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[TGS 2009]止まらない爽快感に打ち震える「NINJA GAIDEN Σ2」プレイレポート
使う武器にこだわれば爽快感も倍増!
すでにPlayStation Storeから無料体験版として配信されている本作ではあるが,未体験の読者のためにプレイした感触をお届けしよう。まずはメインとなるゲームモード「RYU」を「強者の道」(NORMAL)で選択。ロードが終わると,東京摩天楼の夜景がモニターに映し出され,ゲームスタートだ。
邪神復活の予感をリュウ・ハヤブサに伝えるため,アンティークショップ「村正」に訪れたソニア。しかし,店主ムラマサが彼の不在を告げるや否や,蜘蛛の一族が店内を蹂躙。ソニアを連れ去ってしまう。ソニアを救出すべく,リュウ・ハヤブサは敵の本拠地である高層ビルを目指すのだが――。
オープニングが終了するとリュウの戦いが始まる。戦闘において基本となるのは□ボタンによる「速い攻撃」と,△ボタンの「強い攻撃」を組み合わせた剣術だ。リュウのメイン・ウェポン「龍剣」は戦場や敵の種類,それに戦う間合いを気にせず無難に使っていける武器で,スタンダードかつ使いやすい。これだけでもさまざまなアクション,すなわち“戦い”を楽しむことが可能だ。
しかし武器を交換すれば,前述した“組み合わせ”をより効果的に発揮できるようになる。例えば四肢に鋭い鉄の爪を装着する「硬殻猛禽爪」(こうかくもうきんそう)は両腕が□ボタン,両足が△ボタンにそれぞれ対応。混戦時においては,4本の刃を素早く繰り出すことで,手早く雑魚敵を殲滅可能だ。
また新武器として,隙は大きいが攻撃力が高い「破砕牙・閻魔」が登場。こちらはボス戦などで威力を発揮する。とくに新登場の超巨大ボスである,摩天楼ステージの最後に待ち構える超巨大大仏は,左右の腕を,交互に繰り出すスローモーな攻撃がメインな相手なので,「破砕牙・閻魔」でも余裕で反撃可能だった。シチュエーションに合わせての武器変更は,基本とはいえ,使いどころが分かってくると気持ちよく戦えるようになる。
アクションゲーム初心者でも楽しめる本作に隠された魅力とは?
爽快にして豪快。時に重く,鋭く,激しく。簡単操作で次々と繰り出される必殺の刃は,まさにハイスピードアクションの真骨頂。一見,うまいプレイヤーでなければそんな風には遊べないのではないかと思わせるゲームだが,意外にもハードルは低く,誰にでも敵を斬り倒す“快感”を味わわせてくれる。もちろん,ただ簡単なのではなく,難度と快感のゲームバランスが絶妙なのだ。それは良質なアクションゲームの開発に心血を注いできたTeam NINJAに蓄積された,巧の技といえるだろう。
- 関連タイトル:
NINJA GAIDEN Σ2
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(c)TECMO,LTD. Team NINJA 2009