海外での評判も高い「クルセイダーキングス デウス ウルト」のスクリーンショット76点を掲載

　「クルセイダーキングス デウス ウルト」は，「クルセイダーキングス」（こちらの日本語版はかつてメディアクエスト/ライブドアが発売していたことがある）に拡張パック「デウス ウルト」を適用したものであり，単体で動作する。今回お届けするのはサイバーフロントの，いわば英断で発売された，完全日本語版のものだ（※新画像は001〜076）。
　プレイヤーは中世ヨーロッパの君主の一人となり，家の発展と存続（圧倒的に後者の比重が高い）を目指して，政治と宗教が密接に結びついた複雑な中世社会と，そこで構築された膨大な人間関係の荒波を掻き分けつつ，自らの世継に領土を継承させていく。

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　歴史的な資料が少ない時期ということもあって，史実を忠実になぞるようなイベントは全体に少ないが，そのぶん“いかにも”な一般イベントが豊富に設定されている。当時の支配者達が何を恐れ，何に苦しんだかを追体験する作品として，極めて高い完成度にあるといえよう。
　Paradox Interactive作品の常として，どこを開いても表しか出てこないので，スクリーンショットがいささか単調なものに見えるかもしれないが，その点はあらかじめご容赦いただきたい。

　動作の重さと安定度にやや不安が残るため，ぜひとも英語版アップデートパッチの熟成を待ったうえで，日本語版パッチのリリースをお願いしたいところではあるが，EU2エンジンを用いた一連の作品の中でも，かなり良質なプレイ体験が楽しめる。これを機に，混沌の中世ヨーロッパ史劇をぜひ楽しんでみてほしい。

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