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印刷2011/11/05 17:00

プレイレポート

「戦場のエルタ ロード オブ マーシャル」,リニューアルによる変更と新実装のコンテンツを確認してきた

画像集#001のサムネイル/「戦場のエルタ ロード オブ マーシャル」,リニューアルによる変更と新実装のコンテンツを確認してきた
 2011年11月9日,MMORPG「エイカ オンライン エクソダス」が,「戦場のエルタ ロード オブ マーシャル」とタイトル名を改めてリニューアルスタートする。このリニューアルは,同タイトルのメインコンテンツとなる国家間の戦争に今まで以上に重点を置いた内容となるのだが,その意図するところは別途掲載しているインタビューに詳しいので,興味のある人はぜひご一読を。

 本記事では,国家戦と天空島「レオポルド」それぞれでリニューアルされる部分,および,新たに実装される天空島「ヘスティア」を紹介していこう。


デビルの守護を強化して「聖物戦」での直接対決の機会を増やした


 国家戦のうち,リニューアルが加わるのは「聖物戦」の聖物を安置する「デビル」だ。デビルには,これまでも他国家が安置された聖物を奪取するのを防ぐためにNPCの守護兵士がと「ガーディアンストーン」が配置されていたが,それぞれに新たな能力が付与され,攻略にはよりユーザー同士の協力が必要となる。

デビル周辺の3体の守護兵士が強化され,これまでよりも聖物の奪取に時間が掛かるようになった。それだけ相手国家のプレイヤーに妨害されやすくなったということでもある
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守護兵士を倒し,ガーディアンストーンをすべて破壊すると,ようやく聖物を入手できる。NPCだけを相手にするなら少人数の高レベルプレイヤーでも十分遂行可能だ
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 また,守護兵士は一度倒しても30秒経過すると復活してしまう。復活したらまた守護兵士を倒して,ストーンを攻撃することになるのだが,いちいち交互に繰り返していたのでは時間がもったいない。守護兵士を倒したら戦力を集中して一気にストーンを壊すようにしたい。
 さらに守護兵士には色ごとにそれぞれ特徴があり,例えば,赤はほかの守護兵士より攻撃力が高くなっている。同様に青は魔法防御力が高く,緑は物理攻撃力が高い。これらの特徴を踏まえて,誰がどの兵士を攻撃するか,どんなスキルを使うかを考えると,よりデビル攻略がスムースに進行するはずだ。

聖物を手に入れたら,自国のデビルに安置すべく速やかに移動。「細道」などは相手国家の待ち伏せがあるかもしれないので注意しよう
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 このリニューアルは,早朝などのログインしているプレイヤー数が少ない時間帯を狙って,デビルから他国家の聖物を奪取する戦術──いわゆるゲリラ戦を少人数で行えてしまう問題を防止しようという意図に基づいている。すなわち,聖物をめぐって国家がお互いに多人数で正面から戦う機会を増やし,国家戦を盛り上げようというわけである。

奪取した聖物を無事に安置すると,国家バフの恩恵を得られる。今回のリニューアルで聖物が33種類となり,それだけ国家バフのバリエーションも増えている
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監視塔の占領に代わるレオポルドの新たな戦争コンテンツ「封鎖戦」


監視塔。全部で3か所に配置されているが,国家に紐付いているわけではないので,どの塔を利用するかは戦略/戦術次第だ
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 もう一つのリニューアルとして,国家間PKが可能だったレオポルドが完全な非PK地域に変更される。その理由は先日のインタビューで述べられているが,非PK化に伴い,従来の「監視塔占領戦」も廃止され,代わって「封鎖戦」が実装される。

 封鎖戦は,18時間のインターバルを挟んで行われる制限時間60分の国家対抗戦だ。プレイヤーが監視塔をクリックすると聖物が生成され,それをレオポルド中央にある「スカディの瞳」の近くに設置された祭壇に安置すると,そのプレイヤーの国家にポイントが入るという仕組みになっている。
 聖物は複数種類存在し,それぞれを安置したときに得られるポイントが異なり,どれが生成されるかはランダムで決まる。また,監視塔は一度聖物を生成したら,クールタイムを経ないと次の聖物の生成はできなくなっている。
 そして合計100ポイント分の聖物を先に安置した国家が勝利となり,18時間にわたって「隠されたアルジェントの森」への進入権限が与えられることになる。

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聖物を入手してホルダーになると,移動速度が低下するほか,身体も大きくなる。なぜ頭と身体のバランスが崩れてしまうのかについては謎である
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聖物の種類に応じて,サイズと移動速度が変わる。今のところ,大きいほどモンスターに狙われやすいというようなことはないそうだ

足を踏み入れたことのあるプレイヤーならご存じだと思うが,レオポルド中央には大型のモンスターが多数配置されている。さらにポップ速度を上げる可能性もあるとか
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 以上が封鎖戦の基本的なルールだが,ポイントの高い聖物ほど,それを運ぶプレイヤー(ホルダー)の移動速度が低下するというデメリットが生じる。
 また,各監視塔からスカディの瞳までは無数のアクティブモンスターが配置されており,それぞれが足止め効果を持つスキル攻撃を放つため,ホルダー一人で聖物の安置を達成するのは難しい。そこでパーティを組むなどして,ホルダーを護衛するための協力プレイが必須となるのだ。

モンスターのスキルによって足止めされることも多い。ホルダーが足止めされてしまうと大きなロスとなるので,パーティによる護衛が必須となる
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 実際に筆者も封鎖戦をプレイしてみたのだが,集団で監視塔とスカディの瞳を往復して聖物の生成と安置を繰り返すという感じで,いわば運動会の大玉ころがしのような,かなりザックリとした大味の競技という印象を受けた。
 このあたりは先に実装されている韓国版ともまったく異なる部分なので,実施してみてプレイヤーの意見を聞いて調整していくとのこと。モンスターのポップアップ速度を上げたり,あるいは別途足止めトラップを設置したりするなどして,さらなるゲーム的な面白さを追求していく予定もあるそうなので,今後の展開に期待できそうだ。
 また,他国家のプレイヤーを直接攻撃することこそできないが,モンスターを釣ってきて押し付けることは可能だ。そういった妨害戦術の応酬が繰り広げられると,封鎖戦はより面白くなるかもしれない。

 PKエリアとして殺伐としていたレオポルド地域が,打って変わって安全な地域となり(アクティブモンスターは多いが),人気の大規模PvEエリアであるカレナにも行きやすくなる。リニューアルと共に,日本の実情にあったコンテンツが投入されることを象徴するような変更点といえるだろう。

聖物を安置して,ポイントを獲得。これを繰り返して,他国家よりも早く100ポイントを溜めるのだ
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戦争参加のボーナス的な意味を持つサイコロダンジョン「ペルタス」


 上記で紹介した聖物戦および封鎖戦にて,聖物の安置に成功したプレイヤーとそのパーティには,“サイコロダンジョン”「ペルタス」への入場チケットが与えられる。
 通称サイコロダンジョンと呼ばれるペルタスは,いわゆるスゴロクのような構造となっている。各ステージの中央にある「運命の塔」をクリックして,出た目の数だけ先のステージに進めるという仕組みだ(塔にともる光の数が変わる)。なお,このダンジョンは6人パーティで挑戦することになる。

各ステージ中央の塔がサイコロの役割をする。出た目の分だけ先のステージに進めるが,マイナスの目が出て前のステージに戻されることもある
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 各ステージはシンボルマークの色ごとに,複数のモンスターが配置されている「一般ステージ」,各種ボスモンスターが配置されている「中型ボスステージ」「ボスステージ」があるのだが,その中でも目玉となるのが,いくつかの「低レベルステージ」である。いわゆるボーナスステージだと思えばいいだろう。
 ボーナスステージは2種類あり,それぞれ「怪しいウサギ」と「怪しいミミック」だけが配置されている。前者は1匹倒すだけでも大量の経験値を取得可能で,後者からは各種消費アイテムなどが入手できるのだが,運がいいと「運命の箱」が手に入る。この箱は開けると運が良ければ「幸運の箱」が出現しゴールドが入手できるのだが,さらなる大当たりが期待できる箱が出現することもあり,一つの箱が最大1億ゴールドに変わるケースもあるそうだ。

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低レベルステージ。怪しいウサギも怪しいミミックも無抵抗なので,サクサク倒して大量の経験値を稼いでしまおう
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怪しいミミックから入手した「幸運の箱」を開けたところ,画面表示の額面より多い10万ゴールドを獲得できた!

 ちなみに各ステージ中央の塔をクリックすると,先に進むプラスの目だけでなく,マイナスの目が出ることもあるので,運がよければ何度も低レベルステージに挑戦して経験値やゴールドを稼げる。積極的に聖物戦や封鎖戦に参加すれば,それだけサイコロダンジョンに挑戦できる機会が増えて,オイシイ思いをできるというわけだ。

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一般ステージでは,配置されたモンスターを殲滅すると塔をクリックできるようになる
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各種ボスのステージはクリアするまで少々厄介だが,ドロップアイテムが狙える


二つのレイドダンジョンを擁する新たな天空島「ヘスティア」


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天空島「ヘスティア」
 新たに実装される天空島「ヘスティア」には,拠点となる街「ラコンティ」と,二つのレイドダンジョンが実装される。
 レイドダンジョンのうち,「タリタク」は2パーティスクワッドの最大12人で挑戦できる。このダンジョンは1部屋しかない構造で,入っていきなりボスモンスターの「デペントス」と対面することとなる。面倒なダンジョン探索をやらなくとも対決できるとはいえ,そこはレイドダンジョンのボスだけあって,レベルキャップに達したレベル80のプレイヤーであっても数回攻撃を食らうともう瀕死になってしまう。

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ダンジョンに入ってすぐの部屋で待ち受けるデペントス。いわゆるドラゴンゾンビで,骨格の隙間から背景が見えている
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デペントスは,毒ガスを思わせる強力な広範囲攻撃スキルを放つ。さすがに簡単には攻略させてくれない

 もう一つのレイドダンジョン「アクィドス」には,最大4パーティスクワッドの計24人で挑戦できる。こちらのダンジョンも構造はそれほど複雑ではなく,最終ボスの「水竜」までは実は一本道である。途中,6つの分岐がありそれぞれの最奥には異なるボスが配置されている。別に水竜だけ倒してクリアしても構わないのだが,各ボスは新しいレベル80ユニーク装備をドロップするので,ぜひ討伐したいところ。
 なお,このダンジョンはボスだけでなく,普通に配置されているモンスターも強くなっており,また数も多いので,ウッカリしているとあっという間にプレイヤーの体力が半分になっていたりする。攻略には相応の準備が必要だろう。

アクィドスの雑魚モンスターは,少々エグいデザインのものもいる。昆虫型モンスターは生理的に苦手という人にはちょっとツラい
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ダンジョン入り口からまっすぐ進むと水竜へのワープポイントがあるのだが,数か所に警備兵が配置されている
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水竜と対面。恐竜というか昭和の特撮番組の怪獣というか,なんとなく愛嬌があるデザインだが,攻撃はまったく甘くない
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範囲攻撃スキルの効果範囲も当然広い。言うまでもないが,遠距離攻撃職は立ち回りに気を付けなければならない
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 ちなみにタリタク,アクィドスとも比較的簡単にボスと対決できるようになっているのは,あまり時間を掛けずともレイドボス戦を楽しめるように配慮したからとのことだ。また,どちらも一度最終ボスを倒してしまうと1週間ボスが登場しなくなってしまうので,週末などレギオンメンバーが集うタイミングに合わせて挑戦したいところである。

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画像集#025のサムネイル/「戦場のエルタ ロード オブ マーシャル」,リニューアルによる変更と新実装のコンテンツを確認してきた 画像集#026のサムネイル/「戦場のエルタ ロード オブ マーシャル」,リニューアルによる変更と新実装のコンテンツを確認してきた
ヘスティアの拠点となるラコンティ。これまでの地域と異なる,ちょっと幻想的な雰囲気が特徴だ
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待望の「プラン完全体」もついに実装。より強力にプレイヤーをサポート


羽根が生えたことで,より妖精というイメージが強くなったプラン完全体
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 最後に紹介するのは,待望の実装となる「プラン完全体」だ。プランがレベル50に達すると専用のクエストが受託可能となり,それをクリアすると青年期の性格に応じた完全体へと進化する。
 プラン完全体は,背中に羽根が生えた姿をしており,空中を浮遊しながら移動する。またアクティブスキル/パッシブスキルとも,それまでよりも強力な効果を発揮するとのことである。
 なお,一度完全体になってからも,これまでどおり会話をしたり,おやつを与えたりすることで性格の変更ができる。ちなみに先行してプラン完全体が実装された韓国では,かなり狙ってプレイしないと育成できない堕落タイプのルックスに人気が集中しているそうだ。

会話イベントのイラストも,完全体のものに変わる。引き続き,会話の選択によって性格を変えることも可能だ
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ちょっと分かりにくいが,青年期と完全体の体格を比較してみた。完全体は,青年期よりも頭一つ分くらい身長が低くなっている
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堕落タイプのプラン完全体。ダランとなった腕が,昭和のヤンキーを彷彿とさせるような……
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「エイカ オンライン エクソダス」公式サイト

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