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【PR】「本当にSkyrimが快適動作するPC」はこれだ。第4世代「ALIENWARE Aurora」で,美麗なグラフィックスを最大限堪能する
Dell本社はこの第4世代ALIENWARE Auroraを「ALIENWARE Aurora R4」と呼んでいるため,本稿でもそれに倣って以下「Aurora R4」と呼ぶが,高スペックPCで何をプレイしたいかといえば,MODツール「Creation Kit」のリリースも予告され,ますます盛り上がりを見せるRPG,「The Elder Scrolls V: Skyrim」(以下,Skyrim)という人が多いのではないだろうか。
Skyrimは,ミドルクラス程度のゲームPCでもプレイできる間口の広さを持つと同時に,ハイエンドPCでは徹底的にグラフィックス品質を追求できるのもウリだが,最新世代のALIENWARE Auroraを使うと,最高のグラフィックス品質で快適にプレイできるのかどうか。今回はその点を徹底的に検証してみたい。
デルの製品情報ページで第4世代ALIENWARE Auroraの仕様を確認
ALIENWARE×4Gamer 特設ページで最新のALIENWARE情報をチェック
i7-3960XのOC仕様+GTX 590搭載モデルをテスト
天板が自動で開閉するギミックは必見
メインメモリはクアッドチャネルアクセスのPC3-1600 DDR SDRAM 2GB×4。メインストレージのボトルネック回避のため,メインストレージにSerial ATA 6Gbps接続のSSDが採用されているのもトピックといえそうである。
Aurora R4は,かつて最上位モデルだった「ALIENWARE Aurora ALX」の仕様を受け継いでいるので,PCケース内の温度が閾値を超えた場合には自動で天板を開いて吸気能力を引き上げられる。そのため,TDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)が高く,いきおい発熱も大きなCPUやGPUを搭載していても,排熱に関して何か気にする必要はまったくないのだ(「それでも気にしたい」という場合には,別途設定用ソフトウェアから天板開閉の閾値をカスタマイズできる)。
また,筐体を開けると,メンテナンス用の内部照明が光るようになっているのも,ALIENWARE Aurora ALX譲り。PC自作の経験があれば,拡張カードやストレージデバイスを追加するとき,筐体内が暗くて不便な思いをしたことがあるというのも一度や二度でないだろうが,Aurora R4では,その不便さから完全に解放されるのである。
なお,ALIENWARE伝統の「AlienFX」により,Windows上から筐体の各所に埋め込まれたイルミネーションLEDを変更できるのはこれまでどおり。オンボードサウンド機能に,プロオーディオの世界で知られたWaves Audioによる音質のチューニングが入っているのも,ALIENWARE上位モデルならではの要素だ。
そのほか,入手したAurora R4のスペックは表1を参考にしてほしい。
Skyrimを高画質設定でテスト
ゲーム内オプションを超えた設定でも検証
さて,Aurora R4の性能検証にあたって,比較対象には,CPUを揃えた表2のテスト環境を用意している。比較対象機で用いるGPUは「GeForce GTX 580」(以下,GTX 580」,「Radeon HD 7970」(以下,HD 7970),「Radeon HD 6990」(以下,HD 6990),「Radeon HD 6970」(以下,HD 6970)の4製品だ。
3つのシーンでは,いずれも測定開始から1分間のフレームレートを「Fraps」で測定し,2回の平均をスコアとして採用。解像度は1920×1080ドット,いわゆるフルHDで固定した。ゲーム内のグラフィックスオプションは「Ultra」を選び,選択できるすべての項目をチェックしたり,一番上に指定したりしている。
……だが,Ultraプリセットは,その名前に反して,Skyrimの最も高いグラフィックス設定にはなっていない。いくつか,通常では無効化された隠しパラメータが用意されているのだ。そこでAurora R4のテストにおいては,まず,Ultraプリセットをベースに,「\\My Documents\My Games\Skyrim\SkyrimPrefs.ini」の[Display]セクションにある「bTreesReceiveShadows」の値を0から1に変更して,樹木にそれ自体の影が落ちるセルフシャドウを有効化してみた。下が有効化前と後だが,Skyrimの世界ではそこかしこで見られる樹木のリアリティに,大きな違いが生じていると分かるだろう。
もう1つUltraプリセットで品質不足を感じるのが,地面などに落ちる影だ。
Ultraプリセットに設定すると,前述したSkyrimPrefs.iniでは,どこまで遠くの影を描画するか決定する「fShadowDistance」の値が8000,シャドウマップの解像度を規定する「iShadowMapResolution」の値が4096に,それぞれ決定される。
ここで注意したいのは,Skyrimの場合,後者で設定した解像度内でシャドウマップを生成し,描画すると決めた距離に応じて貼り付けていく手法がとられていること。なので,fShadowDistanceを大きくしすぎると,1つ1つの影が利用できる解像度が下がり,画質が低下してしまうのである。
その対策として行ったのが,「fShadowDistanceを半分の4000縮める一方,iShadowMapResolutionを2倍の8192に倍増させる」というものだ。下に示したのはUltraプリセットとの比較だが,影の美しさは「一目瞭然」といったレベルで変わってくる。
Ultraプリセット設定時における影。ジャギーが目立ち,お世辞にもキレイとは言い難いものになってしまっている |
一方,こちらは高画質設定を行った状態の影。ジャギーが消えてクッキリしている。どちらが美しいかは説明不要だろう |
なお,記事掲載時点で,Skyrimにはパッチ1.4.0が適用されているが,今回はスケジュールの都合により1.3.8を用いている。この点はご了承を。
Ultraを超える画質に設定しても
ほとんどの場面で60fpsを上回るAurora R4
以上を踏まえ,今回はUltraプリセットと,Ultraプリセットを基に影を高画質化した状態(以下,カスタム設定)とで平均と最低のフレームレートをチェックしていきたいと思うが,まずグラフ1はUltraプリセットでオープニングを見たところだ。デュアルGPUカードであるHD 6990でスコアが低く出るのを除き,すべてのテスト対象が最低60fpsを上回っている。Aurora R4のアドバンテージは,あるが,体感できるものではないともいえそうだ。
それが,カスタム設定を行ったグラフ2だと,様相が変わってくる。描画負荷が高まったことで平均,最低フレームレートとも低下しているが,そんななか,Aurora R4だけが最低60fpsを堅持できているのだ。デュアルGeForce仕様のグラフィックスカードと,最高性能のCPUを搭載する効果が出た結果というわけである。
続いては,街中を移動しているときのスコアを見るホワイトランだが,住民や衛兵などの処理が生じることもあって,負荷はオープニングより高め。平均フレームレートはオープニングと変わらないながらも,最低フレームレートは軒並み60fpsを割り込んだ。
ただ,そんなホワイトランをカスタム設定でプレイすると,Aurora R4の強みが出てくる。グラフ4に示したとおり,スコアの落ち込み,とくに最低フレームレートの落ち込みが少ないのだ。Ultraプリセットと比べるとわずか2fpsしか下がっていないあたり,Aurora R4の「地力の高さ」が垣間見える結果になった,といったところか。
最後はドラゴン戦。今回のテストでは最も負荷変動が大きいことが,グラフ5に示したUltraプリセットのテスト結果からは見て取れると思うが,そんな状況でもAurora R4は安定的に高いフレームレートを維持できている。
森の中での戦闘であり,かつドラゴンのブレス攻撃によるエフェクト描画なども加わるため,カスタム設定を行うといよいよ負荷が非常に高くなるが,その状況下でも,Aurora R4は確固たる優位性を確保できている。HD 6970で最低フレームレートが30fpsを下回ってしまうような局面において,Aurora R4が50fps台に留まっていることは,大いに注目されてしかるべきだ。
実際,Aurora R4では,カスタム設定を行っても,ドラゴン戦で滑らかなゲームプレイを維持できている。その証拠として,下にAurora R4でのドラゴン戦を録画したものをムービーで示しているが,そこに違和感はまったくないのが分かると思う。
超高画質設定でもSkyrimが快適なAurora R4
最上級のゲーム環境を実現する1台だ
とくに,最低フレームレートが落ちきらずに“高どまり”するところはポイントが高い。より高いグラフィックス設定で快適にSkyrimをプレイしたいというニーズに,Aurora R4は完璧な回答をもたらしてくれるはずだ。
残念なことに,記事掲載時点で,GTX 590はBTOのオプションから消えているが,Dellの日本法人であるデルによれば,2月下旬には復活するとのことだ。ここはちょっと堪えて,待つのが正解かもしれない。
もっとも,グラフィックスカードのBTO選択肢には,GTX 580のシングルカード構成なども用意されている。GTX 590の復活を待ちきれないという人は,今回のベンチマークテスト結果も勘案しつつ,そちらを選ぶのもアリだろう。
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(C)2012 Dell