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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第228回「『TOMB RAIDER』体感アトラクション説」
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印刷2013/05/09 15:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第228回「『TOMB RAIDER』体感アトラクション説」

画像集#001のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第228回「『TOMB RAIDER』体感アトラクション説」

著者近影
画像集#002のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第228回「『TOMB RAIDER』体感アトラクション説」
 連載の出だしでぶっ込むのは,たぶん今回で最後になると思うんだけど,「Winning Post 7 2013」PC / PlayStation 3 / PSP / PlayStation Vita)熱が,いまだに冷めやらないわ。
 1982年から始まった時間旅行も,ようやく2013年に到達。そう,ゲームの中の世界もようやく,現実の時間に追いついてきたわけ。それにしても,長いタイムトラベルだったわね。これまでは,過去の競馬史で実際に強かった馬を所有して,レースに勝っていけば良かったんだけど,これからはそういう道しるべがない。つまり,ここからようやく,自分だけの未来を作っていけるわけね。
 我々はいつだってそうよ。過去を見つめるのは大切だし,重要。そこには必ず,原因と結果があるからね。でも,それはあくまで未来へ進むための傾向と対策。変えられない過去に固執するより,自分で最良を選択できる未来へ目を向けることが,どれだけ人間にとって有意義か。そのことを教えてくれたWinning Post 7 2013,ありがとう! そしてさようなら!
 ……まだ続けるけど。何なら,もう一度1982年に戻って引き継ぎプレイを始めるけど。ホラ,どうせ過去を変えられるんだったら,より良く変えたいじゃない。ゲイムの世界くらいは。
 そうやって,散々現実逃避したあとで,現実に向き合うわけです我々ゲイマーは。

 そんなこんなで,皆さんはどんな連休をお過ごしでしたか? ゴールデンウィークといっても,私自身は本業で忙しいから,ゲイムをじっくり楽しむ時間なんてないんだけどね。それでも締め切りはやってくる。ということは,ヤりかけのゲイムを紹介しなきゃいけない。
 ……あ,いくら忙しいからってゲイムを一切プレイしないっていう選択肢なんて,私にはないわよ。むしろ,忙しい時こそゲイムで生活リズムを取り戻す勢い。
 私は声を大にして言いたい。時間がないからといって,すべてのことに手がつかなくなるものなのか? と。もちろん,世の中にはいろんな人が,いろんな生活を送っているわけだから,一概には言えない。でもね,忙しいからといって,何かを犠牲にしなきゃいけないなんて,おかしな話なのよ。
 そりゃ,人間一人に与えられた時間は1日24時間よ。これは平等。ただ,逆に言えばその24時間は,自分の好きなように割り振ってもいいわけ。当然だけど,状況によって優先順位はあるわよ。ただ,まったく時間がないなんてことは,ない。時間の配分によっては,自分が今やらなければならないことだけでなく,興味があることに対して割く時間だって作れると思うのよ。
 何が言いたいかというとね,メールを返そうよ私って話。仕事のメールにしてもプライベートのメールにしても,私はメールの返信が遅いのです。時間を言い訳にするつもりはないわ。チェックすらしないというのは,怠慢に過ぎん。「メールを見てないんだからいいだろ」っていう気持ちがなかったとは言わない。ただ,そもそもチェックすらしない自分がまずい。大丈夫! 直しますよ! 本当にすみません。
 ところで,たった今,どうでもいいことに気付いたんだけどね。この原稿は,出先のネットカフェで書いているんだけど,PCのデスクトップに,4Gamerのアイコンがあるの。「コミック検索」や「オンラインゲーム」「ライトゲーム」「映画・映像」に並んで「4G ゲームニュース」だって。超複雑。ネットカフェからも「いいからとっとと原稿を書け」と圧力をかけられている気分よ。そしてこのPCで書いた記事が,そのうちアイコンのリンク先に含まれるわけで……。
 あ,ごめんなさいね話がそれて。ま,要するには忙しくてもゲイムはヤりますよってこった。

画像集#003のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第228回「『TOMB RAIDER』体感アトラクション説」
 とまあ,ここまでゲイムにあんまし関係のない内容で引っ張ってきたのはいいんだけどね,どうしてそうなったかと言いますと。紹介したいゲイムを,本当にさわりしかプレイできてないからなのよ。「TOMB RAIDER」PC / PlayStation 3 / Xbox 360)なんだけど。
 だから,このタイミングでいかにもそれっぽいことを言ったとしても,もう少し先に進んだとき,そのままの意見を言い続けられるかっていうと,ちょっと自信がないのね。
 そもそも私,このシリーズに特別な思い入れがないの。だから,主人公・ララの成長物語って言われても,いまいちピンとこない。だって,もともとララのことをよく知らないんだもの。考古学者の卵っていう設定も,オープニングで初めて知ったくらい。だから,キャラクターへの感情移入度は,シリーズファンより薄いわけ。

 それを踏まえたうえで,無責任な意見を言わせていただくと……面白いわコレ。どういう面白さかというと,アミューズメントパークにあるじゃない? なんか屋内で乗り物乗って,実際にはその場から動いていないのに映像に合わせてその乗り物が揺れたりするタイプの体感アトラクションが。あんな感じ。
 もっともらしい表現をすると,「圧倒的なクオリティのグラフィックスによって描かれた緊張感あふれるアクションゲイム」。……うわーー!! うわうわうわーー!! 嘘くせーーー!! こう書くと途端に嘘くせーーー!! 実際のところ嘘でもなんでもなく,そのとおりなんだけどね,こう文字で表現した途端に失われていく信憑性たるや。いや,本当にそうなんだってば。
 もちろんアトラクションみたいに勝手に物語が進んでいくわけじゃなく,コントローラでキャラクターを操作するんだけどね。ゲイムだから。でも,本当に緊張感があるの。序盤は状況に応じたアクションを指示されて,うまくいかないとあっという間にゲイムオーバー。やり直しは何度でもできるから,それほどシビアではないけど,それでも圧倒的クオリティのグラフィックスで描かれたアクションは,緊張感が半端ないものね。
 グラフィックスそのものが,ゲイムを直接面白くしているわけじゃない。でも,圧倒的なグラフィックスと緊張感あふれるアクションが見事にかみ合っている。だから面白いと感じるんだと思う。

画像集#004のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第228回「『TOMB RAIDER』体感アトラクション説」 画像集#005のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第228回「『TOMB RAIDER』体感アトラクション説」
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 少し進んで自由にララを動かせるようになってからは,うまく経験値を上げてスキルを覚えないといけないんだけど,今のところはさほど作業的には感じないわ。まだ序盤の段階だけど,ここまでは非常に面白いし,おススメしてもいいんじゃないかという予感はしてる。ハッキリ言えないけど。
 さっき書いた「圧倒的な〜」のくだりは本当なんだけど,文字にすると嘘くさいから,もういっそ信じなくていいわ。でも,序盤から圧倒的に面白いってことに関しては,私を信じてほしい。中盤以降については,私の感想を待つんじゃなく,実際に遊んで体験してみればいいんじゃないかしら? きっと面白い……んじゃないかなぁ。

 余談なんだけど,ゲイレスラーの視点から言わせてもらうと,ララの描き方が妙にエロいのが気に食わないわ。明らかに男の目を意識してやがる。キーーッ!! というのも,生々しいのよ。汚れた感じとか,薄着でサバイバルとかの見た目が。そして制作陣は,見た目だけじゃなくて,ララという人間を描くことに相当こだわっている様子ね。そのために,見た目にもこだわっている,と。そりゃそうよね。人間性がうまく描けたキャラクターというのは,それだけで魅力的だから。キーーッ!!
 このシリーズって,映画化もされているけども,なかなかどうして,ゲイムも映画に負けてないわ。まあ,そもそも映画とゲイムが敵同士である必要なんてないんだけどね。

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 そんなわけで,今回はもっともらしいことをそれっぽく言う感じで,連休中のゲイムライフをお茶を濁しつつ表現してまいりましたが。皆さんはゲイムでもレジャーでもなんでもいい。うまいこと現実逃避できましたか? 世の中に楽しいことはいっぱいあるのですよ。時間は有限だけどね。その時間をうまく割り振りして,少しでも人生を豊かなものにしようではありませんか!
 現実という向き合わなければならない相手と共存していくために! ……というもっともらしいセリフで今週は〆させていただきます。5時間パックの時間も迫ってることだしな! また来週!

今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 3:「TOMB RAIDER
PlayStation Vita:「プロ野球スピリッツ2013
PSP:「グラス ハート プリンセス
Wii U:「ZombiU(ゾンビ U)
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
ニンテンドー3DS:「トモダチコレクション 新生活
Xbox 360:「トロピコ4 日本語版

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスでは,5月12日(日)に大阪のナスキーホール・梅田において「DDT大阪24区めぐり〜北区」を開催します。ディーノ選手はこの日,大石真翔選手とのタッグで,アントーニオ本多選手&内田祥一選手と対戦予定。「いつもどおりぶっつぶしてやるわよ」と威勢の良い意気込みを語ってくれました。どれぐらいぶっつぶすのか,気になる方はぜひ会場に足を運んでみてください。
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