連載
ルーセントハート連載 / 第2回:生産に挑戦,おしゃれ装備を作ってしまおう
先週の連載第1回で初お披露目となったうちの魔法使いだが,ありがたいことにゲーム内,とくにうお座の皆さんには温かく迎え入れていただき,この場を借りて感謝の気持ちをお伝えしたい。CatoNineTailsという名前の由来にまで丁寧に目を通してくれたプレイヤー多数もいたようで,さっそく「鞭子さん」という素敵なニックネームをつけてくださった。無知子さんじゃなくてよかったけど。
なお,今週のスクリーンショットからキャラクターの頭上には羽が生えたピンクのハートマークが,ふんわかほんわかと飛び回っているのだが,これは後日詳しく説明する「キューピッドシステム」に関連したものなので,その点はご了承いただきたい。
無事にマジシャンの仲間入りを果たし,今では「トリーア地下水道」や「古の遺跡」といった危険地帯をも冒険できるようになった,CatoNineTails。強くたくましく育つのはよいのだが,どうも彼女の着ている衣装が,ほかのマジシャンの女の子たちに比べ見劣りするのが気になる。ここまでクエスト遂行時にもらえる報酬アイテムと,トリーアの防具屋で買える服しか持っていない彼女だが,そろそろお洒落に目覚めてもよいお年頃。そこで今週は生産システムについて説明しながら,ワードローブ強化を狙っていこう。きっと“ヘビロテ間違いなし! 秋のキレイ色モテカワチュニック”とかが作れちゃうに違いない。
ルーセントハートの世界では,レベル3と,かなり早い段階から,誰もが工房に弟子入りして生産スキルを覚えることができる。レベル3になってさえいれば,前提条件はなし(トリーアの街にきた段階で確実にレベル3に到達しているので,実質レベル制限もない)。お目当ての種類の生産工房に入って,NPCに話しかけるだけでよい。ただし,(同時に)習得できるのは裁縫,鍛冶,錬金,彫金,カード,機械の6種類のうち1種類だけだ。
裁縫と鍛冶についての説明は不要であろうが,ほかのスキルでなにができるのか簡単に説明しておこう。錬金は各種ポーション,彫金はアクセサリ類,カードは一定時間バフを与えるカード,そして機械は爆弾や銃器を強化する照準機などを作り出せる。
自分が選んだ種類の工房で,NPCからクエストを受けよう。最初の生産クエストを受けてレシピをもらったら,インベントリにあるレシピを右クリック。これで新しいレシピを覚えることができる。
生産の方法は簡単だ。各工房にある生産機械をクリックすると,生産メニューが開くので,一覧から作りたいアイテムを選ぼう。必要な素材数と手持ちの素材数が表示されるので,所持数が足りていれば生産開始ボタンを押すだけだ。素材さえ十分にあれば連続して指定回数繰り返すことも可能だ。工房に行かなくても,ステータスウィンドウにある「生産」ボタンを押せば,現在どんなアイテムを作れ,どんな素材が必要になるかを確認できるので,買い物や素材集めで活用しよう。
連載第0回で軽く説明してある内容と重複してしまうのだが,ルーセントハートではモンスターがドロップするアイテムの種類がとにかく多く,しかも,そのほとんどがなんらかの生産素材となっている。早いうちに自分がどの生産スキルを習得するのか決め,必要な素材を見極めておかないと,アイテムインベントリと倉庫は,あっという間に埋まってしまうのだ。かといって片っ端からアイテムを売り払っていると,いざ生産スキルを決めたときにはモンスターとのレベル差が開きすぎて,低レベル帯ではアイテムを落とさなくなってくる。できればキャラクターがレベル3になった時点で,遅くともレベル5までにはどの生産スキルにするか決めておこう。
ルーセントハートの生産では,生産スキルはクエストでのみ上がるようになっているので,多大な労力を使って必要ないアイテムを大量生産するようなことはしなくてもよい。より高性能なアイテムを作るためには,レベルが5上がるごとに工房で受けられる,専用クエストをこなすことになる。その内容は,選んだ生産スキルの種類にかかわらず,たいていは特定のモンスターが落とす素材を集め,クエスト限定レシピのアイテムを指定数作ってこい,というものだ。
クエスト自体の難易度はまったく難しくないのだが,ここで少々残念な点が二つある。一つは,一般のクエストでは対象のアイテムを入手した場合に,必ず黄色いシステムメッセージで「●●を2個手に入れました」のように画面に表示されるのに対して,生産クエストに限ってはこれがない。アイテムインベントリは通常アイテムと,クエストアイテムでタブが分かれているため,すでに必要な素材が揃っているのに気が付かず,エリアチャットや星座チャットで質問するユーザーがあとを絶たない。
また,対象となるモンスターが一定の時間帯にしか出現しない,ほかのクエスト対象と重なっていることだ。たとえば,レベル20で受けられる生産クエスト「競い合い」は,必要素材を落とす2種類のモンスターが,それぞれ昼または夜限定で出現するうえ,出現するエリアが非常に狭い。おまけにほかのクエストの討伐対象でもあるため,プレイヤーが特定のエリアに殺到し,モンスターを奪い合う殺伐とした雰囲気を生み出す原因になっていた。後者についていえば,時間が解決してくれる問題だが,できるだけ早くバランスを再考してほしいところだ。
現在のルーセントハートで最大の問題といえば,とにかくゲーム内に入れないということだろう。だだし,ログイン画面がすべて「満載」で真っ赤に埋まっている場合でも,そのまま(チャンネルを指定せずに)ログインボタンを押すことで,(運がよければ)適当なチャンネルに入れてもらえることも多い。ここで「LinkDead」が出ると3回起動し直しになるのだが……。
ゲーム中に接続が一度切れてしまった場合も,サーバーを指定せずにログインすることで,元いたチャンネルに戻してくれることが多いようだ。下手に空いている別チャンネルを指定すると復帰が困難になる可能性があるので覚えておこう(まあ,夏休み終了で自然と解決される問題かもしれないのだが)。
なお,HPイベントが開催されるチャンネルはサーバーごとに一つと決まっている。今後はHPイベント開催チャンネル数を増やせるようにという要望も開発側に出しているようなので,サーバー増強と今後の対応に期待したいところだ。
サーバー名となっているアトリアやレグルスは星の名前からとられている。レグルスはしし座のα星(星座の中でいちばん明るい星)として有名だが,アトリアは南の三角座という,ややマイナーな星座のα星の名前だ。
正式サービス以降,サーバーが追加されるかどうかは未定だが,ほかのMMORPGでは超有名な星の名前をサーバー名に使っているものも少なくないので,星座MMORPGとしては,ありきたりなものではなくアルフェラッツとかズベンエスカマリとかいった「ちょいマイナー」路線でいってもらいたいものだ?
CatoNineTailsは順調にレベル4まで裁縫のスキルを上げ,自分が着られる装備品の種類もだいぶ増えてきた。性能もよく,実用性のある衣装が作れるようになったのはよいが,「銀のジュエリー」「濃厚柔軟剤」など,自分では作れない,モンスターからも入手できない特別な素材が必要なレシピが増えてくるのだ。
ここで利用するのが「生産代行掲示板」である。生産代行掲示板とは,自分が習得しているスキルのうち最大三つを登録でき,ほかのプレイヤーは手数料を支払うことで,自分が持っていない生産スキルを利用できる,非常に便利な機能だ。必要な材料さえ自分で揃えれば,あとはクリック一つでそのアイテムが作れるため,欲しい素材を作ってくれる人を探したり,露店を一つ一つチェックするような時間の無駄がない。生産代行掲示板は積極的に利用していこう。
ルーセントハートの生産では,ちゃんと使いモノになるアイテムが作れるので,多くの人が生産にいそしんでいる。それに伴って,生産素材の価格高騰が激しく進んでいる。あるモンスターが低音水晶を落としやすい,と情報が出回るや否や,付近一帯は一攫千金を狙うプレイヤーでごったがえすような状態だ。お祈りで水晶が手に入ると分かると,街はお祈りの人であふれかえっている。もう少し経てば落ち着いてくるのだろうか……。
今週はなんだか真面目な解説になってしまったので,最後は自作の華やかなマジシャン衣装をお目にかけよう。お気に入りは3枚目の「インテリハット」。これは生産したものではないが,ようやくマジシャンらしい装備が揃ってきた。ではまた来週。
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