連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ / 第109回:「平和な日々でありますように」
著者近影
気付いたら,もう12月。このままでは年が明けてしまうわ。2011年て……。ドン引きっすよ,2011年て。
199X年に世界が核の炎に包まれていたとしても,そっから10〜20年経ってるわけで。来るべき日のために肩当てを用意したり,モヒカンにしたりしている人は……すまんね,もうちょい待っといて。まだ包まれる予兆はないけど。あ,でも今の東アジア情勢はシャレにならんのよね。マジで勘弁してほしい。
どうでもいいけど,マンガとかで近未来のことを描く場合って,きっと作者は実際に近未来になったときの状況は想定していないと思うのよ。作品で描いた時代が実際にやってきたと思ったら,作品自体がスロットやパチンコで人気機種になっていたり,当時でいうゲイム会社の光栄とコラボレーションしていたり……想定外もいいところでしょうね。
そしてもう一つ余談をば。あの作品って,今の世の中では生み出されにくいものだと思うわ。なぜなら,過激すぎるから。今,世の中は過激な作品が評価されにくい傾向にあって,なるべく抗議を受けないようなモノづくりが主流となっているのよ。
まあ,それが悪いのかと聞かれれば,私は「個人的にはつまらないなぁと思う一方で,仕方がないかなとも思う」と答えるようにしているんだけどね。現代人は傷つくことを恐れていましてね。暴力であったり差別であったり,それと取れるような表現は自粛しなければならないのですよ。
それはそうと,今,戦争になったら日本はえらいことになるでしょうね。韓国のように徴兵制度もないし,そもそも暴力自体の存在が隔離されている世の中だから,市民レベルで対応する術がない。
じゃあどうすればいいかとなったら,絶対に戦争をしないこと。これに尽きるわ。孫子の兵法書にも,戦わずして勝つのが最良とあるから,今の日本にはそれしかない気がする。
だから,ほかのことはさて置き,少なくとも外交に関してはもっと頑張ってほしいなあと心から思うのよ。……おっと,思いもよらず社会派な一面を見せてしまったわね。そんなにたいしたことは言ってないけど。
ともかく,なぜこんなことを長々と書いたのかといえば! 「桃太郎電鉄WORLD」をプレイしたからなの。もはや年末の恒例タイトルとなった桃鉄シリーズだけど,今回の舞台は文字通り世界。
今までが日本で,今回は世界なのね。だから戦争や世界情勢の話をしたの。……っていいたいところだけど,そうではないのよね。先にイっちゃうと,私,もうすでに50年プレイし終わったのよ。面白すぎてつい。もちろん一人でな。
で,50年終わったあとにおまけが追加されるんだけど,そこでメッセージが流れるのね(この先,ややネタバレ)。「毎日が 桃太郎電鉄のように 平和な日々で ありますように」。黒の背景に白い文字っていう,この上なく地味な演出だけど,だからこそガツンと心に来たわ。そう。戦争がない世の中のほうがいいに決まってる。世界が桃鉄のように平和な日々でありますように。ホントそう思う。
さて,肝心のゲイムの紹介をしておきましょうか。私,毎年このシリーズは設定できるマックスの年数で一人プレイするんだけど,その都度,えもいわれぬ寂しい気持ちになっていたのよ。しかし! 今回はなぜだか一人プレイが苦にならなかったわ。
理由はいくつかあるの。世界が舞台ってことで物件駅(都市?)がもの凄く増えたこと,全駅制覇カードがあること,全駅制覇したあとに自分の駅に寄れば,物件を売らなくても済むようになるプロテクトという概念ができたことetc……。これらのことから,今回のWORLDは,むしろ一人プレイするための作品じゃないか? という仮説が私の中で立ち上がったわ。
一人プレイのため,というのはさすがに大げさかもしれないから控えめに修正すると,一人でプレイしてもむなしいどころかめちゃくちゃ楽しい。いわば,“すごろくという名のシミュレーションゲイム”なのよ,今回の桃鉄ってば。
桃鉄シリーズファンはほっといても買うだろうから遠慮なくほっとくんだけど,箱庭シミュレーションが好きな人には,是非おススメしたいわね。なんとなく感覚が似てるから。
そして間違って友達がいるような場合は,パーティゲイムとしてプレイしたらいいじゃないこのリア充どもが! かーッ! ぺッ! ゲイビラス星では友達なんていらんのだ! サイコロを10個振って出た数の分だけ友達を捨ててやる! もしくは思い出を捨ててやる! グエヘヘヘ!
ところで,平和になりますようにっていったそばから,次は戦争ゲイムの話なんだけど,ずっと積みゲイムと化していた「コール オブ デューティ ブラックオプス」(PlayStation 3/Xbox 360/PC)をプレイしてみたわ。まあ,戦争するなら現実じゃなく,ゲイムでしなさいってことよ!
ちなみに私,今回がCoDシリーズ初プレイだったのね。だから当然のように,難度は一番簡単なやつを選んで,キャンペーンモードを開始。まだ少ししかプレイしてないから,ちゃんと語ることはできないし語っちゃダメなんだけど,このシリーズがFPS最高峰だって呼ばれる理由がぼんやり分かった気がしたわ。
まず,私がこの手のシューティングゲイム(一人称,三人称問わず)が苦手な理由として「3D酔いしてしまう」ことが挙げられるんだけど,ブラックオプスはそうでもなかった(感想はイメージです。結果には個人差があります。個人の感想であり結果を保証するものではございません)。
そして,どこに行けばいいのか分かりづらいなんてこともない。死んでもロード時間が極めて少なくて,すぐにやり直せる。全体的に非常にプレイしやすい印象ね。まあ,難度を上げたらそこら辺の印象も変化するのかもしれないけどね。
ともかく,まだ面白いと言い切れるかどうかまでは分からない程度にしか遊べてないんだけど,少なくともプレイしやすいことだけは確か。FPS初心者から上級者まで,きっちり楽しませようという心遣いが感じられるわ。
FPSに興味はあるけど,何をプレイすればいいのか分からないって人がいるのなら,ひとまずはこれからプレイしてみればいいんじゃないかしら。とりあえず,FPS最高峰っていう噂は,伊達じゃないわねぇ……。
そんな感じで2010年も終わろうとしているんだけど,実はゲイマー的にはまだまだ2010年は終わらないわ。というのも,噂の年末商戦ってやつがあるからね。
とりあえず,今週は確実に「不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス」と「二ノ国 漆黒の魔導士」を買うわね。果たして私は,一体どちらからプレイすることになるんだろうか。で,プレイできなかったほうが,まんまと超人墓場という名の積みゲイ置き場に積まれることになるのよ……。で,気付いたら店頭価格が買ったときより安くなってたりするのよね。まさに時は金なり(違う?)。時間とプレイは計画的に!
まだまだ「モンスターハンターポータブル 3rd」をプレイできてない座布団と夢を運ぶ男色でーす! これを書いてるのが日曜夜で,テンションそのままに書いてみました。一枚持ってってください。これあとで読み返したら後悔するんだろうなあ……。でもいいや,テンションって大事だし,喜久翁師匠もテンションだけのとき多いし。意外とそれが面白かったりもするし。
こういったところでお開き,また来週。
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- 関連タイトル:
桃太郎電鉄WORLD
- 関連タイトル:
コール オブ デューティ ブラックオプス
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コール オブ デューティ ブラックオプス
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(C) 2010 Activision Publishing, Inc. Activision and Call of Duty are registered trademarks and Black Ops is a trademark of Activision Publishing, Inc. All rights reserved. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.
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