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男色ディーノのゲイムヒヒョー:其の拾九「さらわれることが伝統ゲイ能」
相変わらず,「金色のコルダ2 アンコール」をプレイできていないディーノ選手。まあ,プロレスラーって巡業が多いから,なかなか据え置き型のゲーム機で遊ぶ時間もなさそうですしね……って思ったら,今週はWiiで遊びまくっていたみたいで。
……言い訳させてもらっていい? 約束を守らないってのは,それだけだとまだ救いがあると思うのよ。本当にダメなのは,約束を守らないことに慣れること。約束を守らないことに罪悪感を感じなくなったら人間おしまいじゃないかなあ……自分で言うのもなんだけど,そういう意味ではまだ私はマシね。最近では「金色のコルダ2 アンコール」をプレイしてないことについての罪悪感を抱えたまま試合に臨んでいるくらいだもの。
そう。私はこれからもコルダを背負ってプロレスを続けていくわ。コンサートのことを思い描きながら人を殴り,投げて,関節を極めるのよ。金色のコルダ万歳! リリのために,いやさ学園の平和のために私は戦い続けるのだ! フハハハハハハ!!
うん,もう気は済んだわよ。なんだか最近,毎週のように地方に飛ばされてる気がするんだけど,まるでプロレスラーっぽくていいと思うわ。こうやって,またしても携帯ゲイムばっかりプレイすることになるのよねぇ……。
まずはWiiの「スーパーマリオギャラクシー」から紹介しとこうかしら。しかしまあ,よくさらわれるわねあの姫様は。ゲイム機のスペックが上がってさまざまな映像表現が可能になったこの世にあって,昔と変わらぬストーリー展開。やはり「ゲイムの姫はさらわれなきゃ始まらない」と言わんばかりのそのかたくなな姿勢は,もう伝統ゲイ能の域に達してるわ。
ちなみに歴代の“姫さらわれゲイム”におけるさらわれっぷりで私が一番好きなのは,なんと言ってもタイトーの「影の伝説」(1985年にアーケード,1986年にファミコンで登場)のオープニングね。ゲームを開始したら主人公が姫をおんぶして走っていて,何者かが猛スピードで飛んできて,背中の姫をさらっていくのね。でも,主人公は気付かず走り続けるの。で,しばらく走ったあとで立ち止まって,ゲイムスタート。超シュール。そんな主人公の切なさと怒りとマヌケさをドット絵で見事に表現していたのよね。結局“影の伝説”もどんな伝説だったのかキチンとわかんなかったし……。そういや,2008年には続編の「影之伝説 -THE LEGEND OF KAGE 2-」がニンテンドーDSで出るんですってねぇ。びっくりだわ。
スーパーマリオギャラクシーに話を戻すと,ピーチ姫がさらわれていく様を滑らかポリゴンで描いているのね。で,クッパがいかにも大掛かりで悪い感じを醸しだしつつ,ピーチ姫をさらったところからゲイムスタート。どうでもいいけど,ピーチ姫は自分をさらったクッパと,一体どんな気分でカートとかサッカーとかテニスとかゴルフとかで一緒に遊んでいるのかが知りたい。まったくお気楽な女だわ。ひょっとしたら,ストックホルム症候群みたいなものがあるのかもしれないけれど。
まあともかく,そんなこんなでマリオが今回も飛んだり跳ねたりするんだけども,今回は今回でニンテンドー64の「スーパーマリオ64」と同質の驚きがあって面白いわよ。重力とどう遊ぶかってのが,新しい感じ。まあ,まだあんまり進んでないからちゃんとは言えないんだけど,Wii持ちならプレイしといたほうがいいわね。
おっとノスタルジーに浸るとこだったわ。オプーナを雰囲気で例えるならば,マイルドにした「ファンタシースターオンライン」ってとこかしら。あのスペースオペラっぽい世界観が好きなら,買いだと思うわよ。
てな感じで珍しくWiiゲイムについて触れてみたけども,今さらながらWiiって面白いわね。肩の力を抜いてプレイできるというか手軽というか。今後はもう少しWiiと向かい合って接してみよう,自分のMiiを作ってみようと思った秋の夜長でした。
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オプーナ
対応機種:Wiiメーカー:コーエー
発売日:2007年11月1日
価格:7140円(税込)
CEROレーティング:A
公式サイト:http://www.opoona.com/
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