連載
R2 -Reign of Revolution 連載 / 第1回:備えあれば憂いなし,失敗しないための「R2」旅行ガイド
NHN Japanが運営するポータルサイト「ハンゲーム」で,現在オープンβテスト中の「R2 -Reign of Revolution」(以下,R2)は,対人戦に特化したハードコアな仕様がウリのMMORPGだ。フィールドでのPK,PKKなんぞは当たり前。実際のプレイではギルドへの加入がほぼ必須という,かなりのハードコアさにもかかわらず,ここ最近4Gamerの注目タイトルランキングでも常に上位に位置する,要チェックタイトルである。
本作の魅力の中心が対人戦にあるのはもちろんだが,一方でグラフィックスの美麗さも見逃せない。韓国でサービス開始されてからすでに三年が経過しているにも関わらず,最新タイトルと比べてまったく遜色ないグラフィックスには目を見張るものがある。とくに光の効果を使った風景の描写が美しく,セクシーな(あるいはカッコイイ)キャラクターとともに,イチオシの見どころといっていいだろう。
そんなR2の魅力に迫るべく,本作の導入部分と対人戦の基礎,なにより不慣れな旅路で強盗にあって泣かないための,最低限の身の守り方を,これから4回にわたって案内していこう。オススメの観光スポットなんかも紹介していくので,こちらも楽しみにしてほしい。
第一回の今回は,キャラクターの作成と序盤の進め方,そして誰もが最初に降り立つ初心者ゾーン「ギネア島」の見どころを紹介していこう。
それでは早速キャラクターの作成に入ろう。まずオープンβテストで選択できるクラスは,「ナイト」「レンジャー」「エルフ」「アサシン」の四種類。ナイトとアサシンがメレー職(近接攻撃職),レンジャーがいわゆる弓職で,エルフはキャスターという分担になっており,ゲーム中でもおおむねクラスのイメージどおりの役割と思ってよい。それぞれの能力のおおまかな傾向(A〜Cの三段階評価)は,下の表を参考にしてほしい。
攻撃力 | A |
体力 | A |
魔力 | C |
敏捷 | C |
知能 | C |
主なスキル: | |
ハードヒット | クリティカル攻撃 |
パワーブレイク | 短時間の力量増加 |
ペインキラー | 短時間の防御力増加 |
バーサーク | 攻撃速度増加と防御力低下 |
攻撃力 | B |
体力 | C |
魔力 | C |
敏捷 | A |
知能 | C |
主なスキル: | |
エイムドショット | クリティカル攻撃 |
ソニックバリア | 一定時間,敏捷増加 |
グラップショット | 一定時間,移動速度を減少させる |
ブースト | 短時間の攻撃速度増加 |
攻撃力 | B |
体力 | B |
魔力 | A |
敏捷 | C |
知能 | A |
主なスキル: | |
マナゲート | 重量超過でもMP回復 |
シルフウィンド | 周囲の見方の防御力アップ |
ファイアーボルト | 火の攻撃魔法 |
マナシールド | 防御力上昇 |
ストーンスキン | 防御力アップ |
ウェブ | 相手の移動を封じる |
ディスペル | 対象にかけられた魔法を解除 |
攻撃力 | B |
体力 | B |
魔力 | C |
敏捷 | B |
知能 | C |
主なスキル: | |
スキャンパー | 一定時間,移動速度が上昇 |
インビジビリティ | 自身の姿を隠すことができる |
イベイジョン | 短時間の回避力増加 |
ベノム | 相手に毒をかける |
アサシネイション | インビジビリティ状態から大ダメージを与える |
ノックアウトブロウ | 相手を気絶させる |
R2ではフィールドでソロの狩りができないクラスも存在せず,ここでイメージでもってクラスを選んでしまっても,それほど問題ない。問題ないのだが,本作の中心はあくまで対人戦。というわけで,それぞれのクラスでの対人戦での立ち回りについても軽く説明しておこう。
ナイトとアサシンはどちらもメレー攻撃を主体とするクラスだが,レベルアップと装備が整っていくことで,それぞれ別の強さに分化していく。
ナイトはその体力の多さから,攻城戦におけるタンク(壁役)としての役割が求められる。ちなみにR2におけるタンクとは,一般的なMMOでいう,ヘイトコントロールでパーティへの攻撃を一手に引き受けるタンクとは異なり,攻城戦で隊列をなして敵の侵攻を妨げる,まさに壁の役割を意味している。本作はキャラクターをすり抜けて移動することができないシステムになっており,このため城の入口などの要所は,ナイトの集団でとうせんぼをする戦術が非常に有効となる。
壁役といっても攻撃力が低いわけではなく,むしろかなり高い攻撃力を持っているのだが,上記のとおりキャラクターをすり抜けられないので,一人の敵を囲んで近接攻撃できる人数は限られてしまう。対人戦においてはターゲットを定め,できるだけ多くの火力を一箇所に集中する必要があるので,近接職はアタッカーになりえないのだ。
一方,もう一つのメレー職,アサシンは一対一での戦闘での強さに特化している。オープンβテスト開始から1週間ほどしか経っていない現在は,まだ高レベルアサシンが存在しないこともあって,ナイトの亜種的に扱われがちだが,高レベルのアサシンは高い回避力と「インビジビリティ」や「ベノン」といったスキルを駆使し,相手のキャスターやギルドマスターといった,相手ギルドの要人を各個撃破する戦術が期待される。重要なスキルが高レベルに集中しているため,大器晩成型の上級者向けクラスといえるだろう。
ナイトやアサシンには,攻城戦の目標となる「守護塔」あるいは「守護石」の破壊が仕事として用意されている。守護塔への攻撃は近接攻撃しか有効ではないので,敵のナイトの壁を抜いたあとは,ナイトやアサシンで守護塔を攻撃することになる。また最終的に守護塔を破壊できるのはギルドマスターに限られるので,守護塔にたどり着くまでの間,ギルドマスターの護衛をするという任務もある。ちなみに,本作でギルドマスターに就けるのはナイトだけ。我こそはという志のあるプレイヤーは,ナイトを選択しよう。
レンジャーはいわゆる弓職にあたり,弓や銃による遠距離攻撃を得意とするクラスだ。対人戦では当然主力のアタッカー役を期待される。ナイトによる壁の向こう側から,複数のレンジャーの火力を集中し,相手の戦力を削いでいくのが基本だ。
エルフは攻撃魔法からbuff(補助魔法)やdebuff(妨害魔法),CC(クラウドコントロール)といった多様な魔法を操る,総合キャスター職だ。ただし,本作には回復魔法が存在しないため,体力回復だけは各人の持つポーションに依存することになる。
対人戦では主に事前のbuffと,実戦においてはdebuffとCCが求められる。とくに「ウェブ」のようなCCは強力で,相手を逃がさず殺しきるためには必須の戦力だ。
ざざっと各クラスについて説明したが,対人戦以外の通常の狩りでは,どの職業もそれほど差がないのも本作の特徴だろう。エルフだからといって近接攻撃ができないわけではなく,装備を揃えれば普通に戦うこともできる。ギルドマスターになりたい人以外,最初に書いたとおりイメージだけで自由に選んでしまっても問題ないだろう。
本作のキャラクター作成は,このクラスの選択と性別,容姿と名前を決めれば完了となる。ステータスの割り振りなどはないので,さくさくと進めていこう。
キャラクターの作成が完了すると,初心者用のゾーンであるギネア島からゲームはスタートする。
スタート地点のすぐそばには,ゲームのシステムを説明してくれるNPCがいる。NPCの解説はどれも役に立つものばかりなので,飛ばしたりせずにちゃんと読むことをオススメする。話が終わると次のNPCへ案内されるので,次々にNPCを訪ねるうちに,いつの間にかレベルも上がっているはずだ。
ギネア島では,こうしてNPCから次々と出されるクエストをこなしていくだけでレベルも自動的に上がっていく。とくにレベル上げなどもする必要はなく,回復ポーションさえあれば戦って勝てないモンスターもそうそういないはず。
ただし,クエストの途中に立ち寄る「捨てられたエルフの神殿」周辺には,近寄るだけで襲ってくる「ウルフ」が出没するので注意しよう。1対1ならともかく,複数に囲まれると非常にやっかいだ。事前にNPCからモンスター変身の魔法をもらっておくといいだろう。
ギネア島での最終的な目標は,「+3ストレンジャーソード」と「ストレンジャーアーマー」の二つの装備を手に入れることだ。ぶっちゃけこの二つが手に入れば,初心者島からはさっさと脱出し,コルフォート島へ向かって構わない。
コルフォート島へ向かうには,ギネアの船着場にいるクックというNPCに話しかければ転送してくれる。ただし,キャラクターのレベルが11を超えると,自動的にコルフォート島に転送されてしまうので,装備を入手する前にレベルを上げすぎて転送されないように注意しよう(装備が入手できなくとも,コルフォート島のクエストでフォロー可能なので心配することはないが)。
※ギネア島でのクエスト進め方は,公式サイトに「初心者ガイドチュートリアル」が掲載されている(右上のダウンロードボタン)。こちらも参考にするとよいだろう。
|
- 関連タイトル:
R2 -Reunion-
- この記事のURL:
キーワード
Published by NHN Japan Corporation. Copyright (C) NHN Games Corporation. All rights reserved.