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[G-Star 2011]「Diablo II」のリードアーティストが開発指揮を行う異色SF MMORPG「L.A.W」の現状について聞いてみた
L.A.Wの初報が掲載されたのは2009年4月のことだが,その後,開発の進捗はどうなっているのだろうと思い,ブースにいたゲームデザイナーのChoi,Ji-Yeon氏に話を聞いてみた。
ゲームデザイナーのChoi,Ji-Yeon氏 |
ゲームに用意されているクラスは,近接攻撃を得意とする頑健なWarrior,遠距離攻撃や背後からの攻撃に長けたAssassin,そしてヒーリングや召喚などを行えるEsperの3種類だ。クラスの数がやや少ないような気もするが,装備の組み合わせやスキルの育て方によって,多種多様な戦い方ができるようデザインされているそうだ。
ちなみに操作方法は,韓国でも一般的なマウスとキーボードを併用するスタイルで,アクション性が特別高いというわけではない。
本作のメインコンテンツはPvEだが,背景設定に相応しいPvP要素“攻城戦”が盛り込まれている。攻城戦といえば,攻撃側/防衛側が決められた時間に,厳密なルールに則ってバトルをするのが一般的だが,本作の攻城戦は常に行われているらしい。防衛側にとってはたまったものではないだろうが,いつでも大規模PvPに参加できるというのはかなり熱い仕様と言えるだろう。
加えて本作のPvPでは,参加キャラクターが同レベルになるため,ほぼ同等な立場で戦うことができるそうだ。人数差による有利不利はさすがに覆らないだろうが,L.A.Wの戦争では作戦やチームワーク,的確な操作がとくに問われることになりそうである。
Diablo IIのリードアーティストが開発総指揮をしているという点を抜きにしても,PvP好きならちょっと惹かれるだろうL.A.W。Choi氏によると,本作の開発進捗はだいたい70%,韓国内ではまだクローズドβテストを行っておらず,現在インドネシアでの2回にわたるCBTを終え,オープンβテストを展開しているところだという。
新興デベロッパということもあり,会社のリソースが足りておらず,まずはインドネシアでの正式サービスを目指して作品をブラッシュアップ中とのことだが,来年のG-Starあたりで新展開に関する話が聞けることに期待したい。
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L.A.W
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