プレイレポート
「ELSWORD」イヴとラシェの新3次職先行プレイレポ。新キャラを含む今後のアップデート予定もチラッと紹介
今回は,それらに続く形で実装されるイヴとラシェの新3次職に関して,同社への取材を行った。また本作のプロデューサーを務める小森秀平氏と,ディレクターの吉本真也氏に,今後のアップデート予定についても話を聞けたので,本稿にて紹介していこう。
「ELSWORD」公式サイト
イヴ用新3次職「コードバトルセラフ」
(2013年3月19日実装)
イヴは自分の体内に封印されたコードエレクトラを発見し,それによりエネルギーを自由に操れるようになった……というのが2次職の設定である。その後,イヴは新たなコードを発見し,3次職へのクラスチェンジが可能になったというわけだ。
コードバトルセラフの最大の特徴は,遠隔攻撃を行なうためのモードに関して,従来の“増幅型”と“分散型”に加え,“誘導型”と“融合型”が選べるようになること。誘導型は,ホーミングミサイルのように敵を自動追尾する攻撃が繰り出せるので,とても扱いやすい。
もう一つの“融合型”は,増幅(威力向上),分散,誘導の能力を兼ね備えた最強のコードである。実際にプレイしてみると,まるでシューティングゲームのフルパワーアップ状態のようで,とにかく痛快だ。
融合型にはこれといった弱点はないのだが,前提スキルとなるスペシャルアクティブスキル「エナジェティックハート」の消費MPが150と多めになっている。バトルの序盤はほかのコード(消費MPは30)でMPを節約/蓄積しつつ,ここぞという場面でエナジェティックハートを発動しよう。
また,自分の向いている方向に電撃の弾を連続発射するスペシャルアクティブスキル「エネルギーニードル」も扱いやすい。スキルを発動すると,約4秒間に計9発の弾を発射するのだが,その間にほかの攻撃を繰り出すことが可能なのだ。エネルギーニードルにコンボ攻撃を重ねれば,比較的容易に大ダメージを叩き出せる。
3次職にクラスチェンジすると,イヴの機動力が大幅にアップする点も見逃せない。具体的には,ダッシュジャンプ攻撃のあとエナジェティックハートを使用することで,空中で素早く方向転換できるようになった。その際は上と下を除いた6方向へ,最大で6回までダッシュでき,操作次第ではかなり複雑な軌道を描ける。途中から攻撃に転ずることも可能なので,PvPでの活躍度がグッと上がりそうだ。
また,ダッシュを続けることで移動速度が段階的に上昇するようにもなっている(約1秒ごと/3段階)。長距離移動が快適になるので,こちらは通常プレイ時にありがたみが実感できるだろう。
ラシェ用新3次職「タクティカルトルーパー」
(2013年4月下旬実装予定)
2次職のシェリングガーディアンは,大砲による重火力を持ち味としていたが,タクティカルトルーパーにクラスチェンジすることで,その特徴がより顕著になる。そんなタクティカルトルーパーの最大の見どころが,新たな大砲「強化キャノンボール」に関するシステムだ。
強化キャノンボールのシステムは少々独特で,従来のキャノンボールを2発撃つごとに,強化キャノンボール用の弾ゲージが1発分チャージされる。その状態で“砲撃体勢”へ移行したあとに,ようやく強化キャノンボールが発射できるのだ。弾の装填と砲撃体勢への移行という,二重の手間が生じるわけだが,強化キャノンボールを見事命中させたときの威力は折り紙付きだ。
砲撃体勢についてもう少し補足すると,新たなスペシャルアクティブスキル「キャノンストライク」やダッシュ攻撃など,一部の動作からも移行できるようになっている。ただし砲撃体勢は,膝をついて大砲を肩に担ぎ,移動スピードが極端に落ちる点に注意してほしい(もちろんMPも消費する)。
戦闘中,いかにスムーズに砲撃体勢に移行し,素早く強化キャノンボールを発射できるかがポイントになりそうだが,上手く活用できれば,PvPでも大暴れできそうな印象だ。
砲撃に関する新スキルとしては,地面に砲台を設置し,近付いてきた敵を自動で攻撃してくれる「追撃砲」も便利だ。素早く動いている敵に対しては当てにくいが,敵に密着した状態で追撃砲の設置し,コンボを組み合わせるなどすれば,お手軽に高ダメージを狙えるだろう。
最後にもう一つ,自分を中心とした一定範囲内にいる味方に対しスーパーアーマー(攻撃を受けてもひるまなくなる)状態を付与する「タクティカルフィールド」も見逃せない。基本的にアタッカー系に属するラシェだが,このスキルはパーティプレイでも重宝しそうだ。
追撃砲 |
タクティカルフィールド |
今後のアップデート予定について運営チームを直撃
【1】街道マップにフィールドを追加
ELSWORDにおける街道エリアは,仲間との待ち合わせなど,ダンジョンを攻略する前の準備全般を行なう,いわゆる“ロビー”である。今後ここに,ちょっとした冒険も可能なフィールドが追加される予定だという。
このフィールドには当然モンスターがいて,それを倒すと経験値やアイテムが入手でき,専用のクエストも用意される。パーティ募集中の空き時間などを利用して,ちょっとした冒険が楽しめるようになりそうである。
【2】新たなエリア&レベルキャップ開放
ELSWORDでは,ハーメルにおけるストーリー展開が一段落しつつある状況だが,その次のエリアの実装に向けて,現在ローカライズ作業が進んでいるという。次の舞台は“砂漠”がモチーフとなっており,今回の取材では,新たな街エリアのスクリーンショットが確認できた。
街だけでなく,ストーリーやダンジョンも同時に実装されるようだが,レベルキャップの開放も行われるという。すでにレベルがカンストしているというベテランプレイヤーも,もう少しの辛抱だ。
【3】新たなプレイアブルキャラクターの登場
彼女(日本版の名前は未定)は,「封印された九尾の狐を守る武家の末裔」。年齢は17歳と,ELSWORDのキャラクターとしては比較的高めで,基本的には「しっかり者のお姉さんキャラ」だそうだ。
運営チームでは現在,彼女の担当声優を誰にするか検討している最中だという。まだ確定はしていないのだが,個人的な希望を尋ねてみたところ,小森プロデューサーは「やっぱり花澤香菜さんですね」,吉本ディレクターは「僕も花澤香菜さん……んー,豊崎愛生さん,佐藤聡美さん、伊藤かな恵さん,井口裕香さん,内田真礼さん,いや,阿澄佳奈さんもいいかなぁ」などと,ニヤニヤしながら語り続けてくれた。果たして担当声優は誰になるのだろうか……? プレイヤーはそのあたりにも注目しつつ,続報を楽しみに待っていてほしい。
今回の取材で得られた情報は,大体このようなところだ。
ELSWORDは3月17日に,日本サービス開始から3周年を迎えたが,今後も新展開が目白押しとなっている。3周年にちなんだキャンペーンも展開されているので,興味を持った人はぜひチェックしてほしい。
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