インタビュー
クライマックス目前! 「TARTAROS-タルタロス-」の最新シナリオ「運命との再会」に至るストーリーをおさらいしよう
さて,このタルタロスというゲーム,4Gamer読者ならどんなゲームなのかというのはなんとなく知っているのではないかと思われるが,実際にプレイをしていないと,その意外なほどの人気の高さに驚いている人もいるかもしれない。
天界と地上界を分けた結界陣,そして,それぞれの目的を抱く9人の旅人
この世界ではかつて神と人間が共存しており,神々はその力を用いて天界と地上界を行き来し,私利私欲のまま人間を統治して苦しめていた。だが,やがてそれに耐えかねた人間が,神に対して反旗を翻す。神と人間の激しい戦いの中,5人の術法師が強力な結界陣「タルタロス」を作ったことにより,天界と地上界を繋ぐ道が断たれた。
これでついに人間は神々の支配から解き放たれた――が,今度は人間の権力者同士が私欲のために争いを始めてしまい,人々は新たな苦しみを抱えることとなる。
そんな中,エリアデン王国のデリオ領に属する国境の小さな町にて,数人の旅人達が神秘の力を持つ石「オボロス」を探す遠征隊を結成する。大切な人の病の治癒や,天界にいる生き別れた家族との再会など,彼らはそれぞれにオボロスを求める目的があった。タルタロスの物語はこうして始まっていく。
正義感の強い元騎士で,パーティのリーダーを務める。かつて仕えていたウィド領主の一人娘・アナイスを病から救うため,オボロスの一つである「治癒の石」を探している。
幼い見た目に対し,冷静沈着な性格の少年。パーティの初期メンバーでありながら,彼の旅の目的や素性はいまだにハッキリとしていない。ときおり妙に人間離れした言動を見せることもあるが……?
(→ なぜか羽根が生えている公式イラスト)
負けず嫌いな性格の少女。いつも一緒に行動しているロボに対して邪険な扱いをすることも多いが,あるきっかけでロボに隠された秘密を知ったことにより,ピンコとロボの関係が大きく変化する。結界陣に閉ざされた天界側にいる母に会うため,オボロスを求めている。
大人っぽくクールな雰囲気をまとったアサシンだが,根は優しい性格の持ち主。オボロスを探している最中に記憶を失っており,旅の中でなくした記憶を取り戻そうとしている。
クールで博識な魔法騎士。「オボロスを取り巻く人間関係を知りたい」という理由からシュバルマン達に同行しているが,実は,彼には術法師としての過去があった。どうして彼がその身元を隠して遠征隊に加わったのか,その理由が今回のシナリオ「運命との再会」で明かされる。
神への供え物として創造された「ナシプ族」の娘。素直で真面目だが,天然な行動で周りをハラハラさせることもある。神の供物して作られたナシプ族,その作られた理由を神に問いただすため,タルタロス結界陣の向こう側にある神界を目指して旅立つ。
タルタロスNPC名鑑
ナシプ族の高潔なリーダー「エグリート」
神の供物となるべく作られたというナシプ族。供物としてふさわしくあるよう美しく病気に強く,そして力は弱く,運命に抵抗できない種族である。
タルタロス結界陣の完成で供物としての運命から解放されたと思ったのも束の間,神の庇護を失った彼らには,人間の奴隷として錬金術の実験材料にされるというさらに大きな悲劇が降りかかってきた。ナシプ族の村のリーダーであったエグリートは,人間との戦いのために立ち上がる。
チャプター4では,独立を目指すナシプ族とシュバルマン一行との邂逅,そして一族の存亡をかけた戦いのストーリーは,リーダーであるエグリートを中心に進んでいく。悲劇の一族を率いて勇敢に戦う彼は,やがて一族に襲いかかる災厄の原因知ることとなる。
なぜナシプ族にかくも過酷な運命が課せられるのか。その答えを知るために少女ナギは,この戦いを経て遠征隊に加わることとなる。
大魔法師・クロピノの息子で,周囲からは魔法にしか興味がないと思われている。しかし,身近な存在に対しては心優しい一面を持ち,毒素に冒された友人の妖精クインシーの身を救うため,オボロスの一つ「治癒の石」を求めて旅に出る。
代々デリオ領主に仕えるカバーシャードのニンジャで,武術に優れた,明るく元気なしっかり者。デリオ領主・ウィルロトの復権のため,パーティに加わる。ちなみに,ルコとその姉リアンは,ユーザー投票による「タルタロス総選挙」においてそれぞれ1位・2位の座に輝いている。
タルタロスNPC名鑑
強く優しき姉,そして第十七代目堂主「リアン」
代々デリオ領主を陰ながら守るカバーシャードのニンジャ一族。その第十七代目堂主であるリアンと妹のルコを中心にチャプター7は進行する。キャラクター人気投票で絶大な人気を誇るリアンは,やんちゃな妹を温かく見守る,有能で皆の信頼厚きニンジャの長として登場する。
タルタロス結界陣完成後,暴走を始めたエリアデン王国。その中にあって王国を諌めたデリオ領主ウィルロトが領主の座を廃されたことにより,カバーシャードは新領主派と旧領主派に割れかけるが,堂主リアンは旧領主を支持に一族をまとめる。しかし,苦難にある旧領主をなぜ助けにいかないのか? 姉を尊敬しつつもコンプレックスを抱くルコは密かな疑念を抱き始める。そしてそんなカバーシャードに魔の手が忍び寄りつつあった。
ニンジャとしての力を失ってしまったリアン,その事実を突きつけられるルコ。プレイヤー達の前で,アンケートによるシナリオ人気投票でも一位となった姉妹愛のストーリーが展開されていく。
領主ウィルロトに仕える,デリオ騎士団の指揮官。妹シャルロットとの間に大きなわだかまりがあり,姉妹で敵対することとなるが,エルピントスは妹とその過去に対して真摯に向き合うのだった。エリアデン国王の暴挙を止めるため,遠征隊に合流する。
バルガス殉神団との攻防が展開する,最新のシナリオをチェック
旅路を共にする仲間達との出会いや,シュバルマンのライバルであるランドス一味との対立そして共闘,ノバース帝国軍との戦いなどを経て,いよいよ「治癒の石」を手に入れたシュバルマン達の遠征隊。しかし,貪欲の神バルガスの復活を目論み,タルタロス結界陣を無力化しようとする「バルガス殉神団」の魔の手が迫る。
バルガス殉神団との激戦が描かれる,チャプター12・13のシナリオを紹介しよう。
シュバルマンと,彼の旅の目的である聖女アナイスの2人の関係が中心に描かれるシナリオ。
かつて,カシミールの地を守るクロッカス騎士団の団員達は,ビーシャス族の侵攻に対抗するため,ビーシャス族から抽出したクロッカスという成分を投薬されることで力を得ていた。若き日のシュバルマンは,騎士団の一員のなるためにクロッカスの投薬を受け,その副作用で大きな苦痛を味わう。そこで彼に治癒の石で看病を行ったのがウィド領主の娘アナイスである。しかし,実はアナイスはクロッカス成分を抽出するためシュバルマン達以上に大きな苦痛をその身に受けており,治癒の石の力でなんとか命を繋いでいる状態であった。
ところが,タルタロス結界陣が開かれたことをきっかけに始まった王国軍との戦いで,クロッカス騎士団は劣勢を強いられ,ウィド領主は命を落としてしまう。「アナイスを守ってほしい」という領主の遺言を,最後の任務として胸に強く刻み込んだシュバルマン。しかし,アナイスは戦いの中で治癒の石を失ってしまっており,日に日に衰弱していく。アナイスを守りぬくため,シュバルマンは治癒の石を求めて旅に出た。
それから5年の月日が経ち――治癒の石を手に入れたシュバルマン達遠征隊は,アナイスがかくまわれているアルニカ修道院を訪れる。ところがそこへ,オボロスを狙ってバルガス殉神団が襲撃を仕掛けてくるのだった。
・チャプター13「運命と再会」
アルニカ修道院を守り抜いたものの,バルガス殉神団の破壊兵器「審判の要塞」は復活を遂げてしまった。アエルロトによる「簡易的な結界陣」を張ることによって空中要塞の動きを一時的に食い止めてはいるが,完全に封じ込めるためには,本物の結界陣を張らなくてはならない。
術法師達が懸命に結界を維持する中,アエルロトは自分を守る"パルティオ"にイリシアを選び,結界陣を完成させるための行動を始める。どうやらイリシアの失われた過去には,結界陣の完成に関する秘密が隠されているようだ。
ところがそこへ,仮面をつけた謎の男ジャガーがバルガス殉神団と手を組んで攻撃してくる。はたして,アエルロト達は無事に審判の要塞を封印できるのだろうか? また,アエルロトとよく似た外見の青年テミアンの正体とは――?
なお,6月23日のアップデートではレベルキャップが67まで開放され,それに伴い新マップ「ゴブリン村」と「修道院への道」も実装されている。いずれも結界が壊れたことによって凶暴化した動物達が出現する,歯応え十分な難度だ。とくに「修道院への道」では,マップ内にある"ディオネの加護"というオブジェクトを破壊することで,イザンとアンジェリナが味方NPCとして戦ってくれるという新要素も加わっている。これら新シナリオや新マップをたっぷり楽しみつつ,7月2日のファン感謝祭での発表を楽しみに待とう。
「TARTAROS-タルタロス-」公式サイト
- 関連タイトル:
タルタロス:リバース
- この記事のURL:
Copyright (C) 2014 株式会社OnNet All rights reserved.
Copyright (C) INTIVSOFT Co., Ltd. All rights reserved.