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「RED DEAD REDEMPTION」先行プレイレポート:オンラインマルチプレイは,どこから狙われているか分からない緊張感が最高に楽しい!
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印刷2010/09/22 10:39

プレイレポート

「RED DEAD REDEMPTION」先行プレイレポート:オンラインマルチプレイは,どこから狙われているか分からない緊張感が最高に楽しい!

画像集#001のサムネイル/「RED DEAD REDEMPTION」先行プレイレポート:オンラインマルチプレイは,どこから狙われているか分からない緊張感が最高に楽しい!
 テイクツー・インタラクティブ・ジャパンから2010年10月7日に発売予定の「Red Dead Redemption」PS3 / Xbox360)は,「Grand Theft Auto」シリーズなどで知られるRockstar Gamesが開発した,西部開拓時代のアメリカ西部(とメキシコ北部)を舞台にしたオープンワールドタイプのアクションゲーム。2004年に発売されたPlayStation 2,Xbox用タイトル「Red Dead Revolver」(レッド・デッド・リボルバー)の流れを汲む作品だ。以前「こちら」の記事でお伝えしたように,本作は欧米で2010年5月にリリースされており,発売1か月で500万本を売り上げたというモンスタータイトルである。なお本作はCEROレーティングZ指定で,18歳以上のみ対象となっているのでご注意を。

 本作は,「GTA IV」よりも広大なオープンワールドをはじめ,「こちら」のインタビュー記事にあるように,非常に細部にまでこだわったディテールや時代考証,そして日本語へのローカライズなどに注目が行きがちだが,最大16人でプレイできるオンラインマルチプレイも忘れてはならない。

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 今回は,発売に先駆けて,日本語版を使用したメディア向けのマルチプレイ体験会に参加してきた。プレイできたのは2時間程度だったため,体験できたのはコンテンツのごく一部ではあるが,筆者がプレイした感想を交えつつ,マルチプレイの楽しさをお伝えしてみよう。なお本体験会は,インターネット接続ではなくXbox 360のシステムリンクを使用した,クローズドの環境で行われた。
 ちなみに,4Gamerではすでに海外版でのプレイレポートを掲載済みなので,主にシングルプレイにおけるゲームの概要などを知りたい人は,「こちら」の記事をチェックしてほしい。

「Red Dead Redemption」公式サイト


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 マルチプレイに入るには,タイトル画面で「マルチプレイ」を選ぶ,もしくはシングルプレイ中にポーズメニューで「マルチプレイ」を選んで,「放浪モード」に参加する形になる。プレイヤー自身を含め,最大で16人のプレイヤーが参加できる。なお,放浪モードのセッションには,誰でも参加できるパブリックと,参加者に制限をかけられるプライベートの2種類がある。
 放浪モードでは,シングルプレイ同様,広大なオープンワールドで自由に遊ぶことができる。詳しくは後述するが,「チームチャレンジ」や「対戦モード」などでほかのプレイヤーと一緒に遊んでもいいし,ほかのプレイヤーとは別行動を取ってもかまわない。どのように遊ぶかはプレイヤー自身の選択に委ねられているのだ。
 また,放浪モードでは,ギャングと戦ったり動物を狩ったりといった,あらゆる行動に対して経験値が加算される。経験値を貯めて「レベルアップ」すると,武器/馬/マルチプレイ用キャラクター/称号/チャレンジなどがアンロックされていく。ただ漫然と遊べるだけではなく,遊んだら遊んだだけ,マルチプレイをより楽しめる“見返り”も用意されているのだ。

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 放浪モードでは,最大8人の“民警団”(=チーム)を組むことが可能。リーダーとなるプレイヤーがほかのプレイヤーを招待して,それを承認するとチームが結成される。マルチプレイ中のチームバランスが崩れない限り,同じチームが維持される。
 また,自警団の招待を承認する時点で,招待したプレイヤーのところにジャンプできたり,主要な町の「移送ポイント」を使うと瞬時に移動できたりと,集合待ちで時間を取られないような工夫もなされている。
 またリーダーは,民警団の仲間を特定の場所に向かわせる目印となる「ウェイポイント」を設定することが可能だ。ただ,チームを組んだからといって,行動を制限されることはほとんどない。たとえばチーム対戦の最中であっても,好き勝手に関係ない場所に行くこともできるのだ。

 ほかのプレイヤーとの協力が可能な要素として今回プレイさせてもらったのが,ギャングの隠れ家を襲撃する「チームチャレンジ」だ。これはギャングの隠れ家のエリアに入ると自動的にスタートする。
 敵対するギャング達の数は非常に多く,また的確な射撃を行ってくるため,一人でクリアするのは非常に困難だと感じられた。仲間との役割分担などをしっかり行う必要があるだろう。ただ,敵に倒されても比較的短時間でリスポーンできるので,ガンガン突っ込んでいっても問題ない。

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 対戦は,主要な町などにある「ゲートウェイマーカー」経由で行える。
 対戦モードは,大きく「シュートアウト」と「キャプチャー・ザ・バッグ」の二つに分かれる。
 シュートアウトは,ほかのプレイヤーをできるだけ多く倒すのが目的となる。自分以外のプレイヤーがすべて敵となる「フリーフォーオール」(いわゆるデスマッチ)と,チーム戦の「ギャングシュートアウト」の2種類がプレイできる。
 キャプチャー・ザ・バッグには,フィールドに落ちている金貨袋を多く集めたほうが勝ちという「黄金ダッシュ」,自チームの金貨袋を守りつつ相手チームの金貨袋を自分の拠点まで運ぶ「ゴールド・キーパー」,一つだけある金貨袋を自分の拠点まで運んだら勝利となる「バッグ争奪戦」という,3種類のルールが存在する。
 なおキャプチャー・ザ・バッグでは,金貨袋をかつぐと移動速度が遅くなって敵に捕捉されやすくなるので,注意が必要だ。

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 また,対戦モードでは,開始時に「メキシカン・スタンドオフ」が行われる。西部劇の映画などで良く見られる,お互いが向き合って合図と同時に撃ち合うスタイルの決闘方法だ。
 メキシカン・スタンドオフのあとは,そのまま対戦モードが継続されるので,メキシカン・スタンドオフの段階で何人かを倒しておけば,そのあとゲームを優位に進められるわけだ。
 対戦フィールドは街の中や荒野など,かなりバラエティに富んでいる。ぼーっとしていると狙撃されやすいので,バトル中は柱の影や箱の後ろなどに隠れながら戦うのが基本。また,リスポーンポイントは決まっていて,倒されると戦線に復帰するのに時間がかかることもあるので気をつけてほしい。
 なお,本作では銃を撃ったりダッシュをすると,相手チーム側のマップアイコンに自分の居場所が表示される。言い方を変えれば,銃を撃たずダッシュしなければ,視界に入らない限り見つけられないので,常に周囲に気を配っていないといつ倒されるか分からないという緊張感にあふれた戦いになるわけだ。

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 2時間程度の体験ではあったが,本作では,非常に自由度の高いマルチプレイを実現していることが感じ取れた。
 自由気ままに自分のやりたいことをやってもいいし,ほかのプレイヤーと協力して悪漢を退治してもいい。気が向いたらプレイヤー同士で血で血を洗う戦いに明け暮れることも可能だ。それらの判断は,すべてプレイヤーに委ねられている。
 また,マルチプレイだけを取っても,題材が西部劇だからと言って敬遠するのはもったいないと断言できるほど,非常に没入感が高い。
 「RED DEAD REDEMPTION」の日本国内での発売は10月7日と,あとわずかである。本稿で興味を持ってもらえたなら,ぜひプレイしてみてほしい。

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※本作はCERO:Zレーティング,18歳以上のみ対象のタイトルです。

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