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[TGS 2008#025]注目作続々登場で,日本にもXbox 360の時代到来? 基調講演第3部「世界へのキャンパス」
壇上に上がったのはマイクロソフト コーポレーション コーポレート バイスプレジデントのジョン・シャパート氏。シャパード氏は,「日本に来るのは刺激的」とコメントし,自身が幼少から日本のゲームに慣れ親しみ,その開発者達をいかに尊敬してきたかを述べた。
またシャパード氏は,今後日本でXbox 360の需要が伸びる可能性の一つとしてアクションゲームの充実を挙げた。「バイオハザード5」を迫力あふれる長大なムービーとともに紹介,加えてキューエンターテインメント/フィールプラスの「NINETY-NINE NIGHTSII」の発売を例に挙げた。そしてサプライズとして,既に公開されている通りバンダイナムコゲームスの「鉄拳6」が2009年秋にリリースされることを,ムービーを交えて発表した。
さらにシャパード氏は,冒頭で触れたクラシックゲームのリメイクを「Live Arcade」で順次供給していくと発表。「SPACE INVADER EXTREME」と「アルカノイドLIVE」,オンライン協力プレイが可能な「R-TYPE DIMENSIONS」など,世代を超えて親子で楽しめるものとなるとのこと。
そして「NEW XBOX EXPERIENCE」と題して,来たる11月19日に行われる「Xbox LIVE」のアップデートが紹介された。「より分かりやすく,より使いやすく」をコンセプトに,アバターキャラクターの実装を手始めとして,チャットに吹き出しを採用したり,ゲーマーカードのデータをより詳細に表示したりするなど,改良が加えられる。またマーケットでは,「欲しいものを指先一つで」をコンセプトに,ワンストップショッピングを可能にする。
最後にシャパード氏が紹介したのは「Halo」シリーズから「Halo Wars」と「Halo 3: Recon」。Halo Warsは2009年春発売予定となるシリーズ初のRTSで,舞台は初代Haloの20年前という設定。特別ゲストとして壇上に上がったリードストーリーライターのグレイム・デバイン氏が,プレイムービーを使って,実際のバラックおよび基地作成から,戦車/戦闘機/歩兵を使った戦闘,そして敵エイリアン基地の破壊までを順を追って解説した。もう一方のHalo 3 Reconは,2009年秋発売予定。こちらは従来通りのシューティングで,「Halo 3」とは視点の違うストーリーを持つとのこと。
……とまあ,さながらXbox 360における大作新タイトル発表のオンパレードとなった感があり,正直なところ基調講演というよりはただの宣伝だったというのが筆者の感想。とはいえ,確かにシャパード氏の指摘通り,今年の夏以降,Xbox 360に対する日本のゲーマーの注目度は目に見えて上がっているのは事実だ。
これまで日本でのXbox 360の販売が奮わなかったマイクロソフトとしても,このチャンスを逃さず一気に攻めたいところだろうし,何よりこの基調講演で初公開されたタイトルが,いずれも大いに期待できる内容であり,今後のゲーム市場に大きな影響を与えるのは間違いない。
- 関連タイトル:
Halo 3: ODST
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Halo Wars
- 関連タイトル:
鉄拳6
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鉄拳6
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