イベント
いとうかなこさんが歌い,たかはし智秋さん&辻あゆみさん&榊原ゆいさんが暴走する,「CHAOS;HEAD」イベントレポート
「CHAOS;HEAD」はもともと,ニトロプラスと5pb.がPC向けにリリースしたノベルゲーム。2008年10〜12月にはテレビアニメが放送され,2009年2月26日には登場キャラクターごとの個別ルートなども追加されたXbox 360用新作「CHAOS;HEAD NOAH」がリリースされた。そしてテレビアニメ版のDVDも,3月4日より発売されている。
この一連の作品は,主人公の西条拓巳やヒロイン達が,渋谷で発生する連続殺人事件「ニュージェネレーションの狂気」に巻き込まれていくというサスペンスである。
となると,ゲーム&DVDの発売記念イベントも,さぞかしドロドロとした血なまぐさい光景が展開するのかと思いきや,主題歌を歌ういとうかなこさんや,楠 優愛役のたかはし智秋さん,折原 梢役の辻あゆみさん,岸本あやせ役の榊原ゆいさんによる,歯止めの利かない脱線トークが執拗なまでに繰り広げられ,会場内は終始笑いが絶えない状況に。
たかはしさんが無軌道に暴走すると,榊原さんがツッコミ,間で辻さんが翻弄されて,いとうさんは苦笑い……といった流れがメインではあったが,いとうさんが場の空気を支配するシーンもあったりと,ひとときも目が離せないイベントとなった。
Xbox 360版「CHAOS;HEAD NOAH」の個別ルートに注目
榊原さん演じる岸本あやせは,バンド「ファンタズム」のボーカル「FES」という顔も持つことから,収録時にもアカペラで歌うことが多く,その様子をほかの出演者達に笑われていたそう。
ステージ上でも,うっすら笑みを浮かべたたかはしさんから「あなたの歌はサイコーだよ!」「榊原ゆいにしかできない!」などと口をはさまれると,「みんながこうやって,あちこちのインタビューであやせのことを面白おかしく言う」と(笑いながら)嘆く一幕も。一方,このやりとりを見ていた辻さんは,「こういう先輩達に囲まれて楽しい現場でした」と語っていた。
とはいえ,たかはしさんによると,「作品自体がダークな世界観なので,いったん収録が始まればシリアス」だったという。オンとオフの切り替え幅が,非常に大きい現場だったということなのだろう。
今回のイベントに出演した3人が演じるキャラクターのルートももちろん用意されており,これまでには描かれてこなかった設定や物語が追加されている。
ちなみにCHAOS;HEAD NOAHでの各キャラクターについて演者は,
「優愛さんは,ヤンデレ日本代表選手権に出られますね。いたって真面目に病んでます。どうしてこうなったのかも,個別ルートで明らかになります」(たかはしさん)
「拓巳くんの学校に来る前に負った心の傷も明らかになります。テーマは血まみれ」(辻さん)
「エロ担当でした。Xbox 360のゲームで声を演じるのは初めてだったんですが,スタッフさんに『どこまでやっていい?』と聞いたら,『どこまででも』と言われたので,やれるところまでやらせてもらいました。公式サイトであやせのサンプルボイスの3番目を聞けば,どこまでやったか分かると思います」(榊原さん)
とコメント。CHAOS;HEAD NOAHのCEROレーティングが「Z」になったのは,榊原さん演じるあやせがエロ過剰だったから……ではなく,辻さん演じる梢のルートの描写が原因らしい。
なお,CHAOS;HEAD NOAHには,ルートごとのエンディングが用意されており,そこではそれぞれのキャラクターソングが使われている。その説明ののち,榊原さんがファンタズムのFESとして,挿入歌「密教の首飾り」を披露した。
真の「ニュージェネレーションの狂気」はてりやきか?
続いてはCHAOS;HEADの軸となる連続殺人事件「ニュージェネレーションの狂気」にちなんだクイズに,出演者達が回答していくというコーナー。
事件の概要を説明する文章の中の,空白部分を考えてスケッチブックに書いていくというものだったのだが,MCからの「ボケないで,真面目に」というリクエスト(というか,振り)に,それぞれがきっちり応えようとしたためか,カオスな回答が続出。
問題例 |
正解 |
問題 |
正解 |
問題 |
正解 |
たかはしさんの「てりやき」は,のちに行われたサイン入りポスターを賭けてのジャンケン大会で「てりやきジャンケン」(「てーりやきっ!」と言うだけ)なるものが発明されるほどの破壊力だったが,それを上回るのはいとうさんが本気で書き損じたという「その目だれの日」だったように思う。やはり,頭で考えたボケは,本気のミスには叶わないものだ。
しかしこの後,いとうさんは先ほどのボケを吹き飛ばすかのような勢いでCHAOS;HEAD NOAHのオープニングテーマ「fake me」を熱唱し,イベントをしめくくった。
イベント前には出演者達の囲み取材も行われた。
ここで印象的だったのは,テレビアニメ版のDVDリリースにより,ある程度の区切りがついたかに見えるCHAOS;HEADという作品の今後について,それぞれがビジョンを持っていること。
榊原さんが,「ファンタズムのFESとしての活動を今後も継続していくことでCHAOS;HEADという作品を広めていきたい」と語ると,辻さんは現在3誌で連載中のコミックスに触れ,「それぞれがアニメになるとか,いろいろな展開があるといいですね」とコメント。
そして,たかはしさんの「(海外キャストで)実写になれば,ヨーロッパとかの人達からも注目を集めると思う」という希望を聞いたいとうさんは,「むしろ日本人のキャストやスタッフで実写化して,また主題歌を歌わせてほしい」と自身のアピールをきっちり行っていた。
いとうさん:CHAOS;HEADをこのまま盛り上げるには,皆様の声が必要です
たかはしさん:文字どおりカオスのかしら(頭)な作品だぜ! これからもCHAOS;HEAD,Yo! チェキラ! ィヨロシク!
辻さん:妄想する限りCHAOS;HEADは続きます。妄想したら声を上げてください。そしてそれが続くといいな☆
榊原さん:CHAOS;HEADという作品は現実味がありますが,いいところをリアルブートして感じ取ってください
「CHAOS;HEAD NOAH」公式サイト(年齢認証あり)
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