広告企画
老舗のBTO PCブランド「FRONTIER」30周年記念ゲームPC「FR30」シリーズを検証。コスパ良好な満足度の高いPCだ【PR】
インバースネットが展開するBTO PCのブランド「FRONTIER」は,2023年で30周年を迎えた。まだ日本の主流PCが国産パソコン「PC-9800」シリーズだった1990年代にスタートした,まさに老舗のPCブランドである。同時期に立ち上がったBTO PCブランドは,すでに多くが過去のものとなったが,変遷を経ながらも,FRONTIERは存続し続けているのだ。
そんなFRONTIER製品から,30周年記念モデルと銘打たれたゲーマー向けデスクトップPC「FR30B760/C」を取り上げたい。
FRONTIERの「FR30」シリーズは,価格帯性能比に優れたゲーマー向けのデスクトップPCとして,とくに冷却性能にこだわったPCだ。その特徴や性能を見ていくことにしよう。
FRONTIERの30周年記念モデル特設Webページ
30周年記念として高い価格対性能比に優れるFR30シリーズ
まずは,FR30シリーズの概要と構成を把握しておくことにしよう。
30周年記念モデルであるFR30シリーズは4機種がラインナップされているが,中でもFR30B760/Cは,ミドルハイ市場向けのIntel製CPUである第13世代Coreプロセッサの「Core i7-13700F」を中核とした,ゲーマー向けデスクトップPCだ。
それに加えてCore i7-13700Fは,電力性能の高さも特徴だ。TDP(Thermal Design Power,
Intel B760チップセットを搭載するMicro ATXフォームファクタのマザーボードで,製品名に「Pro」とあるように,スペックはハイエンドのゲーマー向けのマザーボードに勝るとも劣らない。「Dr.MOS」を採用する7+1+1フェーズの強力な電源回路を採用するのに加えて,電源部を大型のヒートシンクで冷却しており,信頼性は非常に高い。
また,ASRockから,サウンドプロセッサソフトウェア「Nahimic」が提供されているのも,ゲーマーにとってはポイントが高い。マザーボード上のサウンド機能でバーチャルサラウンドサウンド出力が行えるうえ,ゲーム向けのサウンドプリセットを簡単にカスタマイズできるのだ。
ちなみに,FR30シリーズはASRockが高い品質を持つBTO PC製品に与えている「ASRock SPIRITS」認証を受けている。ASRockが掲げる高い安定性と信頼性の基準をクリアした製品にのみ与えられる認証であるそうで,その点では,FR30シリーズは安心して使えるPCというお墨付きを得ているわけだ。
ゲームの快適さを左右するグラフィックスカードは,最上位モデルのFR30B760/Dが「GeForce RTX 4070 Ti」を採用。FR30B760/BとFR30B760/Cは,グラフィックスメモリ8GB版の「GeForce RTX 4060 Ti」を,FR30B760/Aは「GeForce RTX 4060」を採用するといった違いがある。
なおFR30B760/Cは,オーダー時にGeForce RTX 4070を選択できるが,FR30B760/AとFR30B760/Bは,GeForce RTX 4060 TiかGeForce RTX 4060しか選べない。
ゲーマーがFR30シリーズから適切なものを選ぶには,利用したいグラフィックスカードからベースモデルを選んで,オーダー時にカスタムする形になるだろう。今回,筆者が試用しているのは,GeForce RTX 4060 Tiを搭載する「FR30B760/C」に,いくつかのオプションパーツを組み合わせたモデルだ。
評価機が搭載するグラフィックスカードは,MSI製のオーバークロックモデル「GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OC」だった。GeForce RTX 4060 Tiの標準的なブーストクロックは2535MHzだが,本機のグラフィックスカードでは,2565MHzと30MHz高く設定されていた。
メインメモリは,標準構成がDDR4-3200 8+8GBの16GB構成だ。オプションとして16+16GBの32GBや,32+32GBの64GBも選べるほか,カラーLEDイルミネーション内蔵のゲーマー向けメモリモジュール「Kingston FURY Beast DDR4」を選択できる。
試用機には,Kingston FURY Beast DDR4モジュールの16GB×4の64GB構成という,BTOメニューとは異なる構成のメモリを搭載していた。メモリクロックはDDR4-3200設定である。
試用機には,SST-FP240-ARGB-V2のブラックモデルが搭載されていた。ラジエータ長約240mmの液冷クーラーは,Core i7-13700Fにとってオーバースペックと言えるほど高性能で,CPUに負荷をかけた状態でも,ファンの音はほとんど気にならないレベルだ。静粛性を求めるなら,SST-FP240-ARGB-V2の選択がおすすめだろう。
ストレージは,標準でPCI Express(以下,PCIe)/NVM Express接続の容量1TBを搭載する。標準構成のSSDはPCIe Gen 3対応のSolidigm製「SSDPEKNU010TZX1」だったが,PCIe Gen 4対応のWestern Digital製「WD BLACK SN770」や,Micron製「Micron 3400」,MSI製の「SPATIUM M461」といった,より高スペックのSSDも注文時に選択できる。
容量も最大4TBまで選べるので,ゲーマーの要望に答えられるだろう。
余談気味だが,試用機のSSDであるSSDPEKNU010TZX1は,かつてIntelが開発,販売していた「Intel SSD 670p」と同じものだ。IntelのSSD部門は,Solidigmに移行したのだが,Windows 11のデバイスマネージャには,今でも「Intel 670p」と表示される。
ちなみにインバースネットでは,11月30日までの期限付きで,WindowsをインストールするSSD用として容量512GBのSSDを無料で組み込めるキャンペーンを実施している。つまり,11月30日までに購入すれば,512GB+1TB構成となり,1TB分をまるまるゲーム用に使えてしまうわけだ。
FR30B760/Cの主な構成パーツは以上のとおり。主な仕様は表にまとめておこう。ミドルハイ向けのゲーマー向けPCとして,的を射た選択が行われていると言えよう。ハイエンドではないが,ゲーマー向けとして押さえるべきところはしっかりと押さえているので,買えばすぐにゲーム用PCとして活躍できる製品だ。
CPU | Core i7-13700F(16C/16T,定格クロック2.1GHz,最大クロック5.2GHz,L3キャッシュ容量24MB) |
---|---|
CPUクーラー | SilverStone SST-FP240-ARGB-V2(液冷) |
メインメモリ | DDR4-3200 |
マザーボード | ASRock B760M Pro RS/D4(Intel B760) |
グラフィックス | MSI |
ストレージ | Solidigm |
有線LAN | 2.5GBASE-T |
前面 |
USB 3.2 Gen 1 Type-C×1, |
背面 |
USB 3.2 Gen 1 Type-C×1, |
電源ユニット | 定格出力750W, |
PCケース | FRONTIER独自PCケース |
公称本体サイズ | 約205(W)×415(D) |
公称本体重量 | 未公開 |
OS | Windows 11 Home |
冷却にこだわったメッシュPCケースが特徴
そんなFR30B760/Cの外観と内部を見ていこう。
FR30シリーズの外見上における大きな特徴が,全面メッシュの金属製PCケースだ。ボディカラーとして黒,白,赤が選べるが,試用した機材は鮮やかな赤である。PCケースの金属板には,上質なツヤ消し焼付塗装が施されており,とても見た目のいいPCだ。
このPCケースで面白いのは,電源オフ時にはメッシュからぼんやりと内部がうかがえる程度なのに,電源を入れてPCケース内部のLEDイルミネーションが点灯すると,内部が美しく浮かび上がる点だ。LEDイルミネーションを活かすPCケースといえば,側面パネルをガラスやアクリルで透過させるのが一般的だ。本機のようにイルミネーションがメッシュを透過してくる演出はわりと珍しく,それだけに見た目にインパクトがある。
先述のように,試用機はLEDイルミネーション内蔵のメモリモジュールや液冷クーラーを搭載しているので,なおのことイルミネーションの効果が美しいのだが,標準構成でもファンとマザーボードのイルミネーションがあるので,イルミネーションを十分に楽しめるだろう。
ちなみにLEDイルミネーションは,ASRock製マザーボード用のユーティリティ「ASRock Polychrome Sync」で一括して制御できる。16種類のプリセット済み発光パターンや任意のカスタマイズ設定で点灯させられるので,その点でも楽しめるはずだ。
両側面と前面パネルは,押し込むだけで取り付けられる工具レス式で,日頃のメンテナンスは楽だろう。
冷却ファン類は,LEDイルミネーション内蔵の120mm大型ファンを背面に1基,底面に2基搭載している。さらに試用機は240mmサイズの液冷ラジエータのファン2基が天板側にあるので,まさに大型ファンだらけという印象。全面メッシュのPCケースと合わせて,実に風通しがよく,内部に熱がこもる心配はない。
内部レイアウトの点で少し珍しいのは,750Wの電源ユニットが,前面パネル側に取り付けられている点だ。このレイアウトのおかげで本体高を抑えられているわけである。
小さなめな今どきのPCケースとしては,拡張性もあると見ていい。
FR30B760/Cのゲーム性能をチェック
最後に,FR30B760/Cのゲーム性能をチェックしておこう。先述のとおり,今回試用したのは,GeForce RTX 4060 Tiを搭載するFR30B760/Cをベースとしたモデルで,GPUのグレードから最新タイトルが1920×1080ドットでプレイでき,グラフィックス負荷が低めのタイトルだったり,超解像技術を使ったりすれば,2560×1440ドットでもプレイできそうだ。
今回は,4Gamerベンチマークレギュレーション27のゲームタイトルでチェックしてく。テストはグラフィックス品質を高負荷よりとしたうえで,解像度は1920×1080ドット,2560×1440ドット,3840×2160ドットの定番3パターン。それに加えて今回は,超解像技術を使った3840×2160ドットを加えた4パターンとした。
超解像技術は,NVIDIA独自の「DLSS」が利用できるタイトルならそれを用いて,利用できないタイトルではドライバレベルで超解像を行う「NVIDIA Image Scaling」(以下,NIS)を利用する。
まずは,「Marvel's Spider-Man Miles Morales」(以下,Spider-Man MM)から見ていこう。Spider-Man MMでは,DLSS有効時にフレーム生成を「有効」,かつアップスケール品質を「パフォーマンス」としてテストした。結果はグラフ1のとおり。
Spider-Man MMでは,平均70fps以上が快適にプレイできる目安となる。FR30B760/Cでは,2560×1440ドットまでなら,余裕で目安をクリアできた。一方で,4K解像度ではDLSSを有効にしても目安には届かない。GPUのスペック的にも,2560×1440ドットまで快適にプレイできれば十分に合格だろう。
続く「バイオハザード RE:4」(グラフ2)は,超解像技術として「FidelityFX Super Resolution」(FSR)をサポートする。だが,今回はほかのDLSS非対応タイトルと条件を揃えるため,NISを利用してテストした。NISの倍率は4倍(4K解像度時でレンダリング解像度1920×1080ドット)だ。
バイオハザード RE:4は,80fps以上が快適にプレイできる目安で,超解像技術を利用せずにクリアできたのは1920×1080ドットのみだった。だが,NISを利用すると,4K解像度でも目安をクリアできる。2560×1440ドット以上でも,NISを利用すれば快適にプレイできるわけだ。
次の「Call of Duty: Modern Warfare II」(以下,CoD MWII)はDLSSに対応する代表的なタイトルのひとつだ。今回はDLSSプリセットを「パフォーマンス」の設定でテストしている。結果はグラフ3だ。
CoD MWIIにおける快適なプレイの目安は80fps以上で,DLSSを使用せずにクリアできたのは1920×1080ドットのみだ。ただ,2560×1440ドットも平均79.5fpsには達している。また,DLSSを使用すれば4K解像度でも快適にプレイできるので,なかなか優秀な結果と言えるのではなかろうか。
続くFortnite(グラフ4)では,4K解像度時の「DLSS」のプリセットを「パフォーマンス」としてテストしている。
Fortniteでは,平均70fpsが合格ラインとなる。DLSSを使用せずにクリアできたのは,1920×1080ドットのみだが,2560×1440ドットも69.3fpsに達している。また,DLSSを有効化すれば4K解像度でも余裕でクリアできるので,CoD MWIIと同様に快適なプレイを期待できるだろう。
「God of War」(グラフ5)では,高解像度時のDLSS設定として「パフォーマンス優先」のプリセットを使用した。
God of Warにおける合格点は平均80fps以上だ。DLSSを使用せずにクリアできたのは1920×1080ドットのみだった。4K解像度になると,DLSSを有効化しても合格点に届かないが,2560×1440ドットならDLSS使用で平均80fps以上をクリアできそうだ。Fortniteほど優秀なスコアではないが,十分に合格と言えるテスト結果だろう。
続く「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」では,高解像度時にNISを使用したテストを実行した。NISの倍率は前出のバイオハザードRE:4と同じ4倍だ。グラフ6に総合スコアを,グラフ7に平均・最小フレームレートをまとめた。
NISを利用しない場合,1920×1080ドットと2560×1440ドットで「非常に快適」だが,4K解像度だと「快適」までスコアが低下する。だがNISを有効化すれば,4K解像度でも「非常に快適」まで一気に向上した。
注目すべきは,NIS使用時の3840×2160ドットのスコアやフレームレートが,1920×1080ドットとほとんど変わらない点だ。NISの倍率が4なので,NISを利用すればレンダリング解像度とほぼ同じパフォーマンスが得られることが確認できる。DLSSのような超解像技術に対応していないタイトルでも,NISを利用すれば高解像度で快適に遊べることを,この結果が証明しているだろう。
テストの最後は「F1 23」である。F1 23はDLSS 3に対応する代表的なタイトルだが,残念ながら今回は,フレーム生成がグレーアウトして選択できなかったため,DLSS 2相当でテストした。「HDR」など,フレーム生成と共存できない設定は無効にしているので,使用できなかった理由は不明だが,おそらくゲーム側かドライバソフト側の問題ではないかと思う。DLSSのプリセットは「パフォーマンス」だ。
F1 23は平均80fps以上が合格点だが,すべての解像度で合格点に届かなかった。ただ,1920×1080ドットは79fpsに達しているので,少し設定を変更すれば,合格点をクリアできるだろう。また,4K+DLSSの結果やフレームレート上昇率から見て,2560×1440ドット以下なら,DLSSの利用で合格点に届くか,近づけることはできそうだ。
ゲームの性能を見てきたが,GeForce RTX 4060 Ti搭載PCに期待されるフルHD解像度においては,十分に優れた性能が得られた。NISやDLSSを有効活用すれば,4K解像度程度まで多くのゲームがプレイでき,不自由なくゲームをプレイできるPCと言えるのではなかろうか。
参考までに,試用機の冷却能力を確認するために,3Dグラフィックスベンチマークソフト「CINEBENCH R23」を10分間連続稼働させ,その間のCPUコア温度を「CoreTemp」で測定した結果を掲載しておきたい(グラフ9)。
グラフのように,CINEBENCH R23起動直後は一気にコア温度が上昇するが,数分後には50度未満に落ち着いてしまう。CINEBENCH R23はCPUに高負荷をかけるテストなので,その実行時でも40度台というのは,液冷クーラーを組み合わせた結果とはいえ,実に優秀な冷却能力を有すると言える。予算に余裕があるなら,液冷クーラーは選んでおきたいオプションだ。
また,参考までにゲーム実行中の消費電力の最大値と,ディスプレイが消えないように設定して30分間放置後のアイドル時の消費電力を,ログ取得可能なワットチェッカー「What'sup Pro」で測定した結果(グラフ10)も見てみよう。
最大を記録したのはSpider-Man MM実行時の約432Wだったが,多くのゲームで400W以内に収まっている。構成と性能から考えると,消費電力は妥当なところだろう。アイドル時には60Wを余裕で切ってくるので,電気代も抑えられるはずだ。
購入後の満足度が高いゲーマー向けデスクトップPC
FR30B760/Cは,高い冷却性能と同時にイルミネーションの独特な演出効果が得られるメッシュPCケースや,電源ユニットの配置を工夫して大型グラフィックスカードにも対応できるサイズとコンパクトさを両立させている点など,見どころの多いデスクトップPCだ。
標準構成の価格対スペック比は非常に優秀であるし,購入時に選べるオプションも豊富なので,購入後の満足度は極めて高い。ゲーム用のデスクトップPCを探しているゲーマーにおすすめしたい製品とまとめられるだろう。
FRONTIERの30周年記念モデル特設Webページ
ゲームPCが安い「FRONTIER クリスマスセール 2023」が開催中
インバースネットでは,「FRONTIER」ブランドのPCを対象としたセール「FRONTIER クリスマスセール 2023」を開催中だ。「冬休みは,ゲーマー向けPCで快適にゲームをプレイしたい」という人や,自分へのちょっと早いクリマスプレゼントを考えている人は,チェックしてみるといいだろう。
毎週金曜日に対象商品が入れ替わる週替りのセールなので,ピンと来る製品がなかったとしても,金曜日にはまた確認してみると,思わぬ掘り出し物と巡り会えるかもしれない。
「FRONTIER クリスマスセール 2023」特設Webページ
- 関連タイトル:
FRONTIER ゲーマーズ
- この記事のURL: