連載
インディーズゲームの小部屋:Room#777「Sun Haven」
春は別れと出会いの季節ということで,2007年に始まった「インディーズゲームの小部屋」も今回でラスト。連載回数もちょうど第777回を迎えたことには,なんだか不思議なめぐりあわせを感じます。そんなラッキーセブンな最終回は,Pixel Sprout Studiosの生活シミュレーションRPG「Sun Haven」をご紹介。これまで,長きにわたってご愛読いただき,ありがとうございました!
本作は,ほのぼのとしたファンタジー世界で,農場生活や冒険を楽しめる生活シミュレーションRPG。プレイヤーは,さまざまな種族が仲良く暮らすSun Haven(サンヘイブン)の町に引っ越してきた主人公となり,町外れの農園で畑仕事に精を出したり,町の人々と交流したり,モンスターがうろつく外の世界を冒険したりと,自分だけのファンタジーライフを満喫できる。
ゲームを開始したら,まずはキャラクターメイク。ゲームには,人間,エルフ,悪魔,天使,獣人,精霊,ナーガの7種族が登場。見た目が異なるのはもちろん,それぞれに固有の能力を持っている。キャラクターメイクではほかにも,キャラの髪型や服装,初期の職業などを選択でき,職業によってゲーム開始時の持ち物が変化する。じっくりと検討して,自分好みのキャラクターを作成しよう。
キャラクターメイクを終えたら,いよいよサンヘイブンでの新しい生活の幕開けだ。本作では,探索,農業,採掘,戦闘,釣りという5系統のスキルがあり,行動に応じて経験値を獲得できる。経験値が一定に達するとレベルが上がり,スキルポイントを消費してさまざまなスキルを習得していくというのが大まかなゲームの流れだ。何をするのも自由だが,まずは自宅の周りに小さな畑を作って作物を育ててみるのがいいだろう。
また本作にはメインとなるストーリーや,町の人から受けられるサブクエストもあり,人々と交流しながらこれらを進めていくのも醍醐味の1つ。最初はやれることが多くて迷ってしまうが,サブクエストを進めることで自然とゲームの遊び方を学ぶことができ,町の人とも顔見知りになれる。特定のNPCとの親愛度を高めると,種族や性別に関わらず結婚することも可能だ。
農業やクラフトに飽きたら,町の外でモンスターと戦うのもアリ。ゲームを進めると,エルフの町や魔族の町にも行けるようになるので,冒険好きな人も満足できるだろう。残念ながら本作は日本語化されていないが,全体的に分かりやすい英語が使われているので,「Stardew Valley」や「ルーンファクトリー」シリーズが好きな人はぜひどうぞ。そんな本作はSteamにて,2570円で発売中だ。
最後に改めて,長い間のご声援ありがとうございました。もし気が向いたら,連載を第1回から読み返してみてください。1日1本ずつでも,2年以上は楽しめるのでオススメです(無茶振り)。それでは,またどこかで皆様にお会いできますことを!
「Sun Haven」Steamストアページ
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