連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第152回「JETSTREAM 惡の華彼の地にて斯く咲けり」
いやね,本屋に行ったときにふとコミカライズ版が目に止まって,なんとなく買ってみたんですよ。「自衛隊VS.異世界の軍勢」って面白そうな煽りだったから。「戦国自衛隊」とか好きだから。
んで,家に帰ってからコミカライズ版の1巻,2巻と読んで,続きが気になってアルファポリスで17話〜21話を読んで,気が付いたら決して安いとは言えない新書の小説全巻を,Amazon.co.jpでポチってたんです……。それからはもう,貪るようにして読みましたね。寝る間も惜しんで,2日くらいで読み終えてしまいましたよ。
自衛隊カッコイイ! 女の子かわいい! ドラゴンマジ怖い! ドドーッと濁流のように色々なワクワクドキドキが押し寄せてくる,素晴らしいエンタメ小説でした。作者の柳内たくみ氏は元自衛官らしいのですが,どうりで……。とくにミリタリー関係については納得の描写力です。
あ,最後にこれだけ言わせてください。ロゥリィ聖下は俺の嫁……いや,神?
本DLCは,MGRに登場した雷電の好敵手「サムエル」を主人公に,本編では描かれなかったデスペラード社に入る前の物語を体験できます。
番組ではゲストとして,小島プロダクションのシナリオライター 玉利 越氏と,プラチナゲームズでディレクターを務めた齋藤健治氏をお招きし,実際にゲームをプレイしてきました。
以前,番組でMGR本編を取り上げた際に情けないプレイで現場を凍りつかせたしこりん(岡本信彦さん)ですが,今回は名誉挽回とばかりに,意気込んで本作に挑んでおりました(でもイージーモード)。結果は……まぁ,分かっていましたけど惨憺たる有様でしたね。
その後,俺がプレイを引き継いだんですが,本編をクリアして以来まったくプレイしていなかったせいか,ボス戦で敗北。しこりんのことをバカにできない俺のクッソ情けないプレイを見かねて,齋藤ディレクター自らがコントローラーを握って,華麗な戦いを披露してくれました。
MGRのインタビューやプレイレポートを担当した俺としては,イージーモードでのゲームオーバーが非常に悔しかったので,プライベートでも「JETSTREAM」をプレイしてこの雪辱を晴らしますよ。
先日,俺の好きな漫画「惡の華」がアニメ化されたということで,喜び勇んで視聴したんですが,なんだこれは……たまげたなぁ……。あんな気色悪いアニメ,初めてですよ。
いや,「気色悪い」って,けなしているわけじゃなくてね。かといって褒めているわけでもないんですけど,とにかく「気色悪い」って表現が一番しっくりきちゃう。
このアニメ,全編ロトスコープ(※説明すると長いので詳しくは検索しください)で作られているんですが,アニメっぽくない役者の演技も相まって,生々しすぎるんですよね。なんだか,物語を楽しむというよりも,鬱々とした中学生時代を追体験しているような気分になって……それが「気色悪さ」を感じさせているんでしょうかね? 分からん……。でも,観ちゃうんですよ。表現がなんとも難しいんですが,「気色悪い」けどそれは「嫌悪」じゃないんです。否応なしにグイッと引き込まれるというか,画面から目が離せませんでした。
俺は原作のストーリーだけでなく絵柄も好きだったので,作画の方向性が真逆どころか大気圏外まで吹っ飛んでいることについては複雑な想いもあります。でも……これはこれで,アリかなぁってなっちゃいましたね。だって,引き込まれちゃったんだもん。それでもなお文句を言い続けたりしたら,ある意味負け惜しみになっちゃうもんね。実際,ロトスコープでなければ,あの「気色悪さ」は表現できなかったでしょうし。
強いて言うなら「serial experiments lain」を初めて観たとき,あとは「新世紀エヴァンゲリオン」の実写パートを観たときなんかに近い感覚なのかなぁ……。悪夢的な,心に焼き付いてトラウマになりそうな映像というか。
そんなことを悶々と考えていたら,似たような感想を抱いていて,さらにガッツリと記事にしているライターさんがいました。作品に対する興奮がダイレクトに伝わってくる素晴らしい文章で,締めの一文まで含めて完全に同意。そのライターさんとは仲良くなれそうな気がしますわ。
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メタルギア ライジング リベンジェンス
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