる仕組みだ。
どういった戦いがしたいのかをイメージしつつ,そのために必要なスキルと適性を選んでいけば,きっと自分だからこその職業に出会えるだろう。
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