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新キャラクター「アサシン」は9月に実装。世界大会は賞金総額10万ドル! 驚愕情報続々の「ドラゴンネスト ファン感謝祭2013」レポート
本イベントでは,待望の新キャラクター「アサシン」の実装やPvP世界大会「DWC」の開催に関して新情報が公開され,開発元であるEYEDENTITY GAMESからスタッフを招いての質疑応答も行われるなど,濃い内容のものとなった。
壇上にはNHN Japanの「ドラゴンネスト」日本運営プロデューサーである河野相基氏と日本運営チームの山本高勝氏が登壇。河野氏は,同作が5月にサービス3周年を迎えたことに触れ「皆様の支えもあり,ドラゴンネストのサービスも3周年を迎えることができました。本当に,本当にありがとうございます」と挨拶し,アップデート内容を紹介した。
それではさっそくアップデート情報を見ていこう。
新キャラクター「アサシン」は二つの顔を持つ一撃必殺の暗殺者
2013年9月には,待望の新・男性キャラクター「アサシン」が実装される。「カーリー」の実装が2012年8月だったので,約1年ぶりのニューフェイス登場だ。スピーディな動きから必殺の攻撃を放つ,暗殺者の名にふさわしいキャラクターとなるという。
山本氏によれば,アサシンは「普段はシャイで穏やかな好青年だが,戦闘時には狂気の暗殺者としての面が出てくる」,二重人格的な人物であるそうだ。
アサシンは,基本的に近距離格闘型のキャラクターだが,スキルを使うと手裏剣や鎖鎌などによる遠距離攻撃も可能とのこと。山本氏は「既存キャラクターであれば,ウォーリアーとカーリーの中間的な感じと考えていただければ理解しやすいと思います」とアサシンの特徴を解説した。
アサシンの能力の中でも,ひときわユニークなのが「クールタイムチャージングスキル」だ。これは最大3回分のスキルを,1回のスキル使用で放つことができるというもの。例えば,あるスキルを3回まとめて放ちたければ,そのスキル3回分のクールタイムを使ってタメていく準備が必要だという。
加えて,アサシンは自分の姿を消す「隠身スキル」を持っているため,組み合わせることで「相手から隠れつつ,クールタイムチャージングスキルで一撃必殺を狙う」ような戦い方が可能とのことだ。
同時に,「征服王フェザー」にまつわる物語も展開するという。フェザーは人類初の大陸統一を成し遂げた人物であると同時に,7人の龍の使徒を率いる,物語の黒幕的な存在。これまでプレイヤーと縁の深かった「ベルスカード」も,龍の使徒の1人にすぎないというから,どれだけ大物であるかが分かろうというものだ。
アサシンや征服王フェザーが繰り広げる物語がどのようなものになるのか,9月の実装を楽しみに待ちたいところだ。
7月のアップデートはレベルキャップ開放&新エリア実装
これまでの最高レベルは60だったが,レベルキャップの開放により70レベルまでキャラクターを育てられるようになる(関連記事)。また,崩壊したセントヘイブンが再建され,利便性がアップした都市になるそうだ。
アレンデルはすべてのエルフ達のもととなる「生命の木」がある場所で,春の日を思わせるような雰囲気でデザインされているという。
山本氏によれば,「竜珠システム」はこれまでのアイテム強化システムを分かりやすくする狙いがあるという。アップデートに伴い,「潜在能力」「冠位」が撤廃され,アイテムの強化は「竜珠」に一本化されるとのことだ。
■日本運営チームが本作の問題に関して見解を発表
華やかなアップデート情報に続いては,「日本運営チームが考えるドラゴンネストの現状の課題」と題した,少しシリアスなテーマのコーナーがスタートした。
河野氏によれば,現在のドラゴンネストには「コンテンツが少ない」「敷居が高い」「アップデート内容が薄い」といった声が寄せられているという。それぞれの問題について,河野氏と山本氏が今後の施策を解説した。
・コンテンツが少ない
現状は「60レベルネストからイエロードラゴンネストまで,コンテンツが薄い状態」,即ち,イエロードラゴンネストが高難度である一方,そこに行けないという人に向けたコンテンツが少ないという認識だ。今後は,この部分を埋める形でのアップデートを計画していくとのことだ。
・敷居が高い
「新しくゲームを始める人にとっては,装備やGoldを集めるのが難しく,高いプレイヤースキルが求められるなど敷居が高い」現象があるという。
これを解決するため,運営サイドでは経験値テーブルの見直しや装備のプレゼントといった施策を行ってきた。その結果,これまでよりは短い時間でキャラクターは成長するようになったものの,「装備やGoldが溜まらないままレベルが先に上がってしまう」(山本氏)ような事態となり,古参層とのプレイヤースキルの差も出てくるようになったそうだ。
河野氏は,こうした点を「必ず克服しなければならない」問題として把握しているそうで,山本氏は「今後も対処していく」とコメントした。
・アップデート内容が薄い
2013年下半期のアップデート計画は,こうした点を考えたうえでのものになるという。
7月:レベルキャップ開放 70レベルおよび「竜珠」システム
8月:新ネストAおよび「70エピック」
9月:新キャラクター「アサシン」
10月:新ネストBおよびエピック「竜珠」
11月:新ダンジョンおよび「ネストヘル」
12月:新ドラゴンネストおよび「70ユニーク」
・80レベルキャップの早期実装
・新スキルの実装
・目的を持って遊べるコンテンツの実装
■開発チームとの質疑応答
あらかじめ公式サイトから募集された質問だけではなく,会場で寄せられた質問にも答える形式となった。
Q:ボスラッシュに,ネストボスのラッシュをタイムアタック形式で実装してほしい
ボスラッシュの強化を予定しています。タイムアタックは今年中になんとか実装したいです(ジョン氏)。
Q:EXスキルやパッシブスキルではなく,新スキルを充実させてほしい
開発陣としても,パッシブスキルよりはEXスキル,EXスキルよりは新規スキルのほうが面白いとは考えていますが,新規スキルは面白いだけに開発にも時間がかかります。
スキルの数が増えたりバランスが崩れる危険もあるのですが,既存のものにもう少し面白いものを加える形で開発を進めていきます(グォン氏)。
Q:闘技場でのキャラクター間バランスの早期改善,サーバー間PvPシステムを実装してほしい
プレイデータやプレイヤー動向を見つつ,パッチを作っており,あるクラスがあまりに強すぎる,というような問題はできるだけなくしていく方向で進めていきます。サーバー間PvPシステムについては韓国でも検討中です(グォン氏)。
Q:新しい街を追加実装してほしい
「アレンデル」という,新しいストーリーを持った街を追加します。
これからも新たな地域やモンスターを追加していきますが,新しい街をどんどん増やすより,プレイヤーさん同士が気軽にコミュニケーションできるような方向性を目指したいです。例えば,仲間同士がトークできるようなカフェ的な空間を追加するなどですね(グォン氏)。
Q:ギルド単位で挑戦できる,メリットのあるコンテンツを入れてほしい
ギルドを活性化するシステムを構想中です。ギルド戦なども入れていきたいですね(ジョン氏)。
PvP世界一決定戦「DWC」は賞金総額10万ドル!
「DWC」とは,ドラゴンネストがサービスされている各国が,統一ルールの下でPvP世界一を目指す大会のことだ。
8月と9月にオンライン予選が行われ,勝ち抜いたチームが10月のオフライン大会に進出。そこで勝利した日本代表は2013年末にフィリピンで行われる本戦に進出できる。賞金総額は10万ドルが予定されている。
ドラゴンネストでは,昨年からPvPを強化する施策を打ち出してきたが(関連記事),日本プレイヤーがどこまで戦えるのか,年末の本戦が楽しみなところだ。
最後に河野氏は「皆様のおかげで3周年を迎えることができました。今後,5年,10年とサービスを続けていきたいと思っています。これからもよろしくお願いします」と挨拶してイベントは終了した……はずなのだが,最後の最後でスペシャルサプライズが公開された。
なんと,来場者全員に,「6月14日までの時点でゲーム内で誰も持っていない」(河野氏)という「深響のシングネックレス」がプレゼントされたのだ。
まさかまさかのスペシャルなプレゼントで,イベントは来場者の喜びの声で明るく締めくくられた。
「ドラゴンネスト」公式サイト
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ドラゴンネストR
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