連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー:其の拾七「人生とは?」
前回,注目タイトルとして挙げていた「ファイナルファンタジー タクティクス A2 封穴のグリモア」と「ダンジョンメーカー 魔法のシャベルと小さな勇者」のプレイを開始したディーノ選手。果たして,この2作はどんな具合なのかというと……?
今これを読んでいるあなたは,小さい頃何になりたかったですか? 目を閉じて,あの頃の自分に戻ってみてください。思い出しましたか? そして,今のあなたと見比べてください。多くの人が,あの頃の未来と今現在の姿とが違うはず。そう。人生,先が分からないから面白いのです! ……え? なんの話かって? 要するに先週予告した「金色のコルダ2 アンコール」をまだプレイしてないって話よ。ここ一年ずっとそうなんだけど,据え置き型のゲイムをプレイするのが完全にかったるい感じなのよねえ。これはひとえに,ニンテンドーDSとPSPのゲイムがあっさりと,かつしっかりと面白いからだと思うわ。
気合を入れないと据え置き型の電源を入れられないのに対し,何の気なしに電源を入れられる携帯型のほうが楽なのよ。携帯型のゲイム機って,世間一般では子供(と,脳トレ世代)向けのものと思われてるフシがあるけれども,実は大人のゲイマーがプレイするのに向いているんじゃないかしら? これはこの男色ディーノが新しく提唱する説。これをどこの学会にぶつけていいのか分からないのがもどかしい。
ということで上記の通り金色のコルダ2 アンコールは未プレイながらも,前回,気になるタイトルとして挙げた「ダンジョンメーカー 魔法のシャベルと小さな勇者」(以下,ダンジョンメーカー)と「ファイナルファンタジー タクティクス A2 封穴のグリモア」(以下,FFT-A2)をしこたまプレイ。こういうところは予定通りな自分が憎いわ。
一応,カテゴリ的にはダンジョンRPGってことになってるけど,むしろダンジョン育成ゲイムと言ったほうが正確な気がするわね。本当の意味で誤解を恐れずに言うならば「nintendogs」のダンジョン版だとでも思ってもらえれば。自分で言うのもなんだが,完璧に誤解してる気もするけど。
まあ,「三國志」や「信長の野望」における内政の作業感が好きだ! という私のような……そうね,一言で言えばせせこましい人ならば,やっておいたほうがいいかもしれないわ。
そして,クエストの数が多いところも気に入ったわ。その量たるや,本筋の話がいっそどうでもよくなるほど。そう。ゲイムは無駄じゃなくちゃね。実際,ゲイムって考え方によってはプレイすること自体が時間の無駄なわけじゃない? でも,その無駄さこそが楽しいわけよ。この感覚はゲイム好きのあんた達なら分かるでしょ? このゲイムのクエストもそんな感じ。ストーリーには関係ない寄り道がいっぱい。
だから,大げさに言えばこのFFT-A2は,人生そのものなのかもしれないわね。私はかなり好きよ,このゲイムのスタンスは。相変わらず,“ファイナルファンタジーの定義とは?”なんてことをついつい考えちゃったりはするけれど。
てなわけで,また。
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ダンジョンメーカー
魔法のシャベルと小さな勇者
対応機種:ニンテンドーDSメーカー:グローバル・A・エンタテインメント
発売日:2007年10月25日
価格:5040円(税込)
CEROレーティング:A
公式サイト:http://www.gae.co.jp/game/dmaker/
ファイナルファンタジー タクティクス A2
封穴のグリモア
対応機種:ニンテンドーDSメーカー:スクウェア・エニックス
発売日:2007年10月25日
価格:5040円(税込)
CEROレーティング:A
公式サイト:http://www.ffta2.com/
- 関連タイトル:
ファイナルファンタジー タクティクス A2 封穴のグリモア
- 関連タイトル:
ダンジョンメーカー 魔法のシャベルと小さな勇者
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