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ハロー!Steam広場 第41回:小柄なゴブリンがかっこ良く見えるステルスアクション「Styx: Master of Shadows」を紹介
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者の独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,ライブラリがアップデート待機中のゲームで埋まっている上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第41回は,小柄なゴブリン「Styx」を操作して,体格を活かした潜入ミッションに挑むステルスアクションゲーム「Styx: Master of Shadows」をメインに紹介しよう。このほか,色を奪われた世界で冒険するパズルアドベンチャー「Chapters of HUE: Autumn」もあるのでお見逃しなく。
小柄なゴブリンが活躍するステルスアクション「Styx: Master of Shadows」
今回はフランスのCyanide Studioが手掛ける「Styx: Master of Shadows」を紹介しよう。本作は,小柄なゴブリン「Styx」を操作して,人間達によって守られている「Tower of Akenash」の秘密に迫るステルスアクションゲームだ。
ちなみにStyxは,同社が発売したRPG「Of Orcs and Men」に登場するキャラクターでもあり,「Styx: Master of Shadows」の時代設定は同作から約200年前となっている。いったい彼は何歳なのだろうか。
ゲームの舞台となるTower of Akenashは,巨大な塔のようなマップになっており,プレイヤーはここに忍び込んで,上層部を目指していくことになる。
プレイヤーが操作するStyxは,ほかのファンタジー作品にも登場するひ弱なゴブリンと同じで,正面切っての戦闘は苦手だ。したがって本作では,彼の小柄な体格を活かし,テーブルの下や小さなトンネルなどを利用して,こっそりと進んで行かなければならない。
ステージ内には衛兵がたくさん配備されているので,一見するとかなり難しそうに思えるが,彼らは基本的に同じルートを巡回しているため,じっくりと観察していれば突破口が見えてくるはずだ。場合によっては,物音を立てるなどして衛兵の注意を逸らし,その隙に死角を移動するといったテクニックも必要になる。
Styxの装備は短剣一本のみなので,なるべく戦闘は避けたいところ。ステージ上には,遠くからたいまつの火を消せる砂や,投げナイフなどが落ちていることがあり,これらをうまく使えば騒ぎを起こさずに移動することができる。
万が一見つかってしまったら,逃げるのが得策なのだが,2人くらいまでならば相手に出来ないこともない。戦闘では,相手の攻撃に合わせて短剣を振ることでパリィが成立する。これを何度か成功させて相手を怯ませると,その場で処刑することができるのだ。
Styxは,巨大なパワーを秘めた「アンバー」という力を宿しており,これを媒介して特殊能力を使うことができる。そのうちの1つである「アンバービジョン」は,Styxが掴まれるオブジェクトなどを分かりやすく表示してくれるスキルなので,行き詰まった時に使えば活路を見出してくれるはずだ。
また,Styxは自身のクローンを作り出すこともできる。クローンは自由に動かせるので,先行させて偵察したり,衛兵の気を引いたりといった使い方が可能だ。
ストーリーはチャプターごとに区切られており,1つのチャプターが終わると一度拠点に戻ることになる。拠点ではスキルポイントを使って新たなスキルをアンロックしたり,クリア済みのミッションに再度挑戦することが可能だ。納得のいかないクリアの仕方をしたミッションがあれば,もう一度チャレンジしてみよう。
主人公が小柄なゴブリンだからこそアプローチできるステルス要素がふんだんに盛り込まれているので,同ジャンルが好きな人はぜひ遊んでみてほしい。
「Styx: Master of Shadows」Steamページ(2980円)[税込]
色を奪われた世界で冒険するパズルアドベンチャーゲーム「Chapters of HUE: Autumn」
「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回は,Studio Sleeplessが開発中の「Chapters of HUE: Autumn」を紹介しよう。
本作は,邪悪な何かによって色を奪われてしまった世界を舞台とする1人称視点のパズルアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは,盗まれた色を取り戻すため,モノクロの景色が広がる世界を冒険することになる。
冒険をするうえでポイントとなるのが,色を奪われなかった数々のオブジェクトであり,プレイヤーはこれらにアクセスして,謎を解決していくようだ。
まだまだ不明な部分も多いが,GREENLIGHT内のコメントでは,世界観や雰囲気を評価する声が多く,筆者もその1人だったりする(コメントはしていないが)。2014年内にリリース予定とのことなので,興味のある人は“いいね”を押しておこう。
「Chapters of HUE: Autumn」GREENLIGHTページ
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