連載
マフィア梶田の二次元が来い! / 第38回:ツイステッドに立ち向かうゲームライターの年内最終更新
どうも。2010年最後の更新だというのに,この一年間,自分が何をしていたのか全然思い出せないチキンヘッド梶田です。これはきっと,二次元嫌いな宇宙人の仕業ですよ。アニメフェアをつぶし,返す刀で俺をマインドコントロールしてアホの子にするつもりに違いない。そっちがその気ならケツにシャンプーぶち込んでやるから,かかってこいや!!
クソッ,こんな時に「マフィア,あなた疲れてるのよ」と優しくいたわってくれるパートナーでもいればいくらかマシなのに。モルダーにスカリーがいるように,マフィアにはシコリーがいるべきだろう。しこりんはいるよ……あ゛ぁ!? お薬ならちゃんと飲んでるよ! ヒラコー先生と同じ虹色のヤツ!!
とにかく,皆さんも二次元嫌いな宇宙人には十分気をつけるのですよ。何やら挙動のおかしな友人がいて,少しでも「あ,宇宙人の仕業かな?」と思ったら,とりあえずケツにシャンプーをぶち込んでおやりなさい。それで怒ったら宇宙人,まんざらでもなさそうだったら違う意味で注意しましょう。
RADIO 4Gamerの第38回では,12月22日にスクウェア・エニックスから発売されたPSP用ソフト「The 3rd Birthday」を特集しました。
本作は1990年代後半にPlayStation用ソフトとして発売され,人気を博した「パラサイト・イヴ」シリーズの流れを汲む作品。記憶を失った主人公,“アヤ・ブレア”が他人の意識を乗っ取る“オーバーダイブ”という特殊能力を駆使し,未知の生命体“ツイステッド”と戦っていくアクションRPGとなっています。
最近では,わりと難しいアクションゲームもまともにプレイできるようになってきた岡本信彦さんですが,今回は久しぶりに大ポカをやらかしましたね。よりにもよって対ツイステッド戦の切り札とも言える衛星兵器で自爆するとは……。さすがの俺もその発想はなかった。ペットボトルのお茶を飲もうとしたら,中身がおしっこだったくらいのサプライズっぷりでした。
まぁ,そんなところがしこりんの魅力なんですけどね! ラジガメでスーパープレイ望んでる人なんかおらんでしょうよ。
来年も,ドジっ子全開でよろしくお願いしますよ岡本さん!
年内最後の更新ですし,普通なら何かしら特別企画やりますよね。うん。ごめんなさい。何も考えていませんでした。
なので,久しぶりにお便りコーナーでもやろうかと思ったんですが……今回はちょっと趣向を変えて,ひとつのテーマについて語ってみようかと思います。
実は最近,青春真っ盛りな方々から「どうやったらゲームライターになれるんですか?」という感じの質問をよくされるんですよ。まぁ確かに,ゲームライターになる方法なんて教師や親が知るわけないでしょうし,普通は相談できる人が近くにいないと思うんですよね。実際,俺もそうでした。
でもね。ゲームライターに関する国家資格はないし,なりたければ今すぐにでもなれるんです。「君は警察官! 君はウェブデザイナー! じゃあ僕はゲームライター!」って感じで。
とはいえ,当然ですが自称するだけで食っていくことなんかできません。ちゃんとプロとして仕事を得るには,それなりのステップを踏む必要があるんですわ。
アルバイトとしてゲーム誌の編集部に潜り込んで修行したり,編集プロダクションの求人募集に応募したりといったところが,一応の正攻法だと思うんですが,文章力に自信があるなら,ゲームメディアに片っぱしから営業をかけてみるのもアリです(とはいえ,自信とやる気だけでは門前払いを受ける可能性大。最低限の常識と実績がない人にいきなり仕事をくれる編集部なんてまずありません)。
もしお金と時間に若干の余裕があるなら,専門学校に入るという方法もオススメですね。ライターの基礎をいちから学べるし,何より人脈を築けるというのが一番大きなメリットです。実際,俺なんかは専門学校時代に色々な人々と知り合えたおかげで,卒業後すぐにライターの仕事で食っていけるようになりました。
ライターに限らず,物書きって世捨て人みたいにひとり悶々と仕事をしているイメージがありますが……実際は正反対ですよ。とくにデビュー直後は,文章力など二の次で人付き合いが一番大切だと,俺は考えています。まずはクライアントを確保しないことには,いくら原稿が上手くても意味ないですからね。
とにかくライターになりたいなら,技術的な話は当然として,今のうちにコミュニケーション能力を磨いておくと,のちのち必ず役に立ちますよ……というのが,俺からできる最大のアドバイスですかね。
ちなみに俺は学生時代,すっげぇ人付き合いが苦手で友達も皆無だったんですが,ライターを目指すようになってから,ギャルゲーの主人公にアテレコすることで対人能力を鍛えました。いやいや冗談じゃなく,マジでオススメなんで,喋るのが苦手な人はぜひ試してみてくださいよ。現実の人間を相手にしたとき,脳内に選択肢が表示されるようになれば,もうこっちのもんです。
ホント,一時期は声の出し方を忘れるくらい人と会話していなかった俺ですが,人間やろうと思えばなんとかなるもんですわな。
まぁ一口にライターと言っても色々あるので,どんな方向を目指したいかによって,アドバイスできることは変わってくる(というかアドバイスを求める人が変わってくる)はず……書き出すとキリがないんで,今回は基本的なことだけにしておきました。もっと詳しく教えてほしいという人が多いようなら,いつか続きを書くかもしれません。
それでは皆さん,良いお年を! 来年も4Gamerとマフィア梶田をよろしくお願い致します。そしてゲームライターを目指しているそこのキミ(とくに美少女)。いつか4Gamerで一緒に仕事できるといいね!
|
- 関連タイトル:
The 3rd Birthday
- この記事のURL:
キーワード
(c)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA
- The 3rd Birthday 特典 DISSIDIA 012 FFキャラクターデータダウンロードカード付き
- ビデオゲーム
- 発売日:2010/12/22
- 価格:¥11,400円(Amazon) / 13490円(Yahoo)