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「Wizardry」とザ・グランヴァニア店舗タイアップ記念トークショウをレポート。「Wizardry Online」の新情報や「Schema」のこれからが明らかに
同店では,11月27日から12月11日の期間限定で「Wizardry Online」とのタイアップを開催しており,「Wizardry Online」にちなんだフードやドリンクを楽しめる。1品頼むごとに「Wizardry Online」と「Wizardry Schema(ウィザードリィ スキーマ)」で使えるタイアップ限定シリアルカードがもらえるのも注目ポイントだ。
トークショウでは「Wizardry Online」「Wizardry Schema」,そして今冬配信が予定されている「ウィズローグ −ラビリンス オブ ウィザードリィ−」(iPhone / Android)の3タイトルについての発表や裏話などが明かされた。本稿ではタイトル別に最新情報を中心にレポートしていこう。
「Wizardry Online」公式サイト
「Wizardry Schema」公式サイト
「ウィズローグ −ラビリンス オブ ウィザードリィ−」公式サイト
新ダンジョンは懐かしのワイヤーフレーム風ダンジョン
新職業の詳細も発表された「Wizardry Online」
すでにロードマップが発表されている「Wizardry Online」。そのなかから,いくつかのコンテンツについて吉野氏から発表があった。
気になる新職業「遊び人」はバッファー/デバッファータイプで,パーティ内に1人いるだけで美味しい職業になるらしい。どう「美味しい」のかはまだ謎だが,本気でプレイすると非常に忙しく楽しい職業になる予定とのこと。
もう1人の「錬金術師」は,事前に作成しておいたアイテムを消費することで,瞬間的に火力を大幅アップできる職業だという。そのかわり,火力の持続性はあまりないらしい。
システム面では,「メンターシステム」について説明された。高レベル帯プレイヤーが低レベル帯プレイヤーに合わせることでメリットが得られるシステムを考えていて,レベル差があるプレイヤー同士が一緒に楽しめるようにしたいとのこと。また,すでに実装されている「ソウルパートナー」にも調整が加えられ,ソウルパートナーのカードを図鑑に集めていくというものになるという。カードを集めると良いことがあるらしく,さらに育てることでメリットが得られる育成要素もあるようだ。
さらに,今後追加予定の特殊ダンジョンということで,吉野氏がパネルを掲げると,会場からは歓声が上がる。
パネルに描かれていたのは,「Wizardry」シリーズの原点ともいえるワイヤーフレーム風のダンジョンだったからだ。開発チーム内には「これがやりたかったんです」との声もあったのだという。ダンジョンの内容はまだヒミツだが,そう遠くないうちに実装を予定していると吉野氏は話していた。
アップデートとは直接関係ないものの,もう一つ大きな発表があった。なんと,ロストから復活できるアイテムの実装が決まったというのだ。
ゲームからキャラクターの存在が完全に失われる「ロスト」は,「Wizardry」を「Wizardry」たらしめる大きなポイントだ。ただ,ロストしたキャラクターを復活させて欲しいという要望もかなり多いのだという。そこで課金アイテムとして実装に踏み切ったということらしい。
有料ポイントの「RG(ロイヤルゴールド)」換算で,かなり割高な設定になる予定とのことで,吉野氏も「本当はロストの復活はしたくないです。課金アイテムとして入れますが使わずに,ロストしないように頑張っていただきたいです」と正直な胸の内を明かす。岩原氏も「蘇生率を100%にすればロストすることはないんです。もしロストしたならそれは自分のミスだという仕組みになっています。それでもロストした場合のみ,使っていただければ」と話した。
このほか,事前にプレイヤーから寄せられた質問について各プロデューサーが回答したので,それらを一問一答で紹介していこう。
Q:ボイスの追加はありますか?
A:吉野氏「入れたいなという考えはあります。ご要望が多ければ,入れられるように調整を進めていきたいと思います」
Q:NPCのミリオは完全に女性の格好なのに,なんで声が男なんですか?
A:岩原氏「子安さんの無駄づかいと言われているやつですね(笑)。開発担当者は見た目は女だけど本当は男というオカマキャラだと言ってました。ですが,誰もそれを知らなくて,声は間違えじゃないかと言われていました。ですから,女性の声に変えようと思いましたが『変えるのは難しい』と言われて。それじゃあということで,設定などもちゃんと作って,女装趣味の男性ということにしました。『Wizardry Schema』でも登場してますが,1度も女性とは言っていません。男性とも言ってませんが(笑)」
Q:「Wizardry Schema」の時代設定は?
A:岩原氏「『Wizardry Online』の5年後ぐらいという程度で,詳しくは考えていないです。Wizardry Onlineはこれから別の話が展開し,『Wizardry Schema』とは路線が離れていくことになります。もしかしたら,Wizardry Onlineが(Wizardry Schemaの時代に)追い付いた場合,どこかでストーリーがリンクする可能性があるかもしれません。たとえば,Wizardry Onlineのダンジョンの1か所にWizardry Schemaを遊ばないと進めないところがある,なんて感じで連動ができればと思います」
Q:「Wizardry Online」のサウンドトラックをiTunes Storeなどで配信する予定はないんですか?
A:吉野氏「要望が多ければ,前向きに検討したいと思います」
Q:設定資料集の第2弾の発売予定はないんですか?
A:岩原氏「ほかの案件に触らなければ半年ぐらいでできそうですが,今のところは予定はないです」
「Wizardry Schema」の開発がGMOゲームポットへ移管
Android版配信の可能性は?
今回のトークショウでは,「Wizardry Schema」のアップデート情報などは公開されなかったが,開発がGMOゲームポット内製になることが発表された。
これは,配信の開始直後に,何度もメンテナンス時間が延びたり,さらにそのメンテナンスが失敗したりするといったトラブルが続いたことから,ゲームポット内製で開発していくことが決まったのだという。
岩原氏は「皆様に安心してプレイしていただくために,ゲームポット内製で開発することになりました。移管には数か月かかるかと思いますが,ダンジョンの追加など通常のアップデートを行いつつ,子作りシステムを実装したり,ゲームを軽くしたりするなど,完全に作り替える予定です。しばらくはご迷惑をおかけするかもしれませんが,お待ちいただければと思います」と語った。
また,Android版「Wizardry Schema」も開発予定があると岩原氏は話していたが,iPhone版の開発移管などを考えると,もうしばらく先になってしまいそうだ。
アーケードとリンクして楽しめる!?
「ウィズローグ」のプロデューサーがゲストで登場
「昔のWizardry」の雰囲気を大事にして開発しているというウィズローグは,ローグライクのターン制RPGだ。メニューなどの選択はもちろん,クォータービューで描かれたダンジョンの移動など,すべての操作がタッチで行えるようになっており,スマートフォンよりもタブレットで遊びがいがありそうな作品になっている。パーティはWizardry同様に6人だが,1ユニットとして扱うため,普通のローグライクのゲームと同じ感覚で遊べると思います,と前田氏は話していた。
さらに驚くべきことに,アーケード版「ウィズローグ」の展開も予定しており,データをうまくリンクさせて,ゲームセンターでもスマホでも遊べるような仕組みを考えているという。どのように連動して遊べるのか気になるところだが,詳細が決まり次第発表するとのことなので続報を待ちたい。
また,各メディアとの連携も考えていて,そのメディアで発行したコードでしか遊べないダンジョンやそこでしか手に入らないアイテムといった展開も検討中とのことだ。ウィズローグは今冬の配信が予定されており,現在事前登録受付中だ。事前登録すると「ダイヤモンドの騎士」が手に入る。興味のあるファンは下記のアドレスから登録しておこう。
「ウィズローグ −ラビリンス オブ ウィザードリィ−」事前登録ページ
トークショウの最後に吉野氏は,「本日はこんなにたくさんの方に集まっていただきありがとうございました。こういう機会をまた作りたいと思ってますので,その際にはぜひまた来てください。これからも末永く遊んでいただければと思います」と話し,トークショウは幕を閉じた。
「Wizardry Online」公式サイト
「Wizardry Schema」公式サイト
「ウィズローグ −ラビリンス オブ ウィザードリィ−」公式サイト
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