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[G-Star 2014]「Kingdom Under Fire II」のPvPは2000体以上のキャラが戦ってもラグ無し! 兵士やモンスターが入り乱れる戦場を見せてもらった
BLUESIDEは今回のG-Starで,本作のPlayStation 4版を韓国で初披露し,ソニーブースで行われていたステージイベントも盛況ではあったのだが,基本的にその発表内容は東京ゲームショウ2014で聞いたものと同じ。しかし,せっかく韓国まで取材に来たのだからと「新情報をください」とゴネてみたところ,韓国メディアにも見せていないというPvPモードのデモプレイを紹介してもらうことができた。
ただし,「戦闘フィールドの作りこみが終わっておらず,未完成の画面を出すわけにはいかない」と,撮影は一切禁止。筆者としては十分なクオリティに感じられ,BLUESIDEのスタッフが「まだまだだから!」と強く言い張るのに驚いたのだが,とにかくそういうわけで,見せてもらったPvPモードの様子をお伝えしていきたい。
本作のPvPは,専用マップを使い,4対4で行われる。プレイヤーの数を聞くと小規模に思えるかもしれないが,本作では1人のヒーロー(プレイヤーキャラクター)が大部隊を率いて戦えることを忘れてはいけない。ヒーローは同時に3つの部隊を率いることができ,ヒーローで雑兵を倒しまくる「アクションRPGモード」と,部隊に指示を出す「RTSモード」を切り替えながら戦うことになる。
1部隊の人数は,種類にもよるが,通常の兵士系であれば100人ほどで構成される。つまり,3つの部隊を連れて出撃したら,1プレイヤーにつき301人のキャラクターが出撃することになり,これが8プレイヤーとなると,合計で2400人を超えるのだ。
これ以上プレイヤー数を増やすと,収容人数の関係で,対戦をするにはマップが広大になりすぎてしまうので,あえて4vs4に抑えているそうだ。
PvPは,敵が持つ本拠地を破壊できれば勝利,逆に自分の本拠地を破壊されたら敗北という,分かりやすいルールになっている。ヒーローが倒されてしまった場合でも,一定時間後にリスポーンして戦場に復帰可能で,率いている部隊が全滅してしまった場合も,戦闘中に敵を倒して入手したポイントを使って部隊を再雇用すればいい。
また,フィールド中には近寄ってきた敵を自動で攻撃してくれる砲台のようなオブジェクトが存在し,これを破壊して進軍するのも重要とのことである。
以上のような説明を受けながらデモプレイを見ていると,フィールドの中央あたり戦闘が始まった。数え切れないほどのキャラクターが入り乱れるわけで,その様子は圧巻だ。最前線には敵味方の兵士が溢れ,ヒーローがこれをバッタバッタとなぎ倒す。今回見せてもらったヒーローは銃を使うクラスで,無数の弾丸に吹き飛ばされていく敵兵を見るのは爽快だった。
少し離れたところでは,高台に上った弓兵隊が遠距離攻撃で援護を行うシーンも。フィールドの高低差を利用して攻撃するのも,戦術として有効なようだ。
また,巨人のようなキャラクターや,たった1匹で1部隊として扱われる超巨大サソリ(むちゃくちゃ強い),あるいは上空から攻撃を行う飛行船など,人間以外のモンスターや兵器も活用されており,部隊のバリエーションはかなり多いようだった。
ちなみに,今回のPvPは,ブースにいたスタッフ1人と,BLUESIDE本社にいるスタッフ7人のオンライン対戦で行われたのだが,ラグや動作のカクつきは一切なかった。東京ゲームショウ2014で見せてもらったデモでも,四方八方を敵に囲まれた状況でスムーズに動いていたのに驚かされたが,今回はオンラインでのPvPという条件でまったく問題がなかったので,もう一度びっくりという感じだ。
最終的には,サソリの圧倒的な力で敵を蹴散らし,順調に進軍していたブースのスタッフのチームが勝利という形でPvPは終了。ここまで大規模で楽しそうな戦闘の様子を見せられると,やはり気になるのはサービス時期である。
BLUESIDEによれば,今のところ中国市場では12月にテストを実施する予定で,2015年夏にはPC版の正式サービスを行う予定だという。さらに,PS4版も,2015年夏に全世界でプレイの機会を設けることを目標に,開発を進めているそうだ。全世界ということで,もちろん日本語版の準備もしているとのこと。楽しみに待ちたいところだ。
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