プレイレポート
攻略には綿密な作戦が必須。待望の「キャンペーンモード」も実装される「鉄鬼」正式サービス先行レポート
今回4Gamerでは同社を訪れ,その内容を確認してきたのでレポートしよう。
「鉄鬼」公式サイト
圧倒的多数の敵大隊をどう捌く? ラウンドごとの機体変更も重要になる「キャンペーンモード」
ラウンドごとの目標をクリアすることで次のラウンドに進める仕組みとなっており,上級の最終ラウンドには巨大なボス機体が待ち構えている。
なおストーリーは共通だが,初級や中級では最初の5または8ラウンドで終わってしまう。つまり,上級の10ラウンドをクリアしてはじめて,ストーリーが完結するわけだ。ぜひ,上級での完全クリアを目指してみよう。
ラウンド開始時に,戦況とミッション内容が報告される |
キャンペーンモードでは,各プレイヤーのリスポーン可能回数は1ラウンドにつき,最初の出撃を含めて3回までに制限されている。
また同モードでは,敵の機体を攻撃することで「SP」(スキルポイント)を獲得できる。SPを消費して,攻撃力/防御力を高めたり,弾薬を補給したりできるほか,コア周辺にいる敵機体の動きを止める「コアEMP」の使用や,プレイヤー機体の能力を30秒間大幅に向上させる「レイジモード」の発動が可能となるので,活用したいところだ。
なお,キャンペーンモードでのキル数やデス数などは,戦績には反映されない。
キャンペーンモードの舞台となるのは,中立国「SWIZEN」(スウィゼン)。同国を植民地化する目的で,敵国の大隊が侵攻中という設定だ。「72メタルゴースト中隊」の一員となり,仲間と協力しながら基地内のコアを守り抜こう。
……というわけで,敵の大隊相手に少数精鋭で立ち向かうことになる。序盤のラウンドで忘れてはならないのが,基地周辺に設置された「特殊ターレット」の存在だ。
このオブジェクトには,味方の火力を大幅に高める働きがあるのだが,起動には工兵型機体を用いる必要がある。したがって,敵の侵攻を食い止めるには,敵機を迎撃する機体,ターレットを起動させる工兵,そしてターレットや工兵を護衛する機体といった具合に役割分担を行うことが重要になるのだ。
今回筆者は,ゲームヤロウのスタッフと共に初級に挑戦してみた。ラウンド3までは漠然とプレイしていても何とかなる印象だったが,おそらくその次のラウンド4が,多くのプレイヤーにとって最初の関門となるのではないだろうか。
このラウンドでは,巨大戦艦から降下してきた敵の機体が,基地のコアを目指して次々に攻撃を仕掛けてくる。それを食い止めるためには,基地入口で敵の侵入を食い止める役,コアまで接近した敵を掃討する役,そして各種サポートといった分担が必要となる。
この連携がうまく機能しないと,あっという間にコアの周辺が敵機体だらけになってしまい,みるみるうちにコアの耐久度が削られていく。今回は2回挑戦したのだが,いずれもラウンド4でコアを破壊されてミッション失敗。
これで初級なのだから,中級や上級の中盤以降はどんなに熾烈な内容なのか,ちょっぴり不安になってしまった。
なおスタッフの説明によれば,最低参加人数の4人では,上級のラウンド10をクリアするのはまず無理とのこと。また最初のラウンド1から巨大ボス撃破までには,上手なプレイヤーが8人揃ったとしても最低30分以上,通常なら1時間前後は必要だという。
難度が高い分,プレイ終了時に得られるポイントや貢献度が高めに設定されているので,クランメンバーやフレンドと協力し,綿密な作戦を立てるなどして臨んでほしいとのことだった。
新マップ/武器も要注目。さらなるキャンペーンの追加も検討中
新マップ「CROSS ROAD」には,機体を隠すのに適した物陰が数多く用意されている |
正式サービス開始に合わせて追加される「CROSS ROAD」は,市街地を舞台とするチームデスマッチ用のマップだ。道路が複雑に入り組んでおり,機体を隠せる物陰が随所に用意されている。観測型機体「FORBIDDEN」にはもってこいのマップといえそうだ。
また観測型機体を使う人にとってもう一つ朗報なのが,これまでは報酬としてしか入手できなかったスカウター(小型偵察機),「AIR HAWK」をショップで購入できるようになること。
AIR HAWKを使うと,レーザーを照射して地雷を起爆したり,戦闘機に出撃要請して空爆させたりといったことが可能なので,工兵型機体との連携でかなりの活躍が期待できる。
観測型機体のスカウター「AIR HAWK」がショップで購入可能に! これで戦術の幅がぐっと広がる |
レーザーを照射して地雷を起爆! 工兵型機体との連携プレイも積極的に試みたいところだ |
さらに,全機体で使用できるサブ武器にスモーク弾とフラッシュ弾が追加されることも,戦術の幅を広げてくれるだろう。
スモーク弾「SMOKE-B」。いわゆる煙幕で,中に入ると視界を奪われる |
フラッシュ弾「FLASH-B」。効果を確認すべく自分で食らってみたが,案の定何も見えなくなる |
さて,コンシューマゲームなどで人気の協力プレイが導入されることで,さらなる注目を集めそうな鉄鬼だが,すでにキャンペーンモード第2弾についても検討中とのこと。これは,オンラインゲームのコンテンツ消費速度を見据えたうえでの進行で,今後もさまざまなストーリーのキャンペーンを提供していきたいと,スタッフは意気込みを見せていた。
オンラインFPS/TPSというと,その性質上,行き着くところは上級プレイヤー同士の対戦ということになってしまいがちだが,鉄鬼は,それらとは少々異なる展開を見せてくれそうな印象だ。
なお別記事でお伝えしているように,正式サービス開始に合わせて機体獲得方法が変更されることが明らかとなった。ゲーム開始時から自分のプレイスタイルにマッチした機体が選択可能となるのは,鉄鬼プレイヤーや,これから遊ぼうと思っている人にとって喜ばしいところだろう。
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