イベント
「サドンアタック」の公式大会「SAJCL 2016 2ND STAGE」をレポート。エキシビションマッチでは日本代表が強豪韓国に勝利
延長戦までもつれこんだ決勝を制したのはZearth
「SAJCL(Sudden Attack Japan Champions League)」は,サドンアタックの日本最強クランを決める大会だ。その「2ND STAGE」は2016年3月に予選がスタートし,勝ち抜いたクランが今回の決勝トーナメントに進出している。最終的に「Detre.R」「Nucleus」「WyVerN」「Zearth」(アルファベット順)の4クランが日本一の座を争った。
実況のOooDa氏(写真左)と解説のVader氏(写真右) |
会場には武器やキャラなどが当たる限定リアルガチャも設置された |
大会は波乱の展開となった。前回の「SAJCL 2016 1ST STAGE」で優勝したLythronaxと,同じく準優勝のZieleが共に敗退し,決勝戦はNucleus対Zearthというカードになったのだ。Nucleusは,準決勝で優勝候補の最右翼と目されていたDetre.Rを撃破。Zearthは2次予選を全勝で突破するなど,どちらも脂の乗った仕上がり。Zearth の[2]..Lionel選手とNucleus のNucleus‐Areshii 選手は実の兄弟であり,兄弟対決の行方にも注目が集まった。
第1マップの「第5補給倉庫」は,初戦で[1]..Otome選手が4人抜きを決め,後半戦では5人全員が残った状態で相手を全滅させるなど,冴えたプレイでZearthが勝利。
続く第2マップ「クロスポート」はNucleusが強さを見せ,追いすがるZearthを突き放して6対4というスコアで勝利を掴んでいる。
第3マップ「ドラゴンロード」は名プレイの連発となった。前半戦第4ラウンドでは,Nucleus‐Areshii選手と[2]..Lionel選手の兄弟直接対決が実現している。ラウンド終了直前に爆弾を仕掛けたNucleus‐Areshii選手。撃ち合いでこそ[2]..Lionel選手に敗れたものの,時間を稼いだおかげで爆弾は見事に爆発し,クランに貴重な1ポイントをもたらした。
後半戦第1ラウンドでは,Nucleus‐Areshii選手と[5]..FetaN選手が最後に生き残り,クランマスター同士のスナイパー対決となったが, [5]..FetaN選手が息詰まる戦いを制した。互いに譲らぬ戦いぶりで,スコアは5対5のタイとなり,一発勝負の延長戦に。ここでは攻撃側のZearthがメンバーの損失無しにNucleusを全滅させる猛攻を見せ,見事に優勝を勝ち取った。
日韓エキシビションマッチは,日本代表が強豪Xenics-Stormを破って勝利
日本一となったZearthは,韓国代表「Xenics-Storm」とのエキシビションマッチに挑むことに。Xenics-Stormは「2015-16 Winter Champions League」で優勝するなど,これまでにも華々しい成績を収めており,韓国最強との声も高いクランだ。
第1マップとなるのは第5補給倉庫だ。ここを得意とするZearthは,[4]..AphroD選手がグレネードによるトリプルキルを決めるなど,先ほどの勢いそのままに5本を連取し,6対1というスコアで圧勝した。
続く第2マップの第3補給倉庫は,韓国でも人気となっている戦場。ここではXenics-Stormが韓国最強の名に恥じぬ試合運びを見せた。5本連取の黒星なしで前半を折り返し,先ほどの意趣返しを思わせる6対1で堂々の勝利を飾る。
運命の第3マップはドラゴンロードだ。前半戦,Xenics-Stormは防御側ながらもアグレッシブな戦いを見せるが,Zearthも負けじと牙を剥く。[1]..Otome選手が看板から飛び降りての奇襲でダブルキルを決めれば,[3]..Starplay選手が3対1の劣勢からトリプルキルで敵を全滅させるなど,強豪韓国を相手に一歩も引かぬ戦いぶりを見せる。試合はシーソーゲームの様相を呈したが,6対4というスコアでZearthが勝利し,SAJCL 2016 1ST STAGEのリベンジを果たすと共に,日本に栄冠をもたらした。
サドンアタック2の日本サービスが決定! 気になる点について聞いてみた
大会のラストでは,「サドンアタック2」の日本サービス決定を知らせるショートPVも上映された。ベータテストのスケジュールやサービス開始時期など具体的なアナウンスはないが,ブランドサイトが公開されている。
気になる点について,会場にいた,サドンアタック運用チームのチェ・ヒョンド氏と,プロモーションを担当する坂下智久氏に話を聞いてみた。
――よろしくお願いします。電撃的な日本サービス発表ですが,スケジュールなどは決まっているのでしょうか。
坂下智久氏(以下,坂下氏):
韓国でもオープンβテストが始まっていない状況ですので,日本での具体的なスケジュールについてはまだ申し上げられません。
チェ・ヒョンド氏(以下,チェ氏):
今のところ,韓国では夏にオープンβテストが予定されています。
――ズバリ,サドンアタック2というのはどういった作品なんでしょうか。
坂下氏:
サドンアタック2のキャッチコピーは「The evolution of No.1 FPS」です。単なる続編ではなく,サドンアタックという“ゴール”を越え,その先にあるものを目指していこうという作品なんですね。サドンアタックのいいところをそのままに,特徴である打撃感を強化し,ビジュアルも単に綺麗にするのではなくゲームとして最適な画質を目指すといったものになっています。
チェ氏:
マップの中にはサドンアタックの人気マップを再現したものもありますし,試合形式もほぼ同様ですので,サドンアタックプレイヤーならすぐに慣れていただけると思います。
坂下氏:
もちろん新マップも存在していますので,新たな攻略法を探して頂くのもゲームの楽しみ方になるでしょうね。
先日,韓国でユーザーさんに混じってサドンアタック2のクローズドβテストをプレイしたんですが,感動してしまうレベルで良かったです。すでに日本のユーザーさんも色々と情報を集めておられるとは思いますが,期待して頂いて良い作品になっていると思います。
――サドンアタック2が目標としている部分はどういったところですか。
チェ氏:
韓国の開発チームとも協力し,日本だけでなくアジア各国でもサービスを行い,世界大会なども視野に入れた運営を行っていきたいです。
坂下氏:
沢山のユーザーへe-Sportsに親しんでいただくく機会を提供するうえで,大会というのは重要であると考えています。
――すでに韓国で行われたクローズドβテストではどんな反応がありましたか?
チェ氏:
14万通を越える申し込みがあり,最大同時接続数が3万ほどとなっています。実際にゲームを触れた方からも好評をいただいていますね。
――2のサービスが始まっても,サドンアタックのアップデートは今後も続けられるのでしょうか。
坂下氏:
はい,もちろん続けていきます。
――では,最後にサドンアタックファンに向けてひと言お願いします。
チェ氏:
サドンアタック2は,新作ゲームとして良いものになっているのはもちろん,サドンアタックファンの方にとっても違和感なく遊べます。ゲーム性なども進化していますのでご期待ください。
坂下氏:
サドンアタック2に関しても全力で運営を行い,皆さんの期待を越えるものをお見せしていきたいと思います。
――ありがとうございました。
「サドンアタック」公式サイト
Copyright c 2010 NEXON Co., Ltd. All Rights Reserved.
Copyright c 2007 GameHi Co., Ltd. All Rights Reserved.