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現在放映中の「最高に遊べるiPod。」CM第2弾に登場しているゲームはなに? iPod touch用アプリ16タイトルを一挙に紹介
まだ見ていないという人は,アップルの公式サイトで公開されているムービーに目をとおしてみよう。個人的には,第1弾と比べ,よりエンターテイメント性が高い,あるいはより“ゲームっぽい”作品がチョイスされている印象だ。
今回4Gamerでは,そのCM第2弾に登場する16作のアプリを,一挙に紹介していく。「iPod touch用アプリ」として紹介しているが,これらの16タイトルはすべてiPhoneでもプレイできる。iPhoneゲーマーもぜひ参考にしてほしい。
逆に,iPhoneにはあまり関心がないという人もいるかもしれないが,iPodで音楽を聴くこと自体に抵抗を感じる人は少ないのではないだろうか。App Storeで販売されているアプリのほとんどが,iPod touchでもiPhoneと同様に動作する(第2世代のiPod touchでは,iPhone以上にスムースに動作するともいわれている)。加速度センサーやタッチパネルを用いたゲームも,ほとんど同じプレイフィールで楽しめるのだ。
4Gamer読者ならばほぼ100%,ゲームに関心を持っているはず。iPhoneを買う予定はないが,音楽プレイヤーの購入を考えているという4Gamer読者にとって,App Storeに用意された膨大な数の有料/無料ゲームから好きなものを入手して楽しめるiPod touchは,最有力候補となるだろう。
CM第2弾に登場するゲーム16作品を紹介
それでは,「最高に遊べるiPod。」CM第2弾に登場している,全16作のゲームアプリを紹介しよう。なお,掲載している価格は2009年3月17日時点のものなので,購入するときは必ずApp Storeで最新価格を確認してほしい。
■「リアルサッカー2009」(700円)
さまざまなジャンルのタイトルを投入している,ゲームロフトのサッカーゲームで,発売以来高い人気を獲得している。アクションゲーム寄りの仕上がりで,選手を切り替えつつ,パスを回したり,シュートを打ったり,ディフェンスしたりして試合を進めていく。
試合の舞台となる12のスタジアムや,選手達が見せるさまざまな動きがフル3Dグラフィックスで描かれており,サッカーファンならばつい夢中になること請け合いだ。
本作はFIFPro(国際プロフットボール選手協会)からライセンスを獲得しており,約200のサッカーチームに所属する選手達が実名で登場する点も,サッカー好きには嬉しいポイントだろう。
「Real Soccer 2009」紹介ページ(iTunesが起動します)
■「Bugdom 2」(450円)
Macintosh用にさまざまなゲームをリリースしてきたPangea Softwareは,App Storeのオープン以来,多数の作品をiPod touch向けに移植し,いずれも高い人気を獲得している。
「Bugdom 2」はその中の一つで,バッタの「Skip McFly」を主人公とする三人称視点のアクションアドベンチャーだ。とある家とその周辺がゲームの舞台となっており,各ステージには,私達人間にとって身近なモノでできたさまざまな仕掛けやトラップが用意されている。
模型飛行機から爆弾を落としたり,ミニカーでレースをしたりと,ミニゲーム的な要素も満載で,幅広い層のゲームファンにオススメできる一作だ(関連記事)。
「Bugdom 2」紹介ページ(iTunesが起動します)
■「Rolando」(600円)
「Rolando」は,元Electronic ArtsのNeil Young氏が率いる新しいデベロッパNgmocoの代表作だ。ゲームの目的は,“Rolando”と呼ばれる円形のキャラクターをゴールへ導くことで,基本的にはiPod touch本体を傾けることでRolandoを転がしていく。
各ステージには趣向を凝らした仕掛けが満載で,Rolandoを転がすだけでなく,テコやバネ仕掛けの台を用いて弾き飛ばしたり,Rolandoをエレベータに乗せ,それを指で上下に動かしたり,扉を指で開けたりといった具合にさまざまな操作が要求される。
ポップなグラフィックスも印象的で,プレイフィールだけでなく,見た目にもワクワクしてくる本作は,iPod touch用ゲームのスタンダードといっても過言ではないだろう。
「Rolando」紹介ページ(iTunesが起動します)
CM中,iPod touchが一瞬フレームの外に消え,おや?と思わされるタイミングがある。そのときに動作しているのが,この「SGN Golf」。加速度センサーに対応しており,本体を前方に傾けてから元の角度に戻すことでショットする方式となっており,CMでも,フレームに戻ってきたときにボールが飛んでいくのを確認できる。
ゴルフゲームとしてはまだまだ発展の余地があるとはいえ,iPod touch本体を動かして遊ぶゲームの可能性を感じさせてくれる作品だ。
「SGN Golf」紹介ページ(iTunesが起動します)
■「Platypus」(600円)
登場する乗り物やミサイル,そして背景までもが粘土製という,あたかもクレイアニメーションを見ているかのようなグラフィックスが印象的な横スクロールシューティング。
背景には多重レイヤーが用いられており,奥行きを感じさせるほか,固い敵に弾を当てると表面にひびが入っていく様子や,爆発時にいかにも粘土っぽくはじけ散る様子がよく表現されており,見た目にも楽しい作品である。
シューティングものに不慣れというカジュアルゲーマーでも,十分に楽しめるのではないだろうか。
「Platypus」紹介ページ(iTunesが起動します)
■「SimCity」(700円)
いわずと知れた都市建設シミュレーションの大御所,SimCityシリーズがiPod touchにやってきたことは,かつて寝る間も惜しんで街づくりに励んでいた一人として,とても大きなトピックだ。
以前紹介したように本作では,マップ上のマス目を「住宅地区」「商業地区」「工業地区」に塗り分け,それらを道路で結ぶことで,街を発展させていく。それらの地区がバランスよく配置され,さらに警察署や病院,娯楽施設などが適切に建てられていれば,より多くの人々が移り住んできて街はさらに活気づいていく。
一から作り上げた街が,徐々に立派な都市へと変貌を遂げる様子をニンマリしつつ眺めるのが,このゲームの醍醐味なのである。
ただし,App Storeのレビューには,動作の緩慢さや不安定さを指摘する声も寄せられている。今後のアップデートで改善されることに期待したいところだ。
「SimCity」紹介ページ(iTunesが起動します)
■「Fast and Furious: Pink Slip」(350円)
iPod touch用にリリースされているカーレーシングゲームの中でも派手なアクションをウリとするのが,この「Fast and Furious: Pink Slip」。シミュレーション性は低く,誰でも気軽に楽しめるゲームで,ニトロ使用時の気持ちのよさはなかなかのものである。
本作には,ライバルと順位を競い合う「RACE」のほか,ドリフトした時間の長さによってポイントを獲得し,その合計が条件を満たすとクリアとなる「DRIFT」,ドラッグレースに挑む「DRAG」,パトカーとカーチェイスを行う「POLICE」といったモードが用意されており,さまざまなプレイフィールが味わえる。
アメリカンテイストのグラフィックスは好みが分かれるところかもしれないが,この手のレースゲームが好きな人ならば十分に楽しめるはずだ。
「Fast and Furious: Pink Slip」紹介ページ(iTunesが起動します)
■「Nanosaur 2」(450円)
本作は,Bugdom 2と同じくPangea Softwareが手がけた三人称視点のフライトシューティングである。この作品の最もユニークな点は,未来からやってきた翼竜が,盗まれた卵を取り戻すべくさまざまな恐竜達と戦いを繰り広げるというストーリーだ。
各ステージには,恐竜とはおよそミスマッチなレーザー砲やバリアーといったハイテク兵器が多数仕掛けられている。マップに点在している卵を拾い上げ,本作でいうところのワームホールに投げ込んでいこう。
飛行機とは一味違う浮遊感が楽しめる作品だ。
「Nanosaur 2」紹介ページ(iTunesが起動します)
■「Wave Blazer」(230円)
4000馬力のエンジンを搭載したボートがデッドヒートを繰り広げる,水上レースを題材とするレーシングアクション。グラフィックスの美しさをウリとするレースゲーム「Raging Thunder」を手がけたPolarbitの作品で,ボートでのダイナミックな走りがよく表現されている。
シングルプレイでは,複数のレースを戦い抜き,合計獲得ポイントをAIと競い合う「Grand Prix」のほか,いずれかのコースでAIとレースを行う「Arcade」,そして自分のマシン1台のみでタイムアタックに挑む「Time Trial」の三つのモードを選択可能。
インターネットを介してのマルチプレイにも対応している。
「Wave Blazer」紹介ページ(iTunesが起動します)
■「Low Grav Racer」(700円)
宙に浮いたまま猛スピードで走行する半重力マシンをフィーチャーしたレースゲームで,私自身愛してやまないWipeOutシリーズにインスパイアされた作品だ。本作で勝利の鍵を握っているのは,コース上に出現する,ブーストやミサイル,地雷,バリアといったアイテムを活用すること。デッドヒートを繰り広げているライバルにミサイルを命中させたときの気持ちよさは格別だ。
慣れるまではコーナリングで苦労するかもしれないが,プレイを重ねるにつれ,より速いスピードでコーナーを通過できるようになることだろう。普通の自動車ではなかなか味わえないぶっ飛び感やスリルを,ぜひ味わってみてほしい。
「Low Grav Racer」紹介ページ(iTunesが起動します)
■「TouchSports Tennis '09」(115円)
3Dで表現された美しいゲーム画面と,スムースなキャラクターアニメーションをウリとするテニスゲーム。タイトルからも想像がつくように,目指す場所をタップすることでキャラクターを動かす方式。相手のショットの落下地点付近に移動すれば,自動的に打ち返すので,ゲームの操作に不慣れな人も楽しめるはずだ。
iPod touch本体を傾けると,相手コート上のマークが移動する。自分のショットはこのマークに向かって飛んでいくので,相手のショットを打ち返す前にマークの位置を調整しよう。
iPod touchならではの操作性が取り入れられた本作は,スポーツゲームが好きなユーザーならば見逃せない一作といえるのではないだろうか。
「TouchSports Tennis '09」紹介ページ(iTunesが起動します)
■「Burning Tires 3D」(350円)
本作は,カジュアルテイストのカーレーシングアクション。砂漠や氷の大地,ところどころに溶岩の流れる荒地を舞台に,最大1000馬力のエンジンを積んだオフロードカーがレースを繰り広げる。
登場するマシンは計7種類で,それぞれ異なる特性を備えており,デザインも個性的なものばかり。最初に乗れるマシン以外は,ゲームが進むにつれてアンロックされる仕組みだ。
ライバルのマシンに体当たりして妨害するなど,ルール無用の熾烈なバトルに挑んでみよう。
「Burning Tires 3D」紹介ページ(iTunesが起動します)
■「Snail Mail」(350円)
カタツムリ「Turbo the Snail」を操作してコース上の荷物を集め,ゴールに届けるアクションゲーム。とはいえただのカタツムリではなく,かなりのスピードで滑走するので油断は禁物だ。コース自体が途切れていたり,ループ上になっていたりするので,思いのほかスリリングなプレイフィールが味わえる。ジェットコースターなどの絶叫マシンが好きな人にオススメのカジュアルゲームである。
「Snail Mail」紹介ページ(iTunesが起動します)
■「Drum Kit」(230円)
iPod touchを楽器に見立てて演奏するアプリは,定番ジャンルの一つとなっている。「Drum Kit」はその一作で,画面をタップすることでドラム演奏が楽しめる。
Drum Kitの画面には,バスドラムやスネアドラム,クラッシュシンバルといった6種類のドラムが通常のドラムセットと同様に配置されており,直感的にプレイ可能。また,1台のiPod touchを用いて二人でセッションするモード(画面上にドラムセットが二人分表示される)も用意されている。
iTunes内の楽曲を流しつつ,それに合わせて演奏できるので,好きなバンドのドラマーになった気分でプレイしてみてはいかがだろうか。
「Drum Kit」紹介ページ(iTunesが起動します)
「Flick Fishing」は,池や川,海を舞台に気軽に釣りを楽しめるゲーム。灯台に住む老人から依頼される,一連のクエストをこなしていく「Quest Mode」や,高難度の「eXtreme Fishing」といったモードも用意された,エンターテイメント性の高い釣りゲームに仕上がっている。
なお本作や,人気作「SlotZ Racer」の開発元であるStrange Flavourは,日本のApp Storeにおける自社の売上金全額を,アメリカの環境保護団体「シー・シェパード」(Sea Shepherd)に寄付することを発表した。
Flick FishingやSlotZ Racerの紹介ページのレビューには,このことに対する意見が多数寄せられている。
「Flick Fishing」紹介ページ(iTunesが起動します)
■「Touchgrind」(600円)
右足と左足に見立てた2本の指でプレイするスケートボードゲーム。指の動かし方により,さまざまなトリックが繰り出せる。
用意されているゲームモードは,練習用の「WARM UP」,一度のトリックでより高い得点を目指す「JAM SESSION」,そして制限時間内での獲得ポイントを競う「COMPETITION」の三つ。JAM SESSIONやCOMPETITIONで設定された得点をクリアすることで,新たなボードをアンロックできる。
ゲームとしてはシンプルながら,よりクールなトリックを決めたくて,つい夢中になること請け合い。マルチタッチインタフェースがとてもうまく応用されており,iPod touchでどんなゲームができるのか,人に見せるのにももってこいの一作だ。
なお,同じ会社がリリースしている「Sway」もまた,マルチタッチインタフェースをフルに生かした作品で,ゲームとしてさらに楽しい仕上がりとなっており,オススメしたい(関連記事)。
「Touchgrind」紹介ページ(iTunesが起動します)
最後に,アップルが公式サイトで配布しているブログパーツを紹介しよう。これは,iPod touchを傾けたり,タッチスクリーンに触れたりしながら,さまざまなゲームを遊んでいる様子を撮影したもの。iPod touchでのゲームの楽しさがストレートに伝わってくる内容だ。
より多くの人に,この楽しさを伝えたいと思っているiPod touchゲーマーならば,このブログパーツを自分のブログに組み込んでみてはいかがだろうか。詳細は,アップル公式サイトの「iPod touch - ゲームギャラリーのブログパーツ」ページでご確認を。
私自身,iPhone/iPod touch用ゲームの情報を追っていて,App Storeにおける,このところのゲームアプリの充実ぶりには嬉しいやら,(やり込む時間がとれず)困ってしまうやらといった状況である。
4Gamerでは今後も気になるゲームなどを紹介していくので,iPhone/iPod touchゲーム関連の情報源として利用していただければ幸いだ。
- 関連タイトル:
リアルサッカー2009
- 関連タイトル:
Rolando
- 関連タイトル:
Platypus
- 関連タイトル:
SimCity
- 関連タイトル:
Fast and Furious: Pink Slip
- 関連タイトル:
Nanosaur 2
- 関連タイトル:
Wave Blazer
- 関連タイトル:
Low Grav Racer
- 関連タイトル:
TouchSports Tennis
- 関連タイトル:
Burning Tires 3D
- 関連タイトル:
Snail Mail
- 関連タイトル:
Flick Fishing
- 関連タイトル:
Touchgrind
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