連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第198回「思い込みを捨ててみよう」
どういうことか。その説明をする前に……えー,私が4Gamerで連載を持つようになって早いものでもう……何年だっけ? しまった忘れてもうた。私ってホラ,クリスマスとか誕生日とかそういったイベントを大切にしないほうだからね。特別な日とかよく言うけど,365日毎日が特別な日のつもりで生きんかい! って思っちゃうほうだから,ウン。でも,8月6日が広島原爆記念日だってことは覚えてる。広島出身だから。
とにかく! 4Gamerで連載を頂いてから早……何年か経っているわけ。あ,いつもありがとうございますー。これだけ長い間連載スペースを頂いているとですね,第○○回みたいなナンバリングも増えていく一方なわけですよ。
で,ここで冒頭の「認識の違い」が発生するわけです。ていうかもうすでにしちゃってるわけです。というのも,私はてっきり,今回の連載が199回目だと思っていたの。で,記念すべき200回目は何をしよう! 的な切り口を考えていたのです。
200回という数字にちなんで,スクワットを200回やってから原稿を書こうかとか,原稿自体を200字にまとめてしまうかとか色々考えていたのですが! なんと今回は198回目だということが発覚! まあ,スクワット200回はいつもヤってるっちゃあヤってるし,200字は記念なのに楽してどうするんだ的な問題があるからどうせ却下だがね。でも200字にまとまったら,それはそれで凄いけどな。
で,そもそもなぜそのような認識の違いが生まれたかというと,簡単に言うと思い込みなのよ。ゲイムショウからお届けした回はあくまで特別編だったわけ。それを私が連載のナンバリングだと思い込んでいたという。つまり「バイオハザード」でいうところの「リベレーションズ」の位置付けだったわけね。もしくはドラゴンボールの劇場版。バーダックって誰よ! ジャンプに出てきてないわよ!
以前にも連載で触れた気がするんだけど,洋ゲイってヤらない人はホントにヤらないじゃない。理由はとくに無く,なんとなくヤらない。マックス・ペイン3もまあ洋ゲイですよ。で,洋ゲイっぽいからヤらないって人もいると思うの。気持ちは分かるわ。なぜなら私も,かつてはそうだったから。
しかし! ロックスター・ゲームスのタイトルで洋ゲイに目覚めた私としては,“ヤらないのはもったいないよ”っていう気持ちでいっぱいなのよ。ボチボチ「ヤったほうがいい」ではなく,「ヤっとかなきゃいけない」ところにまで来てるとすら思うわよ。あ,私は今,ライト層に向けて説得してるので,言ってることがぬるいかもしれないけれども,そこはご愛敬。私の統計によると,数か月に1本ゲイムを買うか買わないかぐらいのゲイムファン層は,洋ゲイを避けている傾向にある気がするのね。そこら辺の層にもぜひヤってもらいたいのよ。
話を戻すわ。洋ゲイがとっつきにくいのは分かるの。マックス・ペイン3の場合は,オンラインで激しい殺し合いを演じるっていうイメージが強くて,そこで二の足を踏んでしまっている人もいるかもしれない。でも,そういった要素はあくまで+αの部分であって,ゲイムの本質ではないのよ。
このマックス・ペイン3に関していえば,シングルプレイが本当にさらっとプレイできてしまうの。ストーリーに沿って主人公のマックスを操ってプレイしていくわけだけど,プレイを続けるにあたっての障壁が低いのよ。ここがまず凄い。
というのも,プレイしました→死にました→ハイもう一回っていう感じで,ゲイムオーバーという概念が薄い。例えばいにしえのアクションゲームだと,死んでしまったら最初からか中間地点から仕切り直しになるけど,マックス・ペイン3(だけじゃないけど)は死ぬちょっと前からしれっとヤり直せるの。
これって,ゲイムがストーリーの邪魔をしないように……という配慮だと思うのね。せっかくストーリーが進んでいるのに,ゲイムの部分が長引いてストーリーを忘れちゃった! なんてことが無いように,と。私が勝手にそう思っているだけで裏は取ってないけど。
でも,実際この仕組みのおかげでゲイムのテンポが非常にいいのね。なので「映画みたい」っていう表現が,本当の意味でしっくりくるのよ,このマックス・ペイン3は。
だから,例えば洋画が好きな人は,とくにプレイしてみるといいと思うの。期待は裏切らないはずだから。そして実際にヤってみたら,洋ゲイに対する認識が変わると思うわ。イメージよりもはるかにプレイしやすいんだなって。
ただ一つ告白しておくと,オンラインに関しては私は分かんない。今回はシリーズで初めてオンラインで遊べるらしいけど,そちらはプレイしてないのね。だからあんまり余計なことは言えないの。
ただ,シングルプレイだけでも,私は十分に楽しめたということは伝えておくわね。オンラインで殺し合いっていうイメージだけで避けている人がいるのであれば,それはそれでもったいないわよ。
ゲイムがそこそこ好きな人は,マックス・ペイン3をスルーする理由なんてないとすら思うので,是非に。その前に,そこそこ好き程度の人がここ読んでるのか? っていう問題があるにはあるけども。
てなわけで,今週は思い込みによる認識違いで洋ゲイを避けるのはやめようって話をいたしましたが。そもそもなぜこの話をしようかと思ったかというとですね。ここに書くことによって,一つの勇気を生みだそうとしてるからなのよ。
実は私,みんな大好き初音ミクを今まで避けて生きてきていたの。で,この間リリースされた「初音ミク -Project DIVA- f」に手を出そうかどうか迷っているわけ。で,自分を奮い勃たせるために「今までなんとなく避けてきたものにも手を出してみようよ」的なポエムを自分に送ってみたという。
なので,来週は初音ミクをミクるかもしれないし,ウイイレ2012をイレるかもしれないし,結果的にイレてミク! かもしれないわ。来週のリアル199回をお楽しみに!
今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 3:「マックス・ペイン3」
PlayStation Vita:「特殊報道部」
PSP:「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」
ニンテンドー3DS:「閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-」
Xbox 360:「トロピコ4 日本語版」
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(C) 2012 Rockstar Games, Inc.
(C) 2012 Rockstar Games, Inc.
- マックス・ペイン3 【CEROレーティング「Z」】特典 マルチプレイボーナスコンテンツセット付き
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