連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第413回「『FINAL FANTASY XV』をプレイして良かった」
あ,あらためまして,あけましておめでとうございます。先週もあけましておめでとうって言ったものの,あれは年末に書いていたから心がこもっていなかったよね。なので,心を込めてあけましておめでとうございます!
さて,試練の件ですよ。というのも,いきなり腰痛で本業のプロレスを休んじまったのよ! 何が起こったかというと,要するに下半身の痺れが止まらないという,ヘルニア特有の症状が発症いたしましてね。でも,やはり生活は生活であるわけで,食料を買いだめするためにゆっくりとコンビニに行ってみたら,体が冷えてついでに風邪まで引くという。
ま,風邪はともかく腰のほうはおかげさまでだいぶ良くなりましてね。うまくいけば今週から仕事始めができようかと。という誰にも伝わらないドラマがこの正月にあったのですよ。
で,何がビビるって,こういうドラマがあって休んだのに,同僚のほぼ誰からも優しいメールなどをいただけなかったことですかね。あなたがいればつらくはないはずだけど,誰もいないからつらすぎるよね,この東京砂漠ってやつは。
どうでもいいけど私,あまりプロレスの試合を休むタイプじゃないの。それには理由があって,こういうのって休んだら友達力っていうのが如実に表れるのよ。心配してくれる人がどれだけいるかっていう。私,いないよね。案の定,心配されなかったよね。だからめったに休まないの。現実を突きつけられるから。
だから今回も休みたくなかったわけだけれども……とはいえ,休んだものは仕方がないから,このお休みを有効利用させていただきましたって話です。ここからゲイムの話に戻ります。戻りますっていうか,始まります。
すみませんね新年早々,今年で40歳になるゲイレスラーの愚痴をぶちまけてしまいまして。で,ゲイムの話なんだけど,これすなわち積みゲイムを消化したよって話なの。昨秋から年末にかけて,いっぱい注目タイトルが発売されたからね。買ったはいいけど,これいつプレイできるんだ? って思っていたところを,まさかの腰痛だったわけ。時間はできたわよね。むしろ家を出られないから,ゲイムしかすることがないわよね。
ちなみに,年末年始にかけて購入したゲイムは,「龍が如く6 命の詩。」に「FINAL FANTASY XV」(PlayStation 4 / Xbox One。以下,FFXV),「人喰いの大鷲トリコ」「サガ スカーレット グレイス」「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」,それから「妖怪ウォッチ3 スキヤキ」ってな感じ。
さすがに普通に考えたら,これらを全部プレイするのは無理よね。ちょっと手を付けてみたタイトルもあるにはあるけど。今年も土日に試合があるから,まとまった時間はとれないしなー……。
FFXV。言わずと知れた,大作RPGのシリーズ最新作。正直なところ,私のFFシリーズの記憶って「FINAL FANTASY VII」で止まっているのよね。その後も一応プレイはしたはずなんだけど,エンディングまでは到達できていないの。
あ,でも「FINAL FANTASY X」はクリア直前までいったくせに,ブリッツボールばっかりやっていていつの間にかそのままだったから,これに関しては私の問題かもしれないけど。結局シンとユウナがどうなったのか分からないまま今に至っているわ。私のFF歴としてはそんな感じ。
そんなこんなで久々にFFシリーズをじっくりと遊んでみよう,と。しかもクリア時間は短いという噂も聞いたし。ケツ論から言おうかしらね。私の馬鹿野郎! ですよ。56時間も遊んじゃいましたよ。そして,ちゃんと最後までクリアしちゃったわよ。いや,恐れ入った。
これは,私の中で全然悪い意味ではないけど,きっと誤解を与えちゃう言い方を今からするわね。「FFXVはもはや私が思っていたFFではない」。まさに新世代のFF。しれっとアクションRPGなのも,オープンワールドなのもサブクエストが豊富なのも,そして楽曲として「Stand By Me」を使うのも。作り手も,そしてこの作品のメインターゲットも新世代。今回はそこに向けて作られたFFなんでしょうね。
端的に言って,凄く面白かった。何もかもが新鮮で,圧倒的。このスケール感こそが今作のFFの凄さなんでしょう。確かに「グラフィックスが凄い」っていうのも,FFらしさだと思うんだけど,それがすべてじゃない。良くも悪くもFFは圧倒的じゃなきゃいけない。たぶん,作り手のプレッシャーは相当あったはずよ。でも,ちゃんと圧倒的だった。何もかも。
結局,私ってゲイムが何を与えてくれるのかって部分に注目してるんだけど,そういう意味で私も受け取るものがあったわ。繰り返すわよ。何もかもが圧倒的。スケールが大きい。私にとっての今回のFFはそうだったわ。
好き嫌いが出るのは分かる。でも,そういうストーリーだから。私は懐かしさでいっぱい。この連載でも語ったことあると思うけどね,スクウェア・エニックスがスクウェアだった頃,スーパーファミコンに「バハムートラグーン」というRPGを出してね。そのストーリーは,主人公がヒロインを寝取られるという衝撃の展開。私が「女は信用できない!」と,この道に走ったきっかけでもあったわ。まあ,昔から尖ったRPGを作っていたって話です。そのうえでの,Stand By Me。私には,染みたわ。青春,友情の日々って人生において何ものにも代え難いのよね……。まあ,私には友達がいないんだけど。
凄くいい作品だと思うわよ。少なくとも,クリアするまでの時間は無駄な体験ではなかったわ。聞いていたよりも時間かかったのは計算外だったけど。でも,もっと隅々まで遊ぼうとしたらもっと時間かかるはず。そういう意味でも奥深い作品よ。
面白いのは予想がついているだろうから,こう言えば興味持ってくれるかしら。「プレイして良かった」って心から思えました。これ,ホント。
FFシリーズに何を求めているかにもよるだろうけど,何も考えずフラットにプレイする分には,期待以上に楽しめたわよ。スルーを決め込んでる人は,ぜひ一度検討したほうがいいタイトルよ。
というわけで,今週は年始早々,ゲイムを集中的にプレイできたってお話でした。そして,やはりプロレスを休んだら友達がいない現実を突きつけられるということも再確認しました。だからこそ,友情を描いたFFXVは余計心に染みました。ゲイムライフ的には,2017年は幸先のいい滑り出しだと言って差し支えないんじゃないですかね。
そんな感じでまた来週! 今年もよろしくお願いいたします!
今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 4:「FINAL FANTASY XV」「ウイニングイレブン 2017」
PlayStation Vita:「シヴィライゼーション レボリューション 2+」
Wii U:「Splatoon(スプラトゥーン)」
ニンテンドー3DS:「ポケットモンスター サン」
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(C)2016 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. MAIN CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA
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