インディーズゲームの小部屋：Room＃733「Soundfall」

　4年ほど愛用しているスマホをそろそろ買い替えたいのに，最近のハイエンドモデルがあまりにも高額なのを見て，思わず尻込みしている筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第733回は，Drastic Gamesが開発した「Soundfall」を紹介する。本作は，リズムゲームの要素を取り入れたアクションシューティングだ。全体的な物価も上昇してるし，今回は費用対効果が高いミドルクラスにしようかなあ……。


　本作の主人公は，音楽の世界「シンフォニア」を救うために召喚された主人公の女性・メロディ。シンフォニアは新しい音楽が生まれる世界だが，曲を破壊する悪魔「ディスコード」とその配下による侵略を受け，すべての音楽が危機にさらされている。果たしてメロディはディスコードを倒し，シンフォニアの平和を取り戻して元の世界に帰れるのだろうか……。


　本作は斜め見下ろし型のアクションシューティングで，メロディは近接攻撃用のオーディオ・ブレードと，遠距離攻撃用のビートブラスターの2つを駆使して敵と戦っていく。主に活躍するのは後者の武器で，次々と出現する敵と戦いながらステージを攻略し，ゴールを目指すというのが基本的なゲームプレイだが，バトルにリズムゲームの要素を取り入れているのが大きな特徴だ。


　ステージではBGMに合わせて常にビートが刻まれており，ビートに合わせて攻撃することで敵に与えるダメージがアップする。逆に，オフビートで攻撃すると威力が半減し，立て続けにビートを外すと一定時間攻撃できなくなってしまう。本作のBGMは，筆者好みのロックやメタルはもちろん，ファンク，スカ，ジャズ，EDMなど，多彩なジャンルの楽曲が揃っており，どれもノリノリでプレイできるのが嬉しいところだ。


　また本作には，宝箱などからより強い武器や防具を入手し，メロディの装備を充実させていくハック＆スラッシュの要素も用意されている。とくにビートブラスターは2つまで装備でき，プレイ中にいつでも切り替えが可能なので，敵の属性に合わせて使い分けていくのが重要だ。もちろん，どんな装備が手に入るかはランダムなので，より高性能なアイテムを求めて繰り返しプレイする楽しみもある。


　ゲームを進めると，メロディと同じように現代からシンフォニアに召喚された仲間が加わり，最終的に性能の異なる5人のキャラクターから1人を選んでステージに挑戦できるように。さらに，オンラインやオフラインでの4人協力プレイにも対応しているので，家族や友達と一緒に遊ぶのも面白そうだ。


　そんな本作のPC版は，Steamにて3500円で発売されているほか，PlayStation 4，Xbox One，Nintendo Switch版が各ストアで配信中。PC版のみ，お気に入りの楽曲のインポート機能が用意されているので，興味を持った人はぜひお試しあれ。

■「Soundfall」公式サイト

https://www.soundfallgame.com/