連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第420回「気持ち悪いぐらい好き」
特報! 特報です! あのプロレスゲイムの新作が出そうな気配ですよ! まだ確定じゃない以上,間違っていたら小っ恥ずかしいんで名前は伏せておくけれども。ただ,スパイク・チュンソフトの予告動画にそれっぽいモノが登場したってだけで。
ただ,そうは言っても「ファイヤープロレスリング」(以下,ファイプロ)シリーズに関しては身近すぎる,そして好きすぎるがゆえの評価の低さだと思うの。いや,決して評価が低いわけではないんだけど,ついつい次点にしちゃうぐらいにね。
私の基本姿勢としてそのゲイムの良い部分を見ようとしているのに,ファイプロに関しては厳しい目で見てしまうという部分があるわよね。甘えを許さないというか。“普通に好き”程度だったらいろんな価値観を認めることができるの。でも自分のことになると許せる部分と許せない部分が出てきちゃうじゃない? いや,別に他人様が私のことをどう思おうが気にならないんだけど,私が思ってる私とはイメージが違うことを,自分自身がヤってしまうとどうにも許せない。ファイプロに関しても,そういう感覚。
「それがお前の限界か?」「もっと別のヤり方があったんじゃないの?」って自分の感覚を自分に押し付けちゃうのよね。だからファイプロを厳しめの目で見ちゃうの。たぶん私,自分の子供に対しては厳しい気がする。
要は,ファイプロシリーズはほぼすべてプレイしているから,要求が大きくなっているって話ね。でも,それも好きだから。好きが高じてこちらの一方的で身勝手な要求水準を設定して,その勝手な設定の基準に届くか届かないかで理不尽な評価を下すわけね。自分でも気持ち悪いと思う。でも,それほど一生懸命になれるぐらい好きなものがあるってのも,素敵なことだと思うの。スカすんじゃなく,こうやって開き直って好きなモノに一喜一憂するのも,また人生の楽しみ方の一つだと私は思うわ。
ただ,ルールは作っているの。これすなわち自分の意見を他人には押し付けない。自分で気持ち悪いほど好きだって自覚をしつつ,それを他人に押し付けたり共感を強要したりはしない。要は,どれだけ一喜一憂しても自分で完結させるってことね。オススメはしても,強要はしない。
だからもし,新しいプロレスゲイムが私が思っているものだとしても,そういうスタンスでいようと思うわ。選手として「二丁目ビーノ」が出ていなかったら,それはそれでキレるけどな!
このゲイムは,みんな大好き野球ゲイムの王様「パワプロ」シリーズのサッカー版。しかも,このパワサカはコンシューマではまだ出ていないシリーズなのね。このスマホ版がチェリー作。でも,そうとは思えないほど完成度が高いわ。
何がいいって,パワプロシリーズで人気のモード「サクセス」がパワサカでもプレイできて,そのバランスがちょうどいいのよ。面白い。一選手作るのに30分程度だし,内容的にも試行錯誤の余地がある。実力だけでなく運も重要。そこら辺のバランスがいちいち素晴らしい。そのうえ,サクセスで作った選手で自分のチームを構成してほかのプレイヤーと競えるのがさらにいい。一銭も投じない範囲のプレイでもちゃんと戦えるってのもまた素敵。
スマホでしか味わえない面白さがあるって意味で,このゲイムはちゃんと適正なハードで遊ばせてもらっている感があるわ。ホント,パワプロ好きもそうだしサッカー好きも,気軽なゲイムが好きな人もプレイして楽しいと思う。基本プレイ料金は無料だしね。バランス良くオススメできるわ。
私の持論で,“プレイしていて一喜一憂できるゲイムはいいゲイム”ってのがあるんだけど,このゲイムはまさにそう。育てている選手がケガをしてしまうと悔しいし,うまく育成が進むと嬉しい。こういうゲイムが無料で遊べる時代なのね。スマホゲイムはその通信機能と手軽さを生かしたゲイムを,コンシューマもコンシューマならではのゲイムに特化した強みを発揮して,それぞれが面白いゲイムを提供してくれれば,ゲイム好きとしてはこれに勝る喜びはないわね。ひとまずは,ぜひこの体験を味わってほしいわ。
今週は,もうすでにリリースしているものと,まだ情報が出始めたばかりのもの,それぞれ私が一喜一憂したって話を軸にお届けしました。ゲイムに限らず,一喜一憂って大切よ。断言するわ。生きていても面白くないって人は,一喜一憂が足りてない。そういう人は,まずちゃんと向き合ってゲイムをプレイすればいいよ。今はスマホでも無料で一喜一憂できるゲイムが遊べる時代なんだから。あとは,プロレスゲイムをより楽しむためにプロレスを見たらいい。
私が実際に一喜一憂している,オススメのコンテンツはそんな感じ。それを試さず「人生はつまらない」と言ってのけるのは私が許さないわ! と押し付けてみる。ま,何はともあれ一度お試しあれ。そんな感じでまた来週。
今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「三國志13 with パワーアップキット」
PlayStation Vita:「レイジングループ」
Wii U:「Splatoon(スプラトゥーン)」
ニンテンドー3DS:「ポケットモンスター サン」
iOS:「実況パワフルサッカー」
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実況パワフルサッカー
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