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[TGS 2009]「アドバンスドモバイル&PCコーナー」レポート
KEMCO
凝ったディスプレイで,多くの携帯電話用タイトルを展示していたのがKEMCOのブースだ。かわいらしい女の子であり魔界の女王様でもあるハジュン様を操って大暴れするアクションRPG「あくまDE女王様」や,きれいなお姉さんが森の中でスローライフを楽しむ「森の中」など,7タイトルほどが展示されていた。
イチオシとして紹介されたのが王道的なファンタジーRPG「アルファディア III」。クリアまでに30時間以上かかるという,携帯電話ゲームらしからぬボリュームを誇り,サブクエストやアイテム集めなど寄り道的なヤリコミ要素もふんだんに盛り込んだ自信作であることのことだった。
Patyo
Patyo(パティオ)ブランドで出展していたスピードパートナーのブースで展示されていたのは,主にカジュアル系を中心とした携帯電話ゲーム。もっとも試遊機が多かったのは「U.M.A.」という,未確認動物をハントしにいくライトな作品だ。
R-FORCE ENTERTAINMENT
さらに面白いのは,この作品が,同社の別の作品「デビルメーカー」と連動しているという点。「デビルメーカー」は怪物を育成するシミュレーションゲームで,ここで育成したデビルをサーバーにアップロードすると,そのデビルがなんと「デビルハンター」のほうでボスキャラとして登場するのだという。さらにそこでのデビルの戦績は“育ての親”のプレイヤーにもしっかりフィードバックされ,優秀であればお金などを持ち帰ってきて,負ければスゴスゴと帰ってきたりするそうだ。非常に興味深いフィーチャーだと感じた。
CRI・ミドルウェア
サーファーズパラダイス
サーファーズパラダイスのブースでは,いわゆる乙女ゲームと,そのコミュニティ形成を支援するSNS機能をはじめからセットにした作品の展示を行っていた。プラットフォームはPCだ。
ユーザー同士で利用しやすいコミュニケーションや二次創作の発表の場などを,メーカーサイドではじめから用意することで,コミュニティの生成を支援し,その結果ユーザーにとってそのコンテンツの魅力がさらに増していく――というサイクルを生みだそうというこのソリューションには,大きな可能性があるかもしれない。
すでに「紅炎のソレンティア」「カレイド恋歌」といったタイトルがサービス中で,人気の「東方」関連のコンテンツなども今後追加予定であるとのことだ。
ワーカービー
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