ロシアのパブリッシャ，1C Companyから発売されたサバイバルFPS，「Cryostasis: Sleep of Reason」のデモ版を4GamerにUpした。
　厳寒の北極で氷に閉じ込められていた原子力砕氷船，North Wind号。その残骸を発見した気象学者のAlexander Nesterovが船内の探索を続けるうち，さまざまな怪異に出会っていくという，ホラーテイストあふれる複雑なストーリーラインが特徴だ。


　このデモ版では，ゲーム中盤部分の数ミッションがプレイできる。
　ゲームがスタートした部屋は，壊れた窓から雪が吹き込んでくる寒そうな場所だ。部屋の隅に置いてある武器を拾って外に出るのだが，手にしたのは，ツララなどを溶かして水を発射し，敵を攻撃するというちょっと変わった武器。要するに水鉄砲である。
　部屋の外はすさまじいブリザードに襲われているため，プレイヤーの体温は急速に失われていく。あまり長時間外にいると凍え死んでゲームオーバーになるので，できる限り迅速な行動をすることが必要だ。

　プレイヤーには，死んだ人間の記憶を覗き見る特殊能力「Mental Echo」が（なぜか）備わっており，しかも，この能力はただ死者の記憶を見るだけでなく，その人と一体化して過去の時間に遡れるというもの。先へ進むルートが塞がれている場合など，このMental Echoの能力を駆使してルートを切り開かねばならなくなる。そういう場所が複数登場して，面白いパズルになっているのだ。
　敵として登場するのは，なんとも妙な姿のクリーチャーで，こちらを見かけ次第手に持った銃器で攻撃してくる。プレイヤーの持つ銃で攻撃しても効果は薄いのだが，ツララを水にして発射する不思議な武器はとても効果的だ。
　荒れ果てたキッチンを通り抜ければ，いよいよこのデモ版最大のヤマ場が待っている。これ以上書くと興ざめになってしまいそうなので，とりえあずゲームをセーブし，武器の残弾などを確認して準備万端整えてから先に進むのだ，とだけ書いておこう。

「Cryostasis: Sleep of Reason」公式サイト

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