【PR】「キャラクター大作戦」三国志がテーマの「オンラインRTS」＋「MMORPG」

　SFOがサービスを予定している「キャラクター大作戦」は，RTSとオンラインRPGのの面白さをミックスしたタイトルだ。7月17日現在はオープンβテストが行われている。

　RTSとは“リアルタイムストラテジー”の略だ。簡単にいうと，プレイヤーが一人で数多くのユニットに指示を与えて，さまざまな作業を遂行させつつ，相手勢力を滅ぼすことを目的とした，戦略的なゲームだ。

　“さまざまな作業”には資源採取，施設建設，ユニット生産，戦闘，占領などといったものがあり，RTSというジャンル自体が，ゲーム初心者にとって少々ハードルが高いシロモノだったりする。

　だが本作は，そんな複雑なRTSではないのでご安心を。プレイヤーは主人公役と参謀役，2名のキャラクターにのみ専念すればよく，一度に大勢のユニットを操ったり，内政の面倒を見たりする必要はない。ご存じの人ならピンとくるだろうが，RTSの代表作「WarCraft III」で，ヒーローユニットのみを操る人気MOD「DotA」（Defense of the Ancient）のようなスタイルだ。

　キャラクターは戦闘を通じて経験値を獲得してレベルアップし，またアイテムを獲得することで成長していくなど，RPGっぽいところもある。まさしくオンラインRPGプレイヤーにオススメのオンラインRTSであり，ちょっと変わったゲームで遊んでみたいという人には，まさに打ってつけの作品だ。

　本作の世界観は「三国志」をモチーフとしている。プレイヤーは魏・呉・蜀いずれかのクランに所属して戦うことになるのだ。プレイヤーが操るユニットには「南蛮王」「青洲兵」「烏丸弓兵」「鮮卑兵」など，いかにも三国志らしいものが今のところ18種類用意されている。劉備や孔明などといった，三国志でおなじみのキャラクターも多数登場する。

　もちろん各キャラクター/ユニットには，直接攻撃系や遠隔攻撃系，キャスター系などの特徴がある。それぞれ独自のスキルを習得可能だ。

　本作の基本プレイ料金は無料だが，新たなタイプのキャラクターで遊ぶ際は，そのキャラクターを購入する必要がある。この「キャラクター課金」は本作の特徴といえるだろう。また，コンシューマ機や携帯電話機へのサービスも予定されている。ゲームジャンル，ビジネスモデル，プラットフォームなどさまざまな方面で意欲的な展開を見せているタイトルだ。

　本作ではクラン（ギルド）に参加することで，本格的なPvP，RvRが楽しめる。現在行われているオープンβテスト段階では，ゲームマスター（GM）が曹操（魏），孫権（呉），劉備（蜀）の3人に扮し，それぞれのクランを率いている。また2009年7月時点で，プレイヤーからの応募により新たに三つの新勢力が加わっている。プレイヤーはこれら六国（クラン）のいずれかに気軽に参加し，中国大陸の統一に向けて共に戦えるのだ。

　大筋としては中国全土のマップが50か所の地域に分かれており，これらの支配権を奪い合う内容である。具体的には「王宮戦」「侵略戦」という，2種類のPvPモードがある。

　「王宮戦」は，地域を支配している側のクランに対し，もう一方のクランが攻め込むという，いわゆる攻城戦に似たPvPだ。ただし王宮戦で攻め込むには条件があり，そのため前哨戦として「侵略戦」を制する必要がある。侵略戦の具体的なゲーム内容は，NPC勢力を相手としたクラン同士のタイムアタックに近い。

　王宮戦に勝利して地域を占領すると，次に王宮戦が開催されるまでのあいだ「支配権」が得られる。この支配権の恩恵として，その地域で戦う場合に限り，強力なブースト効果が得られるのだ。クランの所属メンバー全員がこの恩恵を受けられるので，王宮戦での防衛時は絶大なメリットとなるだろう。

　本作はあくまでMORPGではなくRTSである。キャラクターをレベルアップさせて強力なスキルを覚えたり，アイテム合成を通じてステータス強化できたりするとはいえ，低レベルキャラでは高レベルキャラに逆立ちしても絶対に勝てないような対人戦ではない。むしろプレイヤースキルがモノをいい，戦略を練って他プレイヤーと協力すれば，高レベルキャラであっても普通に負かせる，そんな世界なのである。

　「まともにPvPで活躍するには数十〜数百時間プレイする覚悟が必要」というゲームを新規に始めるのはちょっと，という人でも楽しめるゲームなのだ。

　王宮戦や侵略戦は，毎週月・水・金・日曜日の，21：00〜22：00に行われている。1回につき1時間とコンパクトだが，週の半分以上開催されているのは嬉しい。

　では，それ以外の時間帯ではPvPができないのかというと，そんなことはない。1対1〜5対5のプレイヤーによるPvPは，24時間いつでも可能だ。こちらのPvPは，三国大陸の支配権に影響を及ぼさないため，練習がてら気軽に参加できるのだ。

　もっとシャイな人でも，コンピュータ相手の練習ができるので，まずは一人で遊んでみるというのも手。