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「モンスターハンター3(トライ)」完成披露発表会でボルボロスをスラッシュアックスで狩ってみた
なお,このバージョンでは,「ボルボロス」「クルベッコ」「ラギアクルス」の3クエストが選択でき,新武器種「スラッシュアックス」を含む七つの武器種すべてが使用可能となっていた。
今回,4Gamerでは,非常に気になるスラッシュアックス,そして新フィールド「砂原」でのボルボロス狩猟クエストを,極めて短時間ながらも実際に体験してきたので,そのインプレッションをお伝えしよう。なお,筆者がプレイしたのは4人同時プレイのネットワークモード,Wiiリモコンとヌンチャクを使ってのプレイだった。
実際に使ってみた感想を率直に書いてしまえば,攻撃モーションや抜刀時の移動速度という点において前者は既存シリーズにおける太刀,後者は大剣に似ている。ただし,「気刃斬り」やガードなどができないという違いもあるため,もちろん従来の武器とまったく同じというまではいかない。プレイスタイルとしては,通常は斧モード,攻撃チャンスは剣モードに切り替えて大ダメージを与えるという感じになるのではないだろうか。
また,剣モードで使用できる「属性開放突き」は,ゲージを溜めて使用する特殊攻撃。正直,今回はスラッシュアックス初体験で,しかも10分強のプレイしかできなかったので,具体的な効果はサッパリ実感できなかったのだが,感想としてはガンランスの「竜撃砲」に似ている。まとめると,スラッシュアックスはまったく新しい操作を必要とするわけではなく,大剣/太刀/ガンランスを元に作られた武器種という印象だ。「モンスターハンター」シリーズでいくつもの武器種を使ってきた人なら,比較的馴染みやすい武器なのではないだろうか。
なお,斧モードと剣モードは連続攻撃の途中で随時切り替えられるので,モード切り替えを混ぜたコンボ攻撃も可能。当然ながら初体験でそんな芸当などできようはずもないのだが,完成発表会第1部のデモプレイでは,MH3のディレクターである藤岡 要氏,本作のCMに出演するお笑いコンビ次長課長の井上 聡さんが見事なコンボを実演していた。とくに井上さんは二つのモードを切り替えながら,最後に属性開放突きとなるコンボにチャレンジして,会場を沸かせていた。
一方,新モンスターのボルボロスは,見た目から予想できるとおり頭部の肉質が極めて硬く,攻撃はほとんど弾かれてしまった。最大の攻撃は,頭部を使った突進だ。といっても予備動作が分かりやすいので,比較的回避はしやすいと感じた。また面白いのは,筆者が予備動作を見て回避したら,なぜかボルボロスが自ら突進をキャンセルしてしまったこと。正直,初めてのことばかりなので何が起きたのか,なぜそんなことになったのか,これまたサッパリ分からなかったのだが,MH3におけるモンスターの挙動は,かなり凝った仕組みになっていそうだと感じた。
今回はわずか10数分のプレイに基づくファーストインプレッションに過ぎない。筆者にとってはスラッシュアックスにしろボルボロスにしろ初めてかつ1回きりの経験であるし,またWiiリモコンによるMH3のプレイも東京ゲームショウ 2008以来という体たらくである。したがって,この記事だけを鵜呑みにしてMH3の新要素に挑むと,痛い目に遭うかもしれないのでご注意を。
最後に,試遊台にあった各武器種の操作方法から,Wii用ソフト「モンスターハンターG」同梱の体験版には収録されていなかった,スラッシュアックス/ランス/太刀の攻撃方法の概要を掲載しておこう。なお操作方法はWiiリモコン+ヌンチャクにおけるものである点,あくまでも試遊バージョンのものであり,操作方法が製品版とは異なる部分があるかもしれないという点は,あらかじめご了承を。
スラッシュアックス
斧モードでは,Wiiリモコンを水平にしてAボタンを押すと「縦斬り」,Wiiリモコンを左右いずれかにひねってAボタンを押すと「横斬り」,−ボタンを押すと「斬り上げ」となる。また,斬り上げのあとにWiiリモコンを立ててAボタンを連打すると「振り回し」攻撃が行える。振り回し攻撃中はスタミナゲージを消費するので注意が必要だ。そのほか,コントロールスティック+Aボタンで「突進斬り」を出せる。
剣モードでは,Wiiリモコンを水平にしてAボタンを押すと「横斬り」,Wiiリモコンを左にひねってAボタンを押すと「斬り上げ」,Wiiリモコンを右にひねってAボタンを押すと「縦斬り」となる。横斬りと斬り上げ,斬り上げと縦斬りは交互に出し続けられる。そして,−ボタンを押すと「属性開放突き」が発動する。発動後に−ボタンかAボタンを連打すると,属性開放フィニッシュが出せる。
剣モードと斧モードの切り替えを行うのはZボタン。攻撃中のモード切り替えも行える。斧モードでは突進斬り中,剣モードでは水平斬り中にZボタンを押すと,それぞれモードが切り替わる。
ランス
Zボタンでガードができ,ガードしたままの移動が可能。また,ガード中にAボタンを押すと,ガード移動より素早い「ガード前進」ができる。また,ガード前進中にAボタンを押すと,盾で殴る攻撃が可能だ。
そのほか,−ボタンを押すと突進を行う。突進中にAボタンを押すとフィニッシュ攻撃,Bボタンを押すと突進のキャンセルを行える。また,武器出し状態でBボタンを押すとステップが行える。ステップは最大3連続までで,基本は後方ステップ。攻撃中の場合は左右のステップも可能になる。
太刀
また,Wiiリモコンを水平にした状態で−ボタンを押すと「斬り下がり」,Wiiリモコンを左右にひねって−ボタンを押すと,「左移動斬り」「右移動斬り」を行える。斬り下がりや左右の移動斬りは,ほかの攻撃からつなげることも可能だ。
太刀の最大の特徴である気刃斬り(Zボタン)については,仕組みが少々複雑になっている。錬気ゲージを消費して気刃斬りを出すのだが,「気刃斬りI」「気刃斬りII」「気刃斬りIII」という3段階+「気刃大回転斬り」がある。気刃斬りIとII,IIとIIIの間に通常攻撃を挟む必要があり,気刃斬りIIIのあとにAボタンで気刃大回転斬りを出してコンボ攻撃のフィニッシュとなる。説明するとややこしいのだが,ボタンでいうとZ→A→Z→A→Z→Aの順番で押すだけだ。
なお錬気ゲージには二つの要素が含まれる。攻撃を命中させることで溜まったゲージは,気刃斬りを出すと消費されるというのが一つ。もう一つは攻撃力で,気刃斬りは気刃大回転斬りを命中させるごとに,白→黄→赤へと変化し,ゲージの色が変わると攻撃力が上昇するとのこと。黄色までは力尽きるまでゲージが維持されるが,赤は一定時間が経過すると黄色に戻ってしまうので,赤ゲージを維持するには,ゲージが赤いうちに再度気刃大回転斬りを命中させる必要がある。
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モンスターハンター3(トライ)
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