10月9日,10日,12日と,KONAMIブースではニンテンドーDS用タイトル「
幻想水滸伝ティアクライス」の
トーク&ライブイベントが行われていた。本稿でレポートする9日のイベントでは,ディレクターの小牟田修氏に加え,主人公役の声優梶裕貴さん,リウ役の声優柿原徹也さん,マナリル役の声優矢作紗友里さんらが招かれていた。
最初にトークショーが開かれ,タイトルの“ティアクライス”が,ドイツ語で12星座という意味であることが,小牟田氏の口から説明された。さらに,それぞれの星座が各キャラの宿星になぞらえられることや,“12”という数字がキーワードになるかもしれないこと,同作でも108人の仲間が登場することといった気になる情報も公開。未来への無限の可能性をテーマに,108人それぞれの可能性を108通りの物語として表現したという話も披露された。
左から,主人公役の声優梶裕貴さん,リウ役の声優柿原徹也さん,マナリル役の声優矢作紗友里さん,本作ディレクターの小牟田修氏
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ここで,3人の声優さんが担当するキャラが紹介され,主人公はシリーズ初となる,ストーリー中にセリフをしゃべること,何事にも前向きな頼りになる熱い男だという解説のあと,梶さんが「僕はそんなに熱くなれませんが(笑)」と返す場面も。続いて,リウは頭脳派であること,マナリルは皇帝の娘で実は重要な役回りであるという話も出た。それに合わせて矢作さんが「これまで小さい女の子の役が多かったので,お姫様役をもらえて嬉しくてテンションがすごく上がりました」と,その時の気持ちを語ってくれた。アフレコ時のエピソードも披露され,ゲームは一人での収録なので寂しかったり,一緒に収録する人がいないため,いつも以上に相手の存在を意識しながら収録したという苦労話も出た。
その後,ゲームに収録される要素が公開され,小牟田氏から“108人の仲間から4人を選んでパーティを組み冒険を進めていく”との話がだされる。そこで3人の声優さんに,どのようなパーティを組みたいかと聞いたところ,梶さんは「協力攻撃が格好良いか強いキャラ」で,矢作さんは「ビジュアル重視のイケメンメンバー+マナリル」。ところが柿原さんは,主人公一人でプレイしていきたいと答え,会場の笑いを誘った。
男または女キャラのみのメンバーなど,パーティの組み方次第で何かが起きることや,Wi-Fiを利用した通信プレイが搭載されていることも小牟田氏から説明され,謎だったシステムの一端が明らかにされた。
高杉さと美さん
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このあと,スペシャルゲストとして,オープニング&エンディングテーマソングを歌う高杉さと美さんが登場。ゲームを意識して作られた衣装を着ており,非常に幻想的だったのが印象深い。高杉さんはゲーム中のキャラ,シスカの声も担当しており,アフレコは歌と違って難しかったとの感想を述べていた。舞台では,ゲームソフト発売日の前日,12月17日にリリースされるオープニングテーマ曲「Tears in the Sky」を披露してくれた。
最後に,本作の発売を楽しみに待っているファンの人達に向けた,メッセージを語ってくれた。「この曲で,ゲームの素晴らしさを伝えていきたい(高杉さん)」「知っている人も知らない人も,新しい感覚で遊べます(梶さん)」「これをきっかけにWi-Fi通信について勉強したい(笑)(柿原さん)」「役柄上,言えないことがたくさんあってもどかしいですけど,ぜひプレイしてください(矢作さん)」「予約特典にドラマCDが付くので,予約して買ってください。発売日は12月18日です!(小牟田氏)」