パッケージ
Tegra
  • NVIDIA
  • 発表日:2008/06/02
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
[GDC 2015]Google,Androidゲーマーの行動を分析できるツールを発表。30ドルの「子供向けVRデバイス」なども予告
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2015/03/03 21:40

イベント

[GDC 2015]Google,Androidゲーマーの行動を分析できるツールを発表。30ドルの「子供向けVRデバイス」なども予告

セッションに先立ち檀上に立った,Google Play Gamesのシニアプロジェクトマネージャー Greg Hartrell(グレッグ・ハートレル)氏。氏によれば,全世界で1億人に達するAndroidユーザーのうち,約4分の3がゲームをプレイしているという。2014年度には,総額700億ドルがゲームアプリ開発者に還元されることになったとのこと
画像集 No.001のサムネイル画像 / [GDC 2015]Google,Androidゲーマーの行動を分析できるツールを発表。30ドルの「子供向けVRデバイス」なども予告
 Game Developers Conference 2015(以下,GDC 2015)の初日となる北米時間2015年3月2日,Googleはスポンサードセッションを開催。その場で,Androidゲームデベロッパ向けのデータ分析ツール「Audience Builder」や,広告によるマネタイズを効率化する「In-App Purchase House Ad」などを発表した。

 まず「Audience Builder」についてだが,Googleによると,これは「プレイヤーの行動を分析し,潜在的な顧客をリスト化するツール」で,デベロッパはここで得た情報を参考に,ゲームのカスタマイズや最適なプロモーションを行えるという。
 具体的には,「レベル5以上に達している人」「1回のアクセスあたり3分以上プレイしている人」「30日以内に有料アイテムを購入した人」といった,開発者側が指定するさまざま条件からデータベースを構築できるとのこと。大企業では当たり前のデータ分析を比較的容易に行えるAudience Builderは,小規模のデベロッパに対して強くアピールしそうだ。

画像集 No.002のサムネイル画像 / [GDC 2015]Google,Androidゲーマーの行動を分析できるツールを発表。30ドルの「子供向けVRデバイス」なども予告

 また,βテスト中だという機能「In-App Purchase House Ad」では,Audience Builderなどを通じて選別された購買力のあるプレイヤーに対し,カスタマイズ可能な専用広告を配信できるとしていた。こちらも,マネタイズにまで手が回りにくい小規模デベロッパにとって,非常に有用なサービスといえそうだ。

画像集 No.003のサムネイル画像 / [GDC 2015]Google,Androidゲーマーの行動を分析できるツールを発表。30ドルの「子供向けVRデバイス」なども予告 画像集 No.004のサムネイル画像 / [GDC 2015]Google,Androidゲーマーの行動を分析できるツールを発表。30ドルの「子供向けVRデバイス」なども予告


Android TV普及の鍵を握る「Nearby Connections API」


 続いては,Android TVとスマートフォンを連動させる「Nearby Connections API」だ。このAPIは,対応ゲームアプリが動作するAndroidデバイス同士を,Wi-Fi接続によって連動させるもの。Android TVユーザーが,スマートフォンやタブレットをゲームコントローラとして活用したり,セカンドスクリーンとして利用したりできるようになる。Googleによれば,Nearby Connections APIは,向こう数週間以内にゲーム開発者へ向けてリリースされるそうだ。
 スポンサードセッションの会場では,「Beach Buggy Racing」というゲームアプリを,4人のGoogle関係者が異なるデバイスで同時に楽しむというデモ映像が,下記のとおり公開されていた。


 また,ヒット曲の歌詞から曲名を当てるというクイズゲームアプリ「Lyricle」では,Nearby Connectionsに対応するアップデートが近日中に行われるという。Nearby Connections APIが普及すれば,Android搭載デバイスのゲーム環境は大きく変わるかもしれない。


Google Cardboardを利用した立体写真眼鏡「View-Master」


 Googleはスポンサードセッションで,GDC 2015の大きなトピックの1つである仮想現実(Virtual Reality,VR)関連の報告も行っている。GoogleのVR HMDシステムといえば,ダンボール製のHMDとして話題を集めた「Google Cardboard」関連記事)が記憶に新しいが,すでに50万台が流通しているという発表に続けてGoogleは,Google Cardboardのバージョンアップ版的な存在となる「View-Master」を開発中であることも明らかにしている。
 View-Masterは,大手玩具メーカーの米Mattelと共同で開発されている“立体写真眼鏡”的なおもちゃで,どちらかというと,子供向けVRデバイスとしてアピールされるものになる。
 海外メディアによると,2015年秋頃の発売が予定されており,価格は30ドル前後になるとのことだ。

画像集 No.006のサムネイル画像 / [GDC 2015]Google,Androidゲーマーの行動を分析できるツールを発表。30ドルの「子供向けVRデバイス」なども予告


「Project Tango Tablet」は鋭意開発中


 最後に,「Tegra K1」を採用する3Dマッピング機能搭載Androidタブレット「Project Tango」関連記事)についての進捗もお伝えしておこう。モーショントラッキング機能を備えたカメラと奥行きを計測するセンサーにより,タブレット周囲の3Dモデルを作成できるというユニークな特徴を持つProject Tangoは,すでに当初の予定だった「2014年後半に発売」から遅れているわけだが,Googleいわく「開発は順調」。会場では,Left Field Labsの「Space Sketchr」を用いたテクノロジーデモが行われていたが,果たしていつごろ,Project Tangoの3Dモデル生成機能は一般ユーザーが利用できるようになるのだろうか。


GDC公式Webサイト

4GamerのGDC 2015関連記事一覧

  • 関連タイトル:

    Tegra

  • 関連タイトル:

    Tegra K1

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:12月21日〜12月22日