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鯉沼プロデューサーや小日向えりさんが来店した「戦国無双3」発売記念イベントでは,村雨城モードの開発秘話や隠し要素が明らかに
「戦国無双3」は,一騎当千の爽快感が味わえる人気アクションゲームのシリーズ最新作で,プレイアブルのプレイヤーキャラクターは35人以上となる(関連記事)。また,ファミコンのディスクシステム用ソフト「謎の村雨城」とのコラボ企画“村雨城モード”が用意されていることや,テーマソング「斬〜ZAN〜」をアーティストのGACKTさんが手がけていることでも注目を集めている作品だ(関連記事)。
このイベントには,本作のプロデューサーである鯉沼久史氏,“歴ドル”の小日向えりさんが来店し,トークセッションやジャンケン大会などで会場を盛り上げた。本稿ではその模様をレポートしよう。
続けて,「『戦国無双3』はシリーズの集大成で,前作を踏襲しつつも,ボリュームは大幅にアップしています」と述べ,そのクオリティに自信を見せていた。鯉沼氏は,ボリュームだけではなく“絆”をテーマとしたドラマ部分にも注目してほしいともコメント。「本作は,今までに味方だった者が敵になったりするなど,人間の心の葛藤を描いた部分も多く,そういった要素にも注目してほしいです」と話していた。
また,鯉沼氏が任天堂の宮本 茂氏に直訴して使用許諾を受けたという経緯が本作の発表会で明かされた,「村雨城モード」の開発秘話が出た。
鯉沼氏によれば,もともと「村雨城モードはオマケ的なものとして考えられていたのだが,開発中にスタッフから「ここまできたらボスも入れたい」という意見が出て,「どうせならとことんやってしまおう」ということで,当初の予定とは比べものにならないほどのボリュームアップを果たしたのだとか。
村雨城モードは“無双で遊ぶ村雨城”レベルのクオリティに仕上がり,「謎の村雨城」を彷彿させるくらい難しいそうだ。鯉沼氏は,「まずはストーリーモードをクリアして,そのあとに自分の好きなキャラでプレイして,自分のレベルを試す場所として利用してほしい」と話していた。
そのほか,「こちら」のニュースでお伝えしたように,発売日と同じ12月3日から有料ダウンロードコンテンツ「戦国史モード」の第一章が配信されることにも触れた。オリジナル武将を作成してストーリーを進めていくコンテンツは,ファンの要望に応える形で実現したとのことだ。ちなみに,戦国史モードは全三章の予定で,価格は一章あたり300Wiiポイントとなる。
お次は,鯉沼氏と小日向さんによるトークショウだ。お市の衣装で登場した小日向さんは,本作で一押しのキャラクターを聞かれると「私は真田家のファンなので,真田幸村です! カッコイイですよね」と即答。
また,「なぜ真田幸村が『戦国無双』シリーズの主人公的なポジションにいるのか」との質問に対して鯉沼氏は,「大名が主人公というのは,どうも僕の中でしっくりこなくて」「先陣を切って戦う“日本一の武士”といえば真田幸村」という理由で,真田幸村が主人公クラスのキャラクターになったと説明した。
「新キャラの中で一番好きなキャラは?」との質問に小日向さんは甲斐姫と回答。なお小日向さんは先日,忍城(おしじょう)まで足を延ばし,甲斐姫のお墓に「戦国無双3」出演を知らせてきたのだとか。
トークセッションの最後に,鯉沼氏から本作の隠し要素が一つ明らかにされた。
その隠し要素とは,GACKTさんが歌う本作のテーマソング「斬〜ZAN〜」を戦闘シーンで流せるようにするもの。上杉謙信でストーリーモードをクリアしたあと,ブリーフィング画面でXボタンを押すと,GACKTさんの歌声を戦闘シーンで堪能できるようになる。なお鯉沼氏によると,以前GACKTさんが大河ドラマで上杉謙信を演じているのを見て,この要素を思いついたそうだ。
トークショウ終了後は来場者を交えてのジャンケン大会が行われ,勝った人には「戦国無双3」の特製カレンダーや,特製お守りが小日向さんから手渡されていた。またイベント終了後は「戦国無双3」の体験コーナーが設けられ,来場者は自由にプレイ可能だった。ファンにとっては非常に有意義な時間になったのではないだろうか。
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