業界動向
Access Accepted第671回:海外ゲーム通ならプレイしておくべき2020年のタイトル10選
いよいよ本連載も,2020年最後の掲載となる。というわけで,年末恒例の「プレイしておくべき海外ゲーム10選」を紹介したい。4Gamerにとっては20周年という節目の年だった2020年だが,世の中は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大で大きく変化。ただし,家にいる時間が増えたため,ゲーマーは例年より多くの作品を遊び込む1年となったのではないだろうか。
変貌した2020年のゲーム市場
昨年(2019年)12月,筆者が年末恒例の「海外ゲーム通ならプレイしておくべき2019年のタイトル10選」を書いていたとき,まさか2020年がこのような一年になるとは想像もしていなかった。筆者のゲームジャーナリストとしてのキャリアは,欧米で開催される数々のゲームイベントに参加することで積み上げてきたと言っても過言ではないのだが,行われるはずのイベントが次々にキャンセル,あるいはオンラインイベントへと代わり,筆者の仕事のやり方も大きく変化した。
もっとも,これまで何度か触れてきたように,ソニー・インタラクティブエンタテインメントは早い段階から,ゲーム業界の最重要のイベントとされてきたE3への参加中止を発表するなどしており,新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大にかかわらず,PlayStation 5のローンチについては,これまでと大きく異なるものになっていたはずだ。今後,イベントのデジタル化,オンライン化は待ったなしと思われるので,筆者も変化に対応すべきなのだろう。
振り返ってみれば,例えばセクシュアルハラスメントの問題がクローズアップされて,欧米ゲーム業界が女性やマイノリティにとって必ずしも好ましい労働環境ではないことが露呈されたり,日本ではそれほどでもないようだが,いわゆる「ルートボックス問題」が尾を引き,大手パブリッシャの重要なビジネスであったマイクロトランザクションに対する規制が,とくにヨーロッパを中心に強化されたりと,COVID-19以外にもいろいろ重要な変化が起きた年だった。
ともあれ,家にいる時間が長くなった分,例年より多くのゲームを買ったり,プレイに長い時間を費やしたという人は筆者だけではないはず。年末年始に向けて,もっといろいろ遊びたいと思っている人も多いだろう。というわけで今年最後の掲載となる本連載では,年末恒例の「海外ゲーム通ならプレイしておくべきタイトル10選」をお届けしよう。
ただし,筆者は現時点でもPlayStation 5を手に入れることができておらず,例えばPS5版「Marvel's Spider-Man: Miles Morales」といったゲームがプレイできない。そのため,例年にも増してタイトルの選択基準である筆者の「独断」の度合いが高くなっていることをお断りしておきたい。その選択基準だが,必ずしも大ヒット作やメディアの評価の高い作品ばかりではなく,ゲームの歴史や業界の成長において意義があったり,波紋を投げかけたりしている作品を選んでいるつもりだ。
結果としては,例年よりも割とメジャーなタイトルが多くなってしまった気もするが,まだプレイしていないゲームがあるなら,ぜひチョイスの参考にしてほしい。
サイバーパンク2077
開発元:CD Projekt RED発売元:CD Projekt RED
2020年に限らず,この数年間でも最大の注目作であることは間違いない「サイバーパンク2077」(PC / PlayStation 4 / Xbox One)。しかし,最適化やバグチェックが十分に行われているとは言えず,そんなニュースが毎日のように聞こえてくるのは残念だ。ゲームイベントなどで開発過程を追ってきた筆者としても,ネットでちょっと意地の悪いミームを目にしたり,良くないニュースでも記事にせざるを得ないのは心が痛む。
筆者は本作の英語版をXbox Series Xでプレイしているが,今のところミッションの継続が不可能になったり,奇妙なバグに出会ったりしてはいない。NPCが予想より少なかったり,ただあてもなくウロウロしているだけたったり,多くの建物の中に入れないなど,臨場感という意味では制限の多さを感じるが,やはり「ナイトシティ」の作り込みには感嘆するし,今後のオープンワールド型ゲームのハードルを一段高くするだけの作品ではあると思う。
未来のディストピアを舞台にした作品は少なくないが,評価の高いテーブルトークRPGを原作にしただけあって,「本当の未来」がこれであるかのように感じられる。ファッションや文化がしっかり考えられているほか,原作のTRPGが「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の時代に誕生しただけあって,日本文化の影響があちこちに感じられるのも楽しいところだ。「ブレインダンス」や「デジタルゴースト」といったサイバー用語のほか,「コーポ」(Corpo/企業雇用者)や「ドーファー」(Dorpher/薬物を使うハッカー),「ジャイナ」(Jaina/かわい子ちゃん)といったスラングにも満ち溢れており,そうした言葉を理解できていると感じたとき,本当にナイトシティの住人になれた気分になる。
アサシン クリード ヴァルハラ
開発元:Ubisoft Montreal発売元:Ubisoft Entertainment
リリースされて以来,気がつけば80時間近くプレイしているのが「アサシン クリード ヴァルハラ」(PC / PlayStation 5 / Xbox Series X / PlayStation 4 / Xbox One)。馬で水に入れるのはいつ以来だっけ? ヒドゥンブレード(アサシンブレード)で戦えるのは,「ユニティ」以来? など,プレイし続けていると,シリーズ従来作のファンの意見や要望をくみ上げ,本作に反映させていることが分かってくる。ロケーションも豊富で,ヴィンランドに足をのばせるとは思ってもいなかった。
「アサシン クリード」シリーズは「自由を求めるアサシン教団」と「世界を支配しようとするテンプル騎士団」という2つの勢力による,歴史の背後のあくなき戦いをバックボーンとしており,そこにどれだけ新鮮味を与えられるかが続くシリーズ作品としての勝負どころとなる。
「アサシン クリード ヴァルハラ」の背景となる9世紀は,2007年にリリースされたシリーズ第1弾「アサシン クリード」で描かれた12世紀の中東より以前で,ヴァルハラの物語がそんな中東や,「アサシン クリード III」のアメリカ大陸,さらに「アサシン クリード クロニクル」の中国にまでつながり始めたことに,シリーズのファンなら驚くはずだ。リリース前,Ubisoft Montrealは「我々は面白いストーリーを作る方程式を見つけている」と豪語していたが,その言葉どおりという印象が強い。
自分のクランを新天地に根づかせるため,さまざまな勢力との協力関係を築きつつ,バイキングの仲間達を従えて略奪を繰り返す野蛮さも魅力的だ。アスガルドにラグナロクが忍び寄り,一匹狼でありながらもクランのために縦横無尽の活躍を続ける一方,主人公がのんびりと釣りを楽しんだりして緊張感が削がれることもあるが,このあたりはオープンワールドのゲームである以上,仕方のない部分なのだろう。
ウォッチドッグス レギオン
開発元:Ubisoft Toronto発売元:Ubisoft Entertainment
ほぼ同じ時期にリリースされたため,「アサシン クリード ヴァルハラ」ほど遊び込めていないが,「ウォッチドッグス レギオン」(PC / PlayStation 5 / Xbox Series X / PlayStatioin 4 / Xbox One)は,現在「最も新しいグラフィックス」が満喫できるゲームかもしれない。PCや新世代コンシューマ機で遊んだ場合,ネオンサインの光を雨でできた水たまりや川に反射し,その反射がキャラクターにも反射するというグローバルイルミネーションやリアルタイムレイトレーシングといった最新のグラフィックスが堪能できる。
ゲームとしても,「ウォッチドッグス レギオン」はかなり攻めている。主人公となるキャラクターは存在せず,プレイヤーはロンドンの街で暮らすNPCを「デッドセク」のメンバーとしてリクルートし,彼/彼女達のスキルを駆使して,支配者に反旗を翻すのだ。ランダムにNPCをピックアップしてプレイヤーキャラクターにするというゲームメカニズムは,例えば「State of Decay」などでも見られたものだが,結果として,少なくとも筆者個人は「主人公に共感する」,いわゆるエモーショナル・インベストメント(感情的投資)に欠けるように思われる。
キャラクターはさまざまなスキルを持っているが,スパイやドローンの専門家が見つかると宝くじに当たったようで,その後のミッションがかなり楽になる。とはいえ,シリーズ従来作のエイデンやマーカスのように新しいスキルを覚えて成長するわけではなく,「いつでも補完できる」というキャラクターの存在の希薄さのようなものがプレイを続けるモチベーションを薄めているのかもしれない。このへんは個人の感覚なのでなんとも言えないが,いずれにせよ,大手パブリッシャが予算をかけて生み出した実験的作品であることは間違いなく,プレイしてみる価値は高いはずだ。
Fall Guys: Ultimate Knockout
開発元:Mediatonic発売元:Devolver Digital
出典が判然としないのだが,映画「ゴジラ」シリーズの文化批評として,「特定のコンテンツがヒットすると大衆化され,より多くの人が楽しめるものに改良されていく」という,法則のようなものがあると読んだ記憶がある。それはゲームにおいても当てはまるようで,「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」から「フォートナイト」へと進んだバトルロイヤルゲームのカジュアル化が,「Fall Guys: Ultimate Knockout」(PC / PlayStation 4)で一気に加速し,大きな成功を収めた。
開発者が「風雲!たけし城」にインスパイアされたと述べる本作は,リリース前から4Gamerでも話題にしていたゲームだ。大きな魅力はやはり,「誰にでも勝てるチャンスがある」という気持ちになれるランダム性の高さだろう。これまでのような対人アクションを基本とするバトルロイヤルゲームにもある程度のランダム性があるとはいえ,やはり後半になるとプレイヤースキルと経験が勝利条件となってくる。その一方,物理効果を活かして押し合いっこをする本作では,運さえあれば初心者であってもそれなりにチャンスが巡ってくる(ような気分になれる)。
さまざまなタイアップをしたり,フォールガイの骨格図を公開したりなど,ファンサービスやプロモもかなり計算されて行われており,インディカポリスなどと呼ばれるインディーズゲームの過剰なラッシュをいかに生き残っていくかのエッセンスも詰め込まれている作品だ。
Half-Life: Alyx
開発元:Valve発売元:Valve
これまでVRゲームは10選に入れてこなかったが,さすがに,「Half-Life: Alyx」は並のVRゲームとは何かが違う。VR対応のヘッドマウントディスプレイはそれなりの重さがあるため,30分もするとかなり疲れを感じるし,一人称視点の場合,情報量の多さから目も疲れてくる筆者だが,「Half-Life: Alyx」は一気にプレイしてしまった。とくに,狭い場所から抜け出たゲーム後半は,時間を忘れてCity-17に入り浸った。
2007年の「Half-Life 2: Episode Two」を最後に,13年間も新作が途絶えていた「Half-Life」シリーズだが,まさかのVR専用スピンオフとしてリリースされた本作は,従来作とはまったく異なるゲーム性でありながら,かつての体験を色濃く思い出させてくれる。バーナクルやヘッドクラブの気持ち悪さはVRによって倍増するし,薄暗い下水道から広い屋外に出たときの解放感は例えようがないほど気持ちがいい。細部の作り込みもかなりのもので,敵が出てきそうにない場所で,いろいろなオブジェクトに触ってみるのも楽しく,本当に時間が経つのを忘れてしまう。
銃器によってリロードの方法が異なるといったこだわりも感じられるが,移動操作の方法を幅広く用意するなど,作り手の押しつけになりがちな操作方法にも柔軟に対応しており,多くの人に受け入れられる作りになっている。今後のVRゲームの1つのスタンダードとなることは間違いないはずだ。
Maneater
開発元:Tripwire Interactive/Blindside Interactive発売元:Tripwire Interactive
ゲームの黎明期には,どうでもいいようなアイデアやストーリーをゲームに落とし込み,ごく一部のプレイヤーがそれに大喜びするという,肩ひじ張らないゲームが少なくなかった。これは現在でも,インディーズゲームに見られるが,メジャーなパブリッシャが予算を投入して制作するようなタイトルでは,姿を消してきたように感じられる。
「Maneater」(PC / PlayStation 5 / Xbox Series X / PlayStation 4 / Xbox One /Switch)をプレイしたとき,そうした二ッチ要素の詰ったゲームを,本気だが肩ひじ張らずに作ったようなクラシックな雰囲気が感じられ,それが逆に新しく思えてくる。プレイは同じことの繰り返しだし,「子ザメ」が「子犬」になっていたり,屈強な漁師が丁寧語で話していたりなど,妙な日本語訳(※公式日本語版は大きく改善されている)がいくつもあったが,それはそれで良しと納得してプレイし続けてしまうのだ。
しかも「Maneater」は,スポーツとしての釣りや乱獲,さらに汚染物質の不法投棄や海洋汚染などの問題を,コミカルに風刺することも忘れていない。もはや,細かい部分を批判するのが馬鹿らしく思えてくる本作は,肩ひじを張り過ぎた超大作に対するアンチテーゼのような存在ではないだろうか。
DOOM Eternal
開発元:id Software発売元:Bethesda Softworks
FPSというジャンルを確立した記念碑的作品でありながら,長らくマイナーな存在だった「DOOM」シリーズも,「DOOM Eternal」(PC / PlayStation 4 / Xbox One /Switch)でようやく本来の輝きを得たと断言できる。
チェーンソーでクリーチャーを叩き切れば弾丸がこぼれ落ち,火炎放射器で倒せばアーマーが補充されるなど,「生き残るためには前進あるのみ」になる仕掛けが満載で,ジャンプ中にダッシュできるといった,直感的な操作が可能になる改良も加えられている。
マルチプレイモードにも手が加えられ,「DOOMといえばデスマッチ」というステレオタイプの評価から脱すべく,2人対1人のバトルモードなども取り入れられた。独自性を維持したグラフィックスやゲームデザインなど,職人気質がうかがえるid Software会心の一作だと高く評価したい。
本作はまた,単なる直線的なFPSではなく,アクションRPGのようなやり込み要素になるプログレッションシステムも搭載している。このあたりは,Bethesda Softworksが強く押し出す「GaaS」(Game as a Service/売り切りではなく長く楽しめるサービス)としての側面を感じずにはいられないものの,DLC以外ではマイクロトランザクションとほぼ無縁であり,そのあたりの潔さには芯の通った開発者魂を感じるのだ。
Carrion
開発元:Phobia Game Studio発売元:Devolver Digital
2020年の夏はデジタルイベントが相次ぎ,右から左へと次々に新作を紹介する多忙な時期となった。そんな中,記事を書きながらプレイしてみたいと思ったのが「Carrion」(PC / Xbox One /Switch)だ。正直なところ,最近のピクセルアート系のプラットフォームアクションにはあまりピンと来ないことが多い筆者だが,本作は「リバース・ホラー」,つまりホラー的な状況をモンスター側でプレイするというアイデアの上にゲームが成り立っている。
グニャグニャの肉体を持つ主人公が触手を伸ばし,周囲の壁に張り付くように移動しては,自分を閉じ込めた研究施設の人間達を捕食したり,触手で相手を振り回したりする本作。人間達の断末魔の悲鳴がなんともいえない狂気の世界をうまく表現しているようだ。獲物をどのように始末するのかはプレイヤーの自由であり,始末したときのフィードバックの良さは快感だ。
銃で撃たれると肉片が飛んで体が小さくなったり,火炎放射器でキルされたりと,見かけの割に意外に打たれ弱い主人公だが,体が大きくなると動きが鈍り,おのずと難度が上がったりするゲームシステムもよく練られている。隠しアイテムを探してDNAをパワーアップするというメトロイドヴァニア風の楽しさもあるが,それがあまりプレイに影響しないこと,暗い部分が多い単調なマップが続くステージで迷ってしまったりすることが難点だろう。向かうべき場所を表示してくれるガイドシステムが欲しかったところだ。
Microsoft Flight Simulator
開発元:Asobo Studio発売元:Microsoft Game Studios
PlayStation 5とXbox Series Xのローンチを以て,ゲーム市場は「第9世代」に突入したが,4K解像度のサポートやリアルタイムレイトレーシングといったグラフィックスの進化は現状,それほどプレイに変化を及ぼしていないというのも事実だ。「新世代的」と呼べそうな新作の発売が延期されたりして,「第9世代」が真価を発揮するのはまだ先,といったところだが,その中にあって,PC向けに発売されている「Microsoft Flight Simulator」は,真の意味で新世代ゲームと呼べるのではないだろうか。
「Microsoft Flight Simulator」は,Microsoftがマップサービスなどのために保有する3PB(ペタバイト)にもなる高解像度の衛星写真に,さまざまな企業と提携した標高マッピングやリアルタイムの気象データ,さらに植物の植生マップなどの情報を加えて地球全体をシミュレートしている。約3万7000の空港のほか,約1億1700万の湖や池,さらに約2兆本の樹木を精密に自動生成するという,もはやゲームの概念を飛び越えたようなシミュレータになっており,その上空をプレイヤーが自由に飛び回ることができるわけだ。
空中の水分量によって夕陽の色が変化し,気温によって雲から雨や雪が降るなど,PCを新調してでも試してみたい作品で,2021年夏頃にはXbox Series X/Xbox One版のリリースが予定されるなど,これからも進化は続きそうだ。
Ghost of Tsushima
開発元:Sucker Punk Productions発売元:Sony Interactive Entertainment
2020年はやはり,「Ghost of Tsushima」で締めくくるしかないだろう。詳細がそれほど知られているわけでもなく,日本生まれの作品でさえあまり取り上げられない「蒙古襲来」をテーマに,日本の文化や歴史をしっかりと咀嚼しつつ,Sucker Punch Productionsらしいカッコ良さを持つ娯楽作品にまとめられている。
主人公が鎌倉武士でありながら,江戸期に成立した武士の価値観が混じるなど,入念な歴史考証が行われているとは言い切れないが,琵琶法師が詩を吟じ,草原では風にススキが揺れるなど,サムライファンタジーとして巧みに作り上げられた作品であることは間違いない。
プレイでは,剣戟とステルスがフレキシブルに堪能でき,対馬という狭い土地ながら世界の広さが感じられる。ゲーム業界が過去10年にわたって作ってきたオープンワールド型のアクションRPGの集大成的な作品とも呼べそうだ。
以上が2020年の「海外ゲーム通ならプレイしておくべきタイトル」の10選だが,いかがだろうか。余談ながら,筆者としては記事を「11選」に変更してまで加えようと思っていた作品もあり,それが「The Last of Us Part II」だ。同作で筆者が受けた印象は「Ghost of Tsushima」にも共通するもので,つまり,主人公の苦悩を過不足なく描きつつ,サバイバルアクションの集大成とも言うべきプレイが楽しめる作品ということだ。
「The Last of Us Part II」だけでなく,「Horizon Zero Dawn」「Marvel’s Spider-Man」,そして「ゴッド オブ ウォー」など,SIEをパブリッシャとするPlayStation 4世代後期の一連の作品は,心から満足できる高い完成度を誇っている。
2021年以降,PlayStation 5やXbox Series Xの時代では,ここからどのように進化していくのか,今から楽しみで仕方がない。
著者紹介:奥谷海人
4Gamer海外特派員。サンフランシスコ在住のゲームジャーナリストで,本連載「奥谷海人のAccess Accepted」は,2004年の開始以来,4Gamerで最も長く続く連載記事。欧米ゲーム業界に知り合いも多く,またゲームイベントの取材などを通じて,欧米ゲーム業界の“今”をウォッチし続けている。
週間連載「奥谷海人のAccess Accepted」の次回掲載は,2021年1月18日を予定しています。
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