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「End of Eternity」店頭体験会を訪れた,島野プロデューサーと勝呂ディレクターのミニインタビューを掲載
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印刷2010/01/23 20:22

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「End of Eternity」店頭体験会を訪れた,島野プロデューサーと勝呂ディレクターのミニインタビューを掲載

画像集#002のサムネイル/「End of Eternity」店頭体験会を訪れた,島野プロデューサーと勝呂ディレクターのミニインタビューを掲載
画像集#003のサムネイル/「End of Eternity」店頭体験会を訪れた,島野プロデューサーと勝呂ディレクターのミニインタビューを掲載
 セガが2010年1月28日に発売する“銃撃多重奏”RPG「End of Eternity」PlayStation 3版 / Xbox 360版)。

 本作はいわゆる剣と魔法のファンタジーではなく,SF的な世界観と銃撃戦メインのバトルが特徴で,“t・A・B”(tri-Attack Battle/トライ・アタック・バトル)システムと呼ばれる独特のシステムが採用されている(関連記事1/関連記事2)。
 なお,以前「こちら」の記事でお伝えしたように,現在,本作のバトルを実際にプレイできる体験版が,PlayStation 3版/Xbox 360版ともに配信中だ。興味のある人はPlayStation Store/Xbox LIVE マーケットプレイスにアクセスしてダウンロードしてほしい。

 以前の記事でお伝えしたように,本作の店頭体験会が,全国の5会場で1月16日/23日/24日に開催されている。体験会に参加した人は,「End of Eternity」オリジナルポストカードがもらえる。また,体験会実施期間中に本作を予約した人には,ブタさんTシャツを着たリーンベルがメインビジュアルの限定クリアファイルがプレゼントされる。

画像集#005のサムネイル/「End of Eternity」店頭体験会を訪れた,島野プロデューサーと勝呂ディレクターのミニインタビューを掲載 画像集#004のサムネイル/「End of Eternity」店頭体験会を訪れた,島野プロデューサーと勝呂ディレクターのミニインタビューを掲載

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 本日(1月23日),東京は秋葉原のソフマップ 秋葉原本館7階で行われた店頭体験会には,本作のプロデューサーであるセガの島野光弘氏と,ディレクターであるトライエースの勝呂隆之氏が訪れ,短時間ではあるが合同インタビューの時間が設けられた。ここでは,インタビューの概要をお伝えしよう。

写真左が勝呂隆之氏,写真右が島野光弘氏
画像集#008のサムネイル/「End of Eternity」店頭体験会を訪れた,島野プロデューサーと勝呂ディレクターのミニインタビューを掲載

――いよいよ「End of Eternity」が発売となりますが,今の気持ちを聞かせてください。

勝呂氏:
 気に入っていただければ嬉しいなと思いますけど,賛否両論あるんじゃないかなとも思っています(笑)。

――賛否両論あると思うのは,どうしてですか?

勝呂氏:
 システム的にも,なにかと「RPGのお約束」を守っていない部分があるので。ゲーム的にもとっつきにくい部分があったりするので。

島野氏:
 すごく新しい,斬新なシステムなので,最初にプレイするときには難しいところがあると思います。でも,いろいろとやさしく作りこまれているところもたくさんありますので,やっていくうちにハマっていくと思います。ぜひ気長に,家でゆっくりとプレイしてほしいと思います。

――“t・A・B”はRPGの戦闘では斬新という印象を受けたのですが,完成した今,その出来をどのように感じていますか?

画像集#010のサムネイル/「End of Eternity」店頭体験会を訪れた,島野プロデューサーと勝呂ディレクターのミニインタビューを掲載
勝呂氏:
 当初,狙っていた感じのものはできたんじゃないかなと思っています。非常に複雑に見えるんですけど,極力「シンプル」を心がけてはいます。慣れてくれば,それが分かっていただけるんじゃないかなと。
 あと,インビンシブル・アクションがこのゲームのキモで,出し惜しみしちゃうとクリアできないような作りになっているので,メインに使っていってください。通常攻撃だけだと死にまくります。通常攻撃って名前がいけないんですけど(笑)。

――現在体験版が配信中ですが,体験版をプレイした人の反応はいかがでしたか?

島野氏:
 先程勝呂さんが賛否両論あると言ったように,すごく極端ですね。触った瞬間に「なにこれ?」「全然説明がない」というのも,やっていくうちに「ハマっちゃってやめられない」というのもありました。ただ,自分で言うのもなんですけど,7:3で肯定的なご意見のほうが多いです。

――動画配信サイトにプレイ動画をアップしている人もいますが,そういった広がりは想定していたんですか?

島野氏:
 ちょっと期待はしていました。私が撮影していろいろやることもできたんですけど,すぐに超えられてしまうので(笑)。

――体験版をプレイしたときは,やり込むと奥深そうだなという印象を受けました。

画像集#013のサムネイル/「End of Eternity」店頭体験会を訪れた,島野プロデューサーと勝呂ディレクターのミニインタビューを掲載
勝呂氏:
 そうですね。操作の難しさよりも,考える難しさを狙って作ったゲームなので。操作自体はそんなに難しくないことは,プレイすれば分かっていただけるんじゃないかなと。

島野氏:
 覚えるルールはあるんですけど,操作はいたって簡単なので,ルールさえ把握していただければ,すごく楽しめると思います。

勝呂氏:
 覚えるべきルールというのも実は大事なものは三つか四つくらいで,操作は基本的に行き先を決めて攻撃ボタンを押すだけなので,シンプルだとは思います。ただ,これまでの「RPG」とはちょっと違うので違和感を感じる方もいるかもしれませんが,そのへんの意識が変えられれば,すっと入り込んでいけるとは思います。

島野氏:
 体験版はいきなり戦闘だったので「なにこれ?」と思われた方もいらっしゃったと思うんですが,アイテムだったり武器の付け替えだったり,ストーリーを進めながらであれば,自然と覚えてもらえるんじゃないかなと。

勝呂氏:
 体験版は序盤の難しいところだったので,製品版では「なんじゃこりゃ?」みたいなことにはならないと思っています。

――クリアまでの想定時間はどのくらいなんでしょうか?

勝呂氏:
 デバッガーのクリア時間とかを見ると,やはりファーストプレイはシナリオだけで50時間くらいはいくんじゃないかなと思います。

島野氏:
 最速は20数時間くらいだったんですけど,それはルートが分かっている状態での話なので。あと,戦闘の仕組みが分かってくるといろいろとやりたくなってしまうので,時間がかかっちゃうんですよね。最短を目指すのであれば30〜40時間,そうでなければ,普通は50時間はかかると思います。

勝呂氏:
 セガさんで,70時間やっても全体の3分の2くらいという方もいらっしゃったので,プレイスタイルによって変わると思います。

――本作のやり込み要素について教えてください。

勝呂氏:
 やり込み要素は結構いろいろとありますね。

島野氏:
 周回プレイとかも当然あります。戦闘でも,インビンシブル・アクションやレゾナンス・アタックはうまくできなくてもクリアできるようになっているんですが,うまくなったらどれだけつなげられるかとか,レゾナンス・アタック発動時に3人がどれだけ回れるかとか,戦闘での自分なりの楽しみ方というやり込みもあると思います。あとは,アイテムなどの収集要素ももちろんあります。

――ちなみに,隠しダンジョンもあったりするんですか?

勝呂氏:
 あります。

島野氏:
 これは明言しちゃいます(笑)。

――ところで,お二人が着ているTシャツ,変わったデザインですよね?

画像集#012のサムネイル/「End of Eternity」店頭体験会を訪れた,島野プロデューサーと勝呂ディレクターのミニインタビューを掲載
島野氏:
 これはデザイナーさんが作ったコラボTシャツなんですけど,ゲーム中でもリーンベルが着るTシャツとして出てきます。

――リーンベルが可愛いと評判になっていますが,リーンベルの設定には勝呂さんの趣味が入っているんですか?

勝呂氏:
 いや,僕というよりはデザイナーがああいった方向に持っていったんですね。当初,リーンベルがこんなに評判になるとは,出す前はぜんぜん思っていなかったんですよ。

――ゼファーもヴァシュロンもすごく個性が際立っていますよね。

勝呂氏:
 そのあたりはやはり狙って作っている部分があります。リーンベルはこんなに喜んでもらえるとはまったく思っていませんでしたけど(笑)。

島野氏:
 セガ社内では大絶賛でしたよ。絶対に人気出るって。

――「End of Eternity」では,着せ替え要素も特徴の一つだと思いますが,衣装はどのくらい用意されているのでしょうか。

島野氏:
 数でいうと100種類以上はありますね。コーディネートができるので,組み合わせだと数えられないくらいになります(笑)。

――今,twitterで3人がつぶやいていますが,ゲームの中の掛け合いもあんな感じになるんでしょうか?

画像集#011のサムネイル/「End of Eternity」店頭体験会を訪れた,島野プロデューサーと勝呂ディレクターのミニインタビューを掲載
勝呂氏:
 あれは,けっこうゲームと関連があるものばかりですね。プレイすると「あー」と思うようなネタがけっこう多いです。キャラクター達を予習的な意味で知ってもらいたかったものなので,ノリ的にも,ああいう感じを想像していただければと思います。さすがに顔文字は使いませんが(笑)。

島野氏:
 やはりオリジナルタイトルですから,先に情報がないと感情移入しにくいと思うんです。今回twitterでそのあたりを先行して植え付けられたというのはすごくよかったなと思います。

――今まで公開された情報だと,ストーリーが謎に包まれていますが,どのような物語になるんでしょうか?

勝呂氏:
 ストーリーを説明するのはすごく難しいんですけど(笑)。
 ロエンとかサリヴァンとか,この世界でいわゆる支配者階級と呼ばれている人達と,中層階級の主人公達は,もともとは接点がありません。またバックグラウンドには,バーゼルは単なる環境維持装置ではなく,その中に住んでいる人々の生き死にといった運命を管理しているという要素があります。彼らが背負っている運命が原因となり,徐々に交わっていくという過程を読んでいくストーリーになっています。主人公側と支配者階級側のストーリーを並行して見せていくような形ですね。

――本作では,登場人物はそれほど多くはないとのことなのですが,どのくらいの数のキャラクターが物語にかかわってくるんでしょうか?

勝呂氏:
 だいたいはもう紹介されている感じですね。

島野氏:
 ゲーム中では,普通にイベントをこなすだけじゃなくて,町の人との会話も変わっていきます。町の人と話して同じことの繰り返しだと飽きるじゃないですか。なのでちょっとずつ,時間の経過とともに変化して,主要キャラクター一人一人の背景などを話してくれたりするようになっています。そういったサイドストーリーを拾っていくのも楽しみの一つです。

――最後に,発売を楽しみにしているファンに向けて,メッセージをお願いします。

島野氏:
 アクションゲームが苦手な方でも豪快で爽快なアクションが楽しめるRPGは,これまでにないものだと思っているので,ぜひ「End of Eternity」を買ってもらいたいです。

勝呂氏:
 アクションゲームが苦手でも爽快なバトルが味わえます。最近,RPGがつまらなくなってきた,飽きてきたと感じている方は,ぜひ手に取って遊んでみてください。

――ありがとうございました。

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