連載
ウェルカム・トゥ・海底都市ラプチャー(バイオショック) / 第2回:ラプチャーでの心地よい過ごし方
※お父さんお母さんへ:サブタイトルの“パイレン”とは,水道管,ガス管など配管工事に使われる,パイプを回すための工具,パイプレンチの略称です。
連載第1回ではバイオショックの基本をざっと説明したが,今回はゲーム序盤のマップ,「メディカル・パビリオン」を攻略しながら,細かい説明を加えていくことにしよう。なぜメディカル・パビリオンを選んだかというと,オープニングの「ラプチャー」はデモ版にも収録されていたチュートリアル的なステージであり,バイオショックの面白さの本質にあまり触れられず,単に「なんだか左手からも電撃が出せる暗いFPS」という感じになっているからだ。正直な話,あのデモではバイオショックの面白さは,十分には伝わらないと思う。
それはともかくとして,攻略に移ろう。今回は完全にウォークスルーになっているので,どこで何が起きるかすっかり分かってしまう。ゲームはやはりドキドキしながら進めないとなあ,という人は要注意である。もっとも,序盤ということで,ゲームに詰まることはまずないわけであり,だいたいこんな流れで進んでいくのか,というあたりを分かっていただければ嬉しい。さーて,パイレンの準備はいいかね? ラプチャーへようこそ。
大西洋沖での飛行機事故で奇跡的に助かった主人公ジャック。必死の思いでたどり着いた灯台で潜水球に乗り込んだところ,絢爛壮麗な海底都市「ラプチャー」へ連れて行かれてしまう。だが,すぐにここが楽園どころか地獄と化していることに気づいたジャックは,アトラスとの交信を頼りにラプチャー脱出の道を探り始めるのだった。
……というのが最初のステージ「ラプチャー」。海底都市の創造主にして統治者であるアンドリュー・ライアンからさまざまな妨害を受けつつ,アトラスの手助けによりメディカル・パビリオンに逃げ込んだジャックだった。
このマップの目的は「非常脱出口」を探すことだ。メディカル・パビリオンに足を踏み入れると,まず自動販売機「ベンディング・マシン」が目につくはずだ。この段階ではまだ所持金が少ないので無視しても構わない。お目当てはその隣のドアに挟まって動けなくなっているセキュリティボットである。これはラプチャーの誇る高度なセキュリティシステムの攻撃部隊である。前回も解説したように,ラプチャーの設備や機械類はハッキングして自分の味方にできるものが多い。このセキュリティボットは,ハッキングすることで自動的に敵を攻撃してくれるようになる。かっちょいー!
このように,ラプチャーのあちこちにある監視カメラ,セキュリティボット,タレット(固定砲台)などを手当たりしだい味方につけていくというのが正しいバイオショックの進め方である(と思う)。ハッキングをする際には,成功するとどうなるかという表示とともにハッキング難度を示すメーターがついているので参考にしよう。失敗すると,どういう仕組みになっているのか知らないけど,大ダメージを食うのだ。
緊急脱出口に向かうには画面上部に表示される矢印に従って進めばいい。道中二つのスイッチが見つかるはずだが,二つめのスイッチのある場所で新しい武器「マシンガン」が入手できる。そこのスイッチを作動させると,ロビー2階のドアが開き,中から多くのスプライサーが押し寄せてくるので,それらを片付けたあと,また矢印に従って外科棟に向かおう。
外科棟に入ると,すぐに爆弾を持ったスプライサーに出会うはずだ。こいつはジャックと遭遇するなり逃げ出し,飛び込んだ通路の入り口を爆破して塞いでしまう。ここで上を見上げると,スプライサー同士が何やらケンカを始め,爆弾を投げつけ合っているのが見える。無線のアトラスは,「テレキネシス」というプラスミドを入手し,奴らが投げている爆弾を利用して瓦礫を吹っ飛ばせば先に進めると教えてくれる。というわけで,このプラスミドを入手するために再びロビー方面へ向かおう。
さて,ここまでメディカル・パビリオンをあちこち探索した人は,氷に閉ざされ進めない場所を二つほど見つけているだろう。その先に重要なものがありそうなのは誰でも想像できるところだが,進めないものはしょうがない。まずは火葬場「永遠の炎」に向かうべし。ここでは,焼却炉の前にある死体をボタンを押して焼いてしまうことで,灰の中から新しいジーン・トニック「ハッキング大満足」が入手できる。残念,テレキネシスじゃないのね。
火葬場の2階に移動し,奥の小部屋に行くと新しいプラスミド「インフェルノ」が手に入るはずだ。その直後に複数のスプライサーに囲まれてしまうので,さっそくインフェルノの威力を試してみよう。むむ,この炎の威力があれば,あの氷も溶かせるはず。そういうダンドリだったのね。
葬儀場に向かい,入口の氷を解かして中に侵入。ここではトニック「セキュリティ専門家」が入手できる。ナンバーロックの掛かったドアを開くというイベントもあるが,必要なキーナンバーはすぐに分かるだろう。続いて下層に降りて,通路を塞ぐ巨大な氷の山を解かす。クレ・オールではトニック「高速ハッカー」を入手。3軒の歯科があるエリアに行くと,ロビーで「ショットガン」,ペインレス歯科ではトニック「高速ハッカー」,そしてダンディー歯科ではついにプラスミド「テレキネシス」が入手できる。テレキネシスはややコツが要るプラスミドなので,そばにあるボールランチャーを使って,テレキネシスの練習をしておこう。
外科棟に戻ると,案の定ベランダからスプライサーが爆弾を投げつけてくる。これをテレキネシスで引き寄せ,通路を塞ぐ瓦礫に投げつけよう。これで先に進めるはずだ。
通路でトニック「静電気放電」を入手したのち,行きついた先は狂気の美容外科医,ドクター・スタインマンの手術室だ。ここではスタインマン医師の身の毛もよだつイカレっぷりが披露されるが,こんなヤツはさっさと倒してしまおう。スタインマンはこのステージのボスだが,まだ序盤ということもあり,さほど強い敵ではない(むろん普通のスプライサーとは比較にならないが)。先ほど入手したテレキネシスなどを駆使すれば問題なく倒せるはずだ。
スタインマンの死体から緊急脱出口の鍵を入手したら,ロビー方面に戻って緊急脱出口に向かい,次のステージへ進もう。……とこのような感じでゲームは進んでいくのだが,お分かりだろうか? すべきことはアトラスが教えてくれるほか,Mキー(デフォルト。以下同)を押せば確認できる。マップもMキーだ。詰まってしまったらHキーでヒントが見られるが,役に立つかどうかはちょっと微妙かも。ともあれ,マップのあちこちを行ったり来たりして,プラスミドや武器,情報を拾っていくのがバイオショックの基本なのである。というわけで,続いてラプチャーにあるさまざまな設備の使い方を見ていこう。
ラプチャーには多くの装置が設置されている。どれもラプチャーの異常に進歩した科学力を見せつける特殊なものばかりだが,その多くがハッキングによって有利に利用できる。ご利用の際はまずハッキング,をお忘れなく。
ラプチャーを守る高度な自動警備システム。厄介なセキュリティだが,エレクトロ・ボルトを浴びせることで一時的に機能を停止させられるので,停止しているスキにハッキングすれば味方になるのだ。一人ぼっちのジャックにとって頼りになる戦力である。
貴重なADAMはリトル・シスターからしか入手できない。リトル・シスターを捕まえてハーベストするか,それともレスキューするかはもう,完全にプレイヤーの趣味だ。ADAMを一度に大量に入手したければハーベストすればいいし,地上世界の良心を捨てきれない人はレスキューしてあげればいいだろう。ちなみに3人のリトル・シスターをレスキューするたびに,彼女達からステキなプレゼントがもらえる。要するに,助けるからといってゲーム進行が不利になることはないのだ。まぁ,筆者のように幼い娘を持つ親としては,たとえゲームだからといって子供(の姿をしたクリーチャー)の命を刈り取るなんてことはできっこないのだ。ううう。恐ろしいゲームだなあ。
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