「モンスターハンターフェスタ’09」大阪大会レポートその1：狩王決定戦決勝戦の模様をお届け。1位のタイムはなんと3分切り

大阪大会も東京大会に負けず（？）のにぎわい。来場者はカプコンによれば公称9000人とのこと。そして相変わらず看板娘さん達は可愛らしい

　「モンスターハンターフェスタ’09」“大阪大会”が，大阪府・インデックス大阪5号館で8月30日に開催された。まずは，「モンスターハンター3（トライ）」日本一の最速ハンターを決める「狩王決定戦」大阪地区大会の模様をお届けする。
　開発者陣によるチャレンジクエストや「教えて！藤岡先生」，「オレたちモンハン部」といったステージイベントについては，のちほどあらためてお伝えするのでもうしばらくお待ちいただきたい。

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　予選出場者の中から上位8チームが決勝戦へとコマを進め，決勝戦でクリアタイム上位3チームが10月25日に開催される決勝大会に出場できる，というのは大阪地区大会でも同じ。
　予選の結果だが，まずお昼過ぎの途中経過報告で，1位が1分23秒，2位が1分29秒，3位が1分35秒と発表された。そのときの8位が1分52秒と，東京地区大会の2分を上回る勢いだった。

　そして，決勝戦に進出したチームとクリアタイムは以下のとおり。東京大会から1週間時間があったとはいえ，東京地区大会の3位以上のタイムを出しても予選通過ぎりぎり，1位と2位は1分10秒を切る勢いなのは驚くばかり。今後の名古屋/福岡/札幌大会についても，開催が遅くなる分練習する時間もあるわけで，予選通過のハードルはさらに高くなる可能性もある。名古屋/福岡/札幌地区大会に参加予定の人はWiiリモコンとヌンチャクでさらに腕を磨いてほしい。

順位：クリアタイム／チーム名
1位：1分12秒／Raget
2位：1分13秒／こえび
3位：1分22秒／ラージャンどこ行ったの？
4位：1分23秒／もうゲネポ
5位：1分26秒／J.K
6位：1分28秒／華塾
7位：1分29秒／持ってる
8位：1分35秒／Juice

（参考）
9位：1分41秒／蒼影研G
10位：1分47秒／え～やん


　続いては，決勝戦のステージイベントだ。司会進行は東京大会同様，「モンスターハンター3（トライ）」アシスタントプロデューサーの小嶋慎太郎氏と，宇佐美友紀さんのお二人。またコメンテーターとして，前半4組のときは「モンスターハンター3（トライ）」メインプランナーの木下研人氏，後半は「モンスターハンター3（トライ）」ディレクターの藤岡 要氏がステージに登場した。

宇佐美友紀さん（左）と木下研人氏（右）

藤岡 要氏（右）

小嶋慎太郎氏

　決勝戦のステージでの選手紹介時，一番の注目は予選通過3位の「ラージャンどこ行ったの？」チーム。モンスターハンターフェスタ’09地区大会決勝戦では初の男女混成チームだ。また，4位で予選を通過した，2008年の最速ハンター決定戦優勝チーム「もうゲネポ」も皆の注目を浴びていた。

　決勝戦のタイムアタックの模様については，東京大会のとき同様，傾向をまとめてお伝えする。まず，組み合わせとしては，太刀＆ランスが2組，あとの6組は太刀＆太刀というチーム編成だった。


　戦略としては，いずれのチームも最初に睡眠投げナイフでラギアクルスを寝かせ，シビレ罠や閃光玉で動きを封じ，アイテムが切れたらひたすら攻撃を叩き込むというものが多かった。
　筆者が見ていて気になったのは，太刀の練気ゲージだ。ほとんど全員が太刀を選択していたので分かりやすかったのだが，シビレ罠を使い切った時点，閃光玉を使い切った時点で，選手によってゲージが白だったり黄だったり赤だったりと，ややばらつきがあった。気刃大回転斬りを決めてゲージをいかに早くMAXまで持っていけるかどうかが，勝負の分かれ目になるのではないだろうか。

　それでは決勝戦の結果をお伝えしよう。タイムアタックの結果は以下のとおりだ。

チーム名／使用武器／クリアタイム／順位

・決勝戦第1組
Juice／太刀＆ランス／3分40秒／3位
持ってる／太刀＆ランス／4分12秒／7位

・決勝戦第2組
華塾／太刀＆太刀／3分40秒／3位
J.K／太刀＆太刀／3分45秒／5位

・決勝戦第3組
もうゲネポ／太刀＆太刀／4分38秒／8位
ラージャンどこ行ったの？／太刀＆太刀／2分50秒／優勝

・決勝戦第4組
こえび／太刀＆太刀／4分3秒／6位
Raget／太刀＆太刀／3分6秒／準優勝

優勝した「ラージャンどこ行ったの？」チームをはじめ，決勝大会に進む4チームは，「モンスターハンター3（トライ）」プロデューサーの辻本良三氏から表彰を受けた

　というわけで，激戦区の大阪地区大会を制したのは「ラージャンどこ行ったの？」チーム。「東京地区大会優勝チームのタイム（3分2秒）を抜く」と意気込んでいた「Raget」は，残念ながらそのスコアに4秒及ばずの2位。3位は「華塾」「Juice」の2チームが同タイムで，大阪地区大会では合計4チームが決勝大会に出場することになった。
　男女混成チームの「ラージャンどこ行ったの？」が2分50秒と3分の壁を破って優勝したことはもちろん注目だが，3位の「Juice」チームは，元々の友達ではなくオンラインでパートナーを見つけて，大会の日が初顔合わせだったという変り種。
　なお「もうゲネポ」は残念ながら予選通過を果たせなかった。狩猟中それぞれが1回ずつ“オチ”てしまい，錬気ゲージによる攻撃力アップがリセットされてしまった影響が大きいと思われる。ハマればめっぽう強いが，ガードができない太刀×2編成はリスキーでもあることを図らずも体現した形になってしまった。


　今後の大会でも太刀×2が主流を占めそうだが，東京大会では優勝チームの「arties」は太刀＆ランスの構成で3分2秒，3位の「クック捜索隊」はランス×2で3分36秒と，大阪大会の上位3チームと比べてもひけを取らないクリアタイムだった。決して太刀×2でないと勝ち残れないというわけではないだろう。ただ，2大会の結果からは，3分30秒台を出さないと決勝に残れないのではないかという目安らしきものも見えてきた気がするので，出場予定の人は参考にしてほしい。


　なんだか偉そうに書いてしまったが，筆者にはとてもマネのできない凄腕ハンター達のテクニックには舌を巻くばかり。「モンスターハンター」シリーズが好きなら，ぜひライブで見てほしいところだ。以降の「モンスターハンターフェスタ’09」スケジュールは以下のとおり。入場無料のフリー入場なので，近郊で開催される場合は，ぜひ足を運んでみてほしい。

「モンスターハンターフェスタ’09」特設サイト

9月6日（日） ＜名古屋＞吹上ホール
10月4日（日） ＜福岡＞西日本総合展示場新館Ａ展示場
10月11日（日） ＜北海道＞月寒アルファコートドーム

決勝大会：10月25日（日） ラフォーレミュージアム六本木
※決勝大会のみ事前応募制