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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第46回はアクションゲーム「Iron Man」のPSP版を紹介
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印刷2008/05/28 18:33

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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第46回はアクションゲーム「Iron Man」のPSP版を紹介

画像集#001のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第46回はアクションゲーム「Iron Man」のPSP版を紹介
 PCゲームと関連のあるNintendo DS/PlayStation Portable用タイトルを紹介していく連載「PCゲームを持ち出そう!」。46回めとなる今回紹介するのは,アクションゲーム「Iron Man」のPlayStation Portable版(以下,Iron Man PSP)だ。

 なお,Iron Man PSPは日本国内では正規に販売されていないため,入手するには,海外ゲームを取り扱う販売店で並行輸入品を購入する必要がある。
 編集部で試した限りでは,本作は国内版のPSPでも動作したが,4Gamer編集部およびソニー・コンピュータエンタテインメントは国内版PSPでの動作を保証しかねるので,その点はあらかじめご了承を。また本作は海外版のソフトであり,ゲーム画面や各種メッセージ,マニュアルなどはすべて英語なので,その点にも注意してほしい。


映画「アイアンマン」をベースとするアクションゲーム


画像集#003のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第46回はアクションゲーム「Iron Man」のPSP版を紹介
 Iron Man PSPは,日本では2008年9月27日から全国ロードショー公開される映画,「アイアンマン」公式サイト)を題材とするアクションゲーム。北米地域では2008年5月2日にPSPをはじめとするコンシューマ機版,そして5月6日にPC版が発売されている。
 もともとこの映画は,アメリカンコミックの人気作「Iron Man」を原作とする作品だ。主人公(=プレイヤー)のTony Stark(トニー・スターク)は,親から受け継いだ巨大企業Stark Industriesの経営者にして,天才科学者。トニーは,新兵器のテストのために訪れた中東で悪の組織に待ち伏せされ,囚われの身となってしまう。
 新兵器の開発を要求されたトニーは,それに応じると見せかけてパワードスーツのプロトタイプを完成させる。そして彼はそのスーツを自ら装着して追っ手を倒し,見事脱出に成功する。
 なんとかアメリカに戻ったトニーは,改良したパワードスーツに身を包んで「アイアンマン」となり,組織の手に落ちたままとなっているすべての兵器を破壊することを決意するのであった。
 ……とまあ,ストーリーはこんな感じ。うーん,かっこいい!

画像集#005のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第46回はアクションゲーム「Iron Man」のPSP版を紹介 画像集#009のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第46回はアクションゲーム「Iron Man」のPSP版を紹介

 Iron Man PSPには,映画でトニーを演じるRobert Downey Jr.(ロバート・ダウニー・ジュニア)や,トニーの親友でパイロットであるJames Rhodes(ジェイムス・ローズ)役を演じる,Terence Howard(テレンス・ハワード)がフィーチャーされている。二人を元にしたキャラクターモデルが演じるカットシーンは,本作の見どころの一つだ。
 本作は3人称視点のアクションゲームで,ストーリーに沿って用意されたミッションを一つずつこなしていくというもの。ただし,ストーリーは序盤から映画版とは異なる展開を見せるので,公開前にプレイしたからといって映画の楽しみがそがれる心配はないだろう。

画像集#004のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第46回はアクションゲーム「Iron Man」のPSP版を紹介 画像集#010のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第46回はアクションゲーム「Iron Man」のPSP版を紹介

画像集#013のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第46回はアクションゲーム「Iron Man」のPSP版を紹介
 次に,ゲームの操作性について見ていこう。
 アイアンマンの移動にはアナログパッドを用い,△○×□ボタンで視点を上下左右に動かす。Rボタンには武器の使用が割り当てられている。
 同様の操作性を持つゲームとして,当連載の第21回「Medal of Honor Heroes 2」を紹介している。
 Iron Man PSPはHeroes 2よりアクション性が高く,最初は△○×□ボタンで照準を合わせるのに少し苦労してしまった。とはいえ,一度照準を合わせさえすればある程度は捕捉し続けてくれるので,慣れるにつれ次々に敵を倒せるようになった。えっへん。

画像集#008のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第46回はアクションゲーム「Iron Man」のPSP版を紹介
 アイアンマンはLボタンを押し続けている間上昇し,もう一度Lボタンを押すことで地上まで下降する。浮遊した状態でアナログパッドを使うことで,空中を前後左右に移動可能だ。
 また,Lボタンを2回続けて押すことで,猛スピードで飛行できる。このときの,画面全体にブラー効果が適用されたグラフィックスは格好よく,爽快感もなかなかのもの。私は映画「マトリックス」が大好きなので,ネオ気分(?)が味わえて嬉しかった,というのは余談だ。

 PSP版に限らず,それぞれのマップが広いことがゲーム版Iron Manの特徴となっている。上で述べた,高速飛行を十分楽しめるのはそのおかげである。しかも,マップ内にある施設に入っても,ロードなしに屋内のシーンに移行する点は結構すごい。
 ただ欲をいえば,屋外のテクスチャや建造物などがもっと作り込まれていれば,なお良かったと思う。このあたりはおそらく,PSPのメモリ容量などの制約によるものだろう。

 Iron Man PSPでは,ミッションをクリアするにつれ,パワードスーツをアップグレードしたり,新たなスーツをアンロックしたりできる。スーツをアップグレードし,自分好みのアイアンマンに仕立て上げていくことも,本作の楽しみの一つなのだ。

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Iron Man PSPの見どころはココ!


 本作には,原作には登場するが映画版には出てこない敵キャラクターも用意されており,映画を観るだけでなくゲームもプレイすることで,アイアンマンの物語をより深く楽しめるのではないだろうか。
 地位も教養も兼ね備えた主人公が,自ら開発したパワードスーツを装着し,危険を顧みず平和のために悪と戦う。そんな,少なくとも私には絶対にマネのできない“スーパーヒーロー魂”を燃やせることが,本作の醍醐味といっていいだろう。

画像集#014のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第46回はアクションゲーム「Iron Man」のPSP版を紹介 画像集#015のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第46回はアクションゲーム「Iron Man」のPSP版を紹介


Iron Man


対応機種:PlayStation Portable
メーカー:SEGA of America
発売日:2008年5月2日
価格:29.99ドル
公式サイト:http://www.ironmanthegame.com/

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