現代戦ミリタリーFPS，「ArmA II」のデモ版を4GamerにUpした。
　旧ソ連から独立した架空の国家Chernarus（チェルナルース）共和国では，政府軍と反政府軍による内戦に，ロシアやアメリカといった大国の思惑が絡まり泥沼の状態となっていた。というわけで，プレイヤーはアメリカ海兵隊に属する一人の兵士となって，正義と平和のために過酷なミッションをこなしていかねばならないのだ。


　このデモ版では，チュートリアルにあたる“Boot Camp”と，シングルプレイキャンペーン“Trial by Fire”および“Death Valley”，そしてDeath Valleyを使ったマルチプレイが楽しめる。トータルのファイルサイズが3GB近くあるというヘビー級クライアントだけに，いろいろなことができるデモ版になっているのだ。

　Boot Campでは，銃や対戦車兵器を使った攻撃，ヘリコプターからのパラシュート降下，部下への指揮方法，ヘリコプターの操縦，そして救急救命といった各種の訓練が行える。なかでもヘリコプターの操縦は慣れないと難しく，ここで十分に練習しておくのが良さそうだ。

　シングルプレイキャンペーンは，司令部からの指示に従って敵拠点を制圧していくという一連のミッションになっている。田園地帯に村が点在している風情のマップで，草原，林，丘陵，村など，さまざまな地形が用意されている。途中にはもちろん敵兵士が待ち構えているので，激しい銃撃戦もたっぷりと起きるはずだ。リアル系FPSの常として，どこからともなく飛んできた銃弾であっさりと死んでしまうという事態が普通に発生するため，神経を張り詰めて周囲の状況に気を配りながらの行動が必須となる。


　さすがに人気の高いゲームだけあって，すでに数多くのサーバーが立っており，デスマッチやCo-opなど，いろいろなモードのマルチプレイが楽しめる。しばらくは対戦相手がいなくて困るということはないはずだ。マニュアルがPDF形式でインストールされるので，よく分からない場合はそちらを参照してほしい。

　さらにベンチマークモードも搭載されており，スタートさせると一通りの戦闘シーンが発生し，そのあとフレームレートが表示される。グラフィックス設定を最高にすると，それなりのPCパワーが必要となってくるので，このベンチマークモードなどを活用して，ゲームプレイとグラフィックスの妥協点を見つけてみよう。

　4GamerのサーバーにUpしたデモ版はダウンロードの便宜をはかるため，「ARMA2_DEMO.sfx.part1.exe」と「ARMA2_DEMO.sfx.part2.rar」の二つに分割した。ダウンロードした二つのファイルを同じフォルダに入れ，ARMA2_DEMO.sfx.part1.exeをダブルクリックすれば自動的に解凍が始まる。
　本日（6月26日）掲載したニュースにもあるように，ズーから日本語マニュアル付き英語版の発売も決まった本作。ハードな戦いが楽しめるリアル系FPSが減りつつある欧米のゲーム業界だが，相変わらず「新兵はひっこんでな！」的な過酷な戦いが楽しめるのが嬉しい。あ，またやられた！

※6月26日 23：40追記：発売前の最新ゲームの体験版ですので，DirectXやグラフィックスカードのドライバなどを最新のものにアップデートしてからお試しください。なお，最新ドライバの入手には「こちら」のご利用が便利です。

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