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PS3「ラストリベリオン」のOPテーマと挿入歌を歌う影山ヒロノブさんのミニインタビューを掲載
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印刷2009/07/14 19:44

インタビュー

PS3「ラストリベリオン」のOPテーマと挿入歌を歌う影山ヒロノブさんのミニインタビューを掲載

画像集#001のサムネイル/PS3「ラストリベリオン」のOPテーマと挿入歌を歌う影山ヒロノブさんのミニインタビューを掲載
 2009年内に発売予定のPLAYSTATION 3用ソフト「ラストリベリオン」は,「魔界戦記ディスガイア」や「ファントム・ブレイブ」をリリースしている日本一ソフトウェアが開発しているRPGだ。
 重厚なファンタジーの世界観や魅力溢れるキャラクター,そしてPS3ならではの美麗なグラフィックスが特徴とされている。本作のストーリーは,一つの命を共有することとなった凄腕の無頼漢“ナイン”と美しき魔法の紡ぎ手“アイシャ”が,不死のモンスター“バルノゼルド”達との戦いに身を投じていくという内容だ。

画像集#002のサムネイル/PS3「ラストリベリオン」のOPテーマと挿入歌を歌う影山ヒロノブさんのミニインタビューを掲載 画像集#003のサムネイル/PS3「ラストリベリオン」のOPテーマと挿入歌を歌う影山ヒロノブさんのミニインタビューを掲載
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画像集#004のサムネイル/PS3「ラストリベリオン」のOPテーマと挿入歌を歌う影山ヒロノブさんのミニインタビューを掲載 画像集#007のサムネイル/PS3「ラストリベリオン」のOPテーマと挿入歌を歌う影山ヒロノブさんのミニインタビューを掲載

 また本作は,“アニソンのプリンス”こと影山ヒロノブさんがオープニングテーマ「エヴァーラスト」と挿入歌(タイトル未定)を歌うことが決定している。今回,その収録現場にお邪魔して,影山さんに短い時間ながら話を聞く機会を得た。ここでは,その模様をお届けしよう。

――今回歌う曲を初めて聴いたときの印象を教えてください。

画像集#008のサムネイル/PS3「ラストリベリオン」のOPテーマと挿入歌を歌う影山ヒロノブさんのミニインタビューを掲載
影山ヒロノブさん(以下,影山さん):
 まず2曲のデモ音源を聴いたときに,すごく展開が早くてどんどん場面が変わっていくんで,歌うのが大変そうだなって感じました。
 エヴァーラストは,サウンドは牧歌的なんですけど,歌はキーのレンジがすごく広いんですよね。サビも,落ちたと思ったらまた急に上がったりっていう,凹凸が激しい感じです。でも,それだけに歌っていてすごく面白いとも思いました。

――挿入歌についてはどうでしょうか?

影山さん:
 挿入歌のほうは,テンポが190近くあって,なおかつ歌詞も機関銃のように入ってくるので,ぱっと聴いたときに,これは乗り遅れないようにしないとカッコよくならないなって感じましたね。
 2曲とも今日1日で録ったのですが,体力的にかなりしんどかったです。こんなに必死に歌ったのは何年ぶりだろうっていうぐらい,ボリュームがありました。JAM Projectのコンサートよりも頑張った感じで,料理でいえば大盛りで5杯くらいおかわりした感覚です(笑)。
 最終的には「こんな曲になればいいな」っていう僕のイメージ通りの曲になったので,仕上がりにはすごく満足しています。

――収録で苦労した点はありましたか?

影山さん:
 2曲とも共通になるんですけど,どっちも最後がハイトーンのロングトーンで終わっているんですよね。自分でいうところの1番高いキーなので,何回もやると「もう勘弁してくれー!」ってなっちゃいましたね(笑)。
 挿入歌は,早いテンポで高い言葉を入れていかないといけないので,自分ではちゃんと歌ったつもりでも,プレイバックして聴いてみると「うわっ,言えてねえよ〜」っていう場面がけっこうありました。でもそんなに苦労したっていう感じではなく,歌っていてすごく楽しいって思いました。

――それぞれの曲の聴きどころを教えてください。

影山さん:
 挿入歌は,たたみかけながら前へ前へって感じのスピード感とライブ感が一番の魅力だと思うんです。とくにサビの部分はそれが顕著に出ているので,その部分をぜひ聴いていただきたいですね。
 エヴァーラストのほうは,最先端CGを駆使したハリウッド映画のような映像的な部分が素晴らしいと思います。次々に場面転換するような感覚は,すごく魅力的だと感じました。

――「ラストリベリオン」というゲームの主題歌としての魅力などを聞かせてください。

画像集#010のサムネイル/PS3「ラストリベリオン」のOPテーマと挿入歌を歌う影山ヒロノブさんのミニインタビューを掲載
影山さん:
 歌っていてつくづく感じたのが,今回は曲が非常に面白いということです。エヴァーラストも挿入歌も,ツボを心得た曲作りをしてらっしゃるなと思いました。
 今のゲームの曲っていうのは,やっぱりこれくらいスピード感があって,メロディが個性的で,なおかつ場面転換が激しい曲じゃないと,映像のテンポについていけないのかなって思いますね。そういった部分は,自分もJAM Projectをやっているのですごく勉強になりました。

――歌ったときに歌詞に込めた想いなどがありましたら教えてください。

影山さん:
 挿入歌は,バトルシーンのような場面で使われると日本一ソフトウェアさんからお聞きしていました。そういった部分で一番大事なのは,やっぱり勢いだと思うんです。なので,俗にいうところの「熱く燃えるような感じ」で歌うように努力しました。
 また,歌は弾ませるテクニックというのがあるんです。それは小手先ではなく,めいっぱいの力で前へ前へ進んでいく感じなんです。スポーツと同じようなノリで歌うしかないんですね。まあ,そういった感じで収録していたので,収録中は汗だくになってしまいました(笑)。

――「ラストリベリオン」の発売を楽しみにしているファンに向けてのメッセージをお願いします。

影山さん:
 以前に「Eternal Love 2006」(※1)を歌ったときも,JAM Projectのファンのかたがすごく喜んでくれたんです。「よくぞ仕事を受けてくれた!」みたいな感じで(笑)。
 なので,今回も「ラストリベリオン」の情報が出て,僕が歌うって知ったら,ファンのみんなはすごく喜んでくれると思います。そういった意味では,もともとの僕のファンはもちろんなのですが「ラストリベリオン」という作品を通じて,僕がまだ出会っていない人達も,“影山ヒロノブ”というシンガーのスタイルを好きになってくれたら嬉しいです。

※1 PlayStation 2用ソフト「ギャラクシーエンジェルII」の主題歌

――今後の活動について聞かせてください。

画像集#011のサムネイル/PS3「ラストリベリオン」のOPテーマと挿入歌を歌う影山ヒロノブさんのミニインタビューを掲載
影山さん:
 今はちょうどJAM Projectのツアーのまっただ中で,6月12日の日本武道館がラストになるんですけど,それが終わったら自分としては一段落といった感じになると思います。
 また,今日も歌いながら思ったんですけど,やっぱり今までのことは今までのこととして,今後はもっと面白いことをやっていきたいなって思いました。JAM Projectとしても,Elements Garden(※2)の皆さんと同じような気持ちで,アニメやゲームの音楽という中で,もっと個性的なことをやりたいなってすごく考えてます。
 ツアーで世界中を回っていると,いろんな国の若い人たちが日本の文化を愛してくれているのをすごく感じるんです。そういったなかで,僕が「CHA-LA HEAD-CHA-LA」(※3)を歌ったりするのは,その場を盛り上げる一番のアイテムになると思いましたし,そうであるならば,もっといろんなところに行って,世界中のアニメ/ゲームファンに日本のオリジナルソングを聴かせてあげたいなって感じましたね。

※2 アニメ/ゲームの楽曲を手がける音楽制作ブランド
※3 アニメ「ドラゴンボールZ」の主題歌

――ありがとうございました。

(2009年5月12日収録)
  • 関連タイトル:

    ラストリベリオン

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