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「キネマ51」:第29回上映作品は「ホドロフスキーのDUNE」
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印刷2014/08/16 00:00

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「キネマ51」:第29回上映作品は「ホドロフスキーのDUNE」

 
 
1.ホドロフスキー監督の傑作「エル・トポ」
「エル・トポ」(El Topo,スペイン語でモグラの意)はアレハンドロ・ホドロフスキー監督・主演による1970年のメキシコ映画。日本での公開は1987年。ホドロフスキー監督の代表作で,伝説的なカルト映画として知られている。ジョン・レノンがこの作品と次回作の興行権を買い取ったことでも有名。主人公のエル・トポの息子役(幼少時)はホドロフスキーの実子


2.デューン
「デューン」(Dune)は,アメリカの作家フランク・ハーバートによるSF小説シリーズ。日本では1965年の第1作「砂の惑星」がよく知られている。1984年にはデヴィッド・リンチ監督・脚本による映画も公開された


3.メビウス
メビウス(Moebius)はバンド・デシネ(bande dessinée)を代表する作家の一人。フランスの漫画家で,本名はジャン・アンリ・ガストン・ジロー(Jean Henri Gaston Giraud,1938年5月8日〜2012年3月10日)。「ジャン・ジロー」(ジル)の名称でも知られている。代表作に40年にわたって描き続けられた西部劇漫画「ブルーベリー」がある。世界各国はもちろん日本の漫画界にも大きな影響を与えており,大友克洋監督や宮崎 駿監督ほか,メビウスの画風に影響を受けているとされる漫画家が数多くいる。メビウスはまた,「エイリアン」をはじめとして,多数のSF映画にもデザイナーとして関わっていることでも有名


4.バンド・デシネ
バンド・デシネ(フランス語で「描かれた帯」の意)はフランス,ベルギーを中心とした地域の作家によって描かれた漫画で,B.D.(ベデ))も略される。源流は19世紀とされており,初期の本格的な漫画で,日本でも有名な作品の一つにエルジェの「タンタンの冒険旅行」がある


5.「ダーク・スター」のダン・オバノン
ダン・オバノン(Dan O'Bannon,1946年9月30日〜2009年12月17日)は,アメリカの脚本家,映画監督,俳優,特殊効果マン。SF映画「ダーク・スター」や,リドリー・スコット監督のSFホラー映画「エイリアン」の脚本,さらにスプラッター映画「バタリアン」では脚本のほか監督も務めた


6.オーソン・ウェルズ
オーソン・ウェルズ(George Orson Welles,1915年5月6日〜1985年10月10日)はハリウッドを代表する映画監督,脚本家,俳優。主な監督・主演作品に「市民ケーン」,主な出演作品に「ジェーン・エア」「離愁」などがある。日本では英語教材「家出のドリッピー」「ゲームの達人」などのシドニィ・シェルダン作品の声優としても有名


7.サルバトール・ダリ
サルバドール・ダリ(Salvador Dalí,1904年5月11日〜1989年1月23日)は,スペインの画家。シュルレアリスムの代表的な作家の一人。ぐにゃぐにゃに溶けた時計が印象的な1931年の作品「記憶の固執(柔らかい時計)」はダリの代表作の一つ。ダリの上向きにはねたカイゼル髭と目を大きく見開いた顔写真は,見るものに強烈なインパクトを与え,決して忘れない記憶となる


8.直系といっていい「エイリアン」
「エイリアン」(原題:Alien)は,1979年公開のリドリー・スコット監督によるアメリカ映画。宇宙船という閉ざされた空間の中でエイリアンに襲われるクルー達の恐怖と葛藤を描くSFホラー映画の傑作で,原案は前述のダン・オバノンによって生み出された。またエイリアンのデザインは,つい先日亡くなったH・R・ギーガー(ハンス・ルドルフ・ギーガー,Hans Rudolf Giger ,1940年2月5日〜2014年5月12日)の手によるもの。シガニー・ウィーバー演ずるリプリーが,下着姿でエイリアンと対峙するクライマックスシーンや公開時のキャッチコピー「宇宙では,あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」はあまりにも有名。1997年公開の「エイリアン4」までシリーズ化されている
 
 
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