ムービー
[G★2006#47]NCsoftの次期主力タイトル「Aion」のプレイムービー
Aionは,NCsoftがG★において大々的にプッシュしているファンタジーMMORPG。今回出展されていたものは,ゲームの内容的には,5月に行われたE3のバージョンから大差がなかった。しかし固有名詞関連はすべて韓国語となっており(E3バージョンは英語だったのだ),来場客に十分なインパクトを与えていたようだ。
本ムービーには,森林の中,スキルを使ってモンスターを倒しながら進む様子が収録されている。これらのスキルは複数をコンボによってつなげることが可能で,その場合は画面下部のスキルアイコンが矢印で示される。「エバークエストII」などと同じシステムで,視覚的に分かりやすい仕組みだ。
スキル入力の受付時間は思ったよりも長く,適当にスキルを繰り出しながら,次につながるものがあるか模索するといったスタイルでも十分にコンボが可能であった。
ムービーの1分30秒前後に,妙に硬直時間の長いスキルを使いつつ,キャラクターを中心に視点がぐるぐる回っているシーンがある。実はこれは,クラス固有の必殺技ともいうべき強力なスキルを使っているところで,視点が回転するのも画面演出の一つである。このような演出は,MMORPGジャンルでは比較的珍しいのではないだろうか。
しばらくモンスターを倒していくと,クエスト遂行時におけるNPCとのやりとりが,インゲームムービーで流れる。Aionはこういった形で,随時ムービーが挿入されるのだが,この部分もかなり手が込んでいる印象。数多くのエモートを繰り出しながらフルボイスでしゃべるので,なんとも見応えがある。
ただ,NCsoftブースで試遊台をプレイしていても,本ムービーを繰り返し見ても,画面演出関連ばかりに目が行ってしまう。ゲームとしての本質的な面は,「リネージュII」からあまり変わっていないようだ。
どんなに美麗なグラフィックスでも,いずれは慣れるもの。そこで,単に綺麗なだけじゃなく,どうやって+αの要素を打ち出していくかも,Aionに限らず,「SUN」や「ZerA:Imperan Intrigue」といった次世代MMORPGの課題ではないだろうか。(ライター:川崎政一郎)
■「Aion: The Tower of Eternity」プレイムービー(72.6MB:2分33秒,MPEG-1)
- 関連タイトル:
The Tower of AION
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